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“幼稚園の経営を劇的に変える方法” 12月の記事より

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クリスマスウィークいかがお過ごしでしょうか?
忘年会シーズンでもありますね。昨日は久しぶりに大学時代の
友人メンバーで忘年会でした!!

今日もこれから忘年会・・・もう今年も終わるのですね~

本日は、私の連載シリーズで12月に購読園に配布された記事の内容をご紹介。
今回は、文章的に省きにくいのでほとんどすべてをそのまま掲載しちゃいます!!
少し長いかな・・・

12月の記事タイトルは・・・幼稚園マーケティングの基礎⑩

「幼稚園マーケティングの全体整理」
~園の役割と未来コンセプトの実現に向けて~

子ども達が将来、素晴らしい人財に育っていくための最適な環境を創造し続けること。
それこそ幼稚園が追求する最高の価値であり役割であると考えるべきではないでしょうか。

私が考える幼稚園の未来コンセプトは

「幼稚園から家族園へ」そして「地域の教育総合コミュニティー施設へ」 

となります。

子どもも親も関わるすべての人が成長し、そして地域社会に貢献ができる幼稚園こそ
本質的ニーズを満たす未来型幼稚園の姿ではないでしょうか。

この文章は、第1回の連載で私が書いたものです。覚えていらっしゃいますか??

この役割やコンセプトの実現に向けて、日々の活動を積み上げて成長されていく幼稚園が
たくさんあればあるほど、たくさんの子ども達が成長し、親も成長し、先生も成長し、
そして地域が成長します。それは、日本の成長でもあるのです。

ちょっと大げさかもしれませんが、その一助になれたらという想いで私はコンサルタントを
させてもらっています。今一度、この視点に立ちかえるためにも振り返ってみました。

「幼稚園から家族園」「地域の教育総合コミュニティー施設」に進化していくためには、
子ども達はもちろんですが、地域のたくさんの方々と自園との接点を増やすことが重要
となります。
そして、その人達に以下のような順番で、コミュニケーションを段階的に
進めていく体制ができていると、園と地域との間に絆が築かれていきます。

 

 注目(Attention)⇒関心(Interest)⇒欲求(Desire

⇒記憶(Memory) or 確信(Conviction⇒行動(Action

 

これを、頭文字をとって
AIDMA(アイドマ)の法則」もしくは「AIDCA(アイドカ)の法則」と言います。
対象となる相手(ターゲット)にこちらが望む行動を起こしてもらうまでの心理過程を
整理したものです。幼稚園の場合では以下のようになるでしょう。

 

 ①    あなたの園に注目する

 ②    あなたの園をもっと知りたいと関心を持つ

 ③    あなたの園に入園したい(接点を持ちたい)という欲求を起こす

 ④    あなたの園を更に細かく記憶する(調べる)そして確信する

 ⑤    あなたの園に喜んで納得して入園する(協力する)

 

まず、自園を注目してもらうときに何が必要でしょうか?
最近は、口コミやうわさというものが一番効果的です。
一般的に購入頻度が低くかつ高価なものほど購入者は慎重に吟味をするという特性があります。
幼稚園も同様です。一生に1回しか通わないですし、3年間の保育料を考えれば
慎重になるはずです。
ですから、ママ友やその他の情報提供媒体からの口コミ情報を集めるのに必死なのです。

次に、口コミを通じてあなたの園をもっと知りたいと関心を持った人は、園に問い合わせをしたり、
ホームページをチェックしたりします。例えば、そこで電話対応がおろそかであったり、
印象が悪かったりした時点で、次の欲求へのスイッチが入らず、
次の段階には進んでくれなくなります・・・

 

関心をクリアした園は、欲求に対する受け皿を用意する必要があります。
それが見学会、未就園児教室やイベント、園庭開放などです。
加えて、家族園や地域の教育総合施設コミュニティーを目指す園は、子ども向けのものだけではなく、
学童対応、子育てママ対応、子育てパパ対応、地域の大人、老人向けのプログラムなどを
段階的に力相応でよいので付加していく必要があるのです。


そして、園と直接的な接点を持った人達は、園風(えんふう)を感じ取る段階に入ります。
そこで重要なのが先生達の印象ですね。接点を持った人達の気持ちを次の段階へ導ける
集団づくりをしなければなりません。
コミュニケーションレベルの高い先生達を育成していくのです。
挨拶、立ち居振る舞い、気配りや心配りのレベル、質問に対する回答の内容など・・・

 

そして、園の情報や中身をいろいろ調べて、感じて、確信に至る段階まで進んできたファミリーが
今、皆さんの園の在園児となっているはずです。

この一連の流れの中のどこで自園は他園よりも優れているか、
その逆に劣っているのかを整理してみたらいかがでしょうか。

 

しかし、その前提条件として、注目されていないと何もスタートしないということでもあります。
地域の中で自園が良い口コミを広められているか・・皆さんの園はどうでしょう??

良い口コミを創造するためには、組織全体のレベルアップが不可欠となります。
以前もお伝えしましたが小手先の募集テクニックが通用しにくくなっている今、
良い口コミを創造するベースづくりから園改革を進めなければならないのです。
頑張っていろいろな取り組みはしているけれど結果が出ない園は、そこを見落としているのです。

 

組織内のレベルアップのためには幼稚園マネジメントのノウハウを学ばなければなりません。
マーケティングとマネジメントが両立してこそ、目指す結果がついてくるのです。
そして、組織力がアップすれば、未来型幼稚園に進む準備が整った園となれます
これからは、その内容を具体的にお知らせしていきますのでお楽しみに!!

という記事でした。詳細についてもっと知りたい方は、連載記事をご覧いただければと思います。
(お申込みは少年写真新聞社まで)

http://www.schoolpress.co.jp/

2011年度は、幼稚園マネジメント(最高の組織づくり)を中心に連載していきます。
幼稚園、保育園、こども園がこの先どうなるのか混迷の時代・・・
そんな外圧に惑わされない、本物の組織をつくった園だけが生き残れるでしょうね・・・

そのキーコンセプトは、”変化に前向きな集団づくり”だと考えています!!

”変化なきもの進化なし” これって絶対的なルールですよね!!

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