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“幼稚園の経営を劇的に変える方法” 8月の記事より

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皆さんこんばんは、雑賀です。また暑くなりましたね~
昨日から仕事先が近かったので横須賀の実家に帰っておりました。

今日の午前中は、少し時間があったので高校サッカー部の大切な後輩の
墓参りに行ってきました。23歳の8月23日に彼は壮絶な闘病生活を耐えて、安らかに
亡くなりました。よく一緒に飲んでいた仲間だったし、本当にいい奴だったので
かなりつらかったことを思い起こします。末期のがんでした・・・
だから、命日にはなるべく墓参りに行っております。今回は一日ずれてしまいましたが・・・
いろいろな報告もしてきました。午後からは埼玉での仕事に行ってきました。

本日は、毎月恒例の連載記事紹介です。
8月に購読園に配布された記事の内容をご紹介。

8月の記事タイトルは・・・幼稚園マネジメントの基礎⑧

「採用トレンドと取り組みのポイント②」と「人材教育システム①」
  
    ~相思相愛の関係構築~
 
皆様の園には当然歴史があります。少し、思い浮かべてみましょう。
今まででご自身が育てた素晴らしい先生達や本当に園に貢献してくれた先生達を・・・
何人か名前が思い浮かぶと思います。現役の先生達の中にも何人かいるかもしれません
では、その人達にはどんな共通の特徴や性質があるでしょうか。
実は、これらを整理するところから採用マーケティングがスタートします。
「歴史は未来を見るために必要である」「過去を参考にして未来を創る」
    といったことです。

そして、そのような学生が自園に興味を持ってもらい、
採用の階段を上がってきてくれるように採用システムを設計していくことが大切となります。
個人的には、いろいろな園を見てきた中で以下のような整理をしています。

 ①園の方針やトップの考えと価値観が近い(共感指数が高い)
 ②成長意欲が高い(自発的に自分のモチベーションを作り出せる)
 ③環境適応力がある(組織の風土やカルチャーにうまく馴染むことができる)
 ④自己確立性(自分で考えて行動できるタイプ、まわりに流されない)
 ⑤自己責任性(与えられた仕事に責任を持って挑む姿勢が身についている)

特に、価値観の近似性は重要です。
なぜなら、「価値観は共有できても、強制はできない」からです。
育った環境で培われてきた価値観や性格というものは、なかなか変わらないものです。
まず、上記で整理した特性を持つ学生に園を知ってもらう活動を強化しなければなりません。
そして園との直接的な接点を増やす必要があります。
最近、採用強化をしている園の具体的な取り組み事例としては、

①学生ボランティアの募集(各種行事や日常の保育のサポート、実体験の場を提供)
②インターンシップ制の導入(養成校との交渉による)
③学生向け幼稚園説明会・見学会の定期開催(学生向け専用パンフレット作成など)
④養成校でのプレゼン機会の確保(養成校の授業の一環で園長が講師を担当するなど)
⑤実習生への対応強化(先輩たちのフォロー対応や雰囲気の重要性⇒口コミに)
⑥リクルーター制度(学生への相談対応、質問対応、情報発信を担う)

上記のような取り組みを段階的に強化し、自園の考え方や思いをたくさんの学生に
伝える機会を増やすことで、相思相愛の関係を目指していくことが重要となります。
上記の各種取り組みや園からのメッセージと学生をつなぐ架け橋になるのが
「ホームページ」
ということです。
ですから、ホームページがあればよいということではなく、
これらの取り組みを準備した上で、しっかり学生に届くように情報発信できて初めて
採用システムが強化されることになるのです。
その結果として、“選べる採用”につながり、就職後のミスマッチも防ぐことができるでしょう。

    ~カテゴリー別教育プログラム構築~

相思相愛で、ぜひ入ってほしい人材が就職してくれたからといって、
そこで終わりではないことは以前お伝えしました。
その次のステージは、教育システムの強化となります。
私は、おおまかに5つのカテゴリーに分けて、教育プログラムを構築することを
お薦めしています。

 ①園の理念・ビジョンへの理解と共感
 ②社会人として一流になるための教育(基本から応用まで)
 ③専門知識&教育活動のスキル習得
 ④リーダーシップマネジメント
 ⑤感性や情緒の育成

もっとおおまかに分けると、
「心のあり方の教育」+「それを実現するためのスキルやノウハウの教育」が必要
    であるということです。
園が目指す理想の姿を共有して、それを実現するために日々のどんな心構えや姿勢が
必要かを共有し、それを実現するための具体的なスキルやコツを習得してもらうことで、
すべてが効果的につながっていくのです。

つまり、教育システムは一連のストーリーになっていることが重要であり、
その全体像を吟味しながら組み立てることが必要なのです。
よかれと思ってスポット的に研修を入れても、残念ながら2、3日の効果しかないという事実を
実感している園長先生は多いのではないでしょうか。
より戦略的に先生を育てる仕組みを考える必要があるのです。

園のトップとしては、幼稚園や保育園だけではなく、どこの企業や社会に行っても通用する
レベルの人財を育てるための教育プログラムを構築するべきです。

自分達の職業のステイタスは自分達で高めていくしかないからです。
先生達に、どんな世界や社会に行っても一目おかれるような力を身につけてもらうことを
目指して園の教育システムを強化してほしいと思いますし、
それを目指さなければ園の継続的な進化は難しいでしょう。
次回は、各カテゴリー別教育プログラムのポイントについて解説してきたいと思います。

    という記事でした。

     組織やチームと言えども、分解すれば個の集まりですから、個々の力のベースを高めないと
なかなか組織力やチーム力が上がっていかないですよね。
しかし、最近の経営相談の内容では、組織全体のマインド&モチベーションアップや
意思疎通がうまく図れないというものがすごく増えています・・・

つまり人間同士がうまくつながり合えない状態があらゆる組織で起こっているということです。
そんな嘆きの相談メールが毎晩のように送られてきます。
しかし、昨日のコンサルティング現場で素敵なメッセージをいただきました。

「つらいことや大変なことや試練を乗り越えることで、
その人に
人生の大切なキーが与えられる。
そして、そのキーがないと人生で大切な扉は
一生開けることができないのである!!」
  

つらい時期や大変なことには、必ず意味があると思って頑張ることが大切ですね~
たくさんのキーを持つことができれば、人生の可能性は無限に広がるということですね~
本当に頑張った人は、そのキーを自分の手に入れて次のステージに、どんどん
進んでいけるということですね!! 

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