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思考の整理整頓シリーズ・・・「やる気の法則」と「コントロール感」

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皆さんこんにちは。雑賀です。
今週はコンサルティング先の都合によって2日間も日程が空きまして、
フリーな時間を過ごしております。と言っても仕事はいくらでもあるわけでして・・・
昨日は地元横須賀にて仕事でしたので
今は、実家でブログを書いております。目の前では母親が確定申告を
かなりのアナログ手法で頑張っていますね。(私の実家は商売をしています)
当然パソコンなんて駆使しません・・・電卓&そろばんです。

先日大学時代からの友人と久しぶりに会食をしたのですが、
このブログを残業前の息抜きにチェックしてくれているようで、励みにしているそうで、
ちゃんと書かないといかんな!!と再確認させられました。

ということで本日は思考の整理整頓シリーズにさせてもらいます。

【「やる気の法則」と「コントロール感」】

前職の船井総研時代に「やる気の法則」というものがありました。
数値的に言えば、11.61.6の二乗の法則」とも言われていました。

何も考えずただやっているだけの仕事の効率を1と設定すると
その仕事の意義や目的や背景を理解してから取り組むと、効率は1.6倍になり、
更に、自ら好きで得意な領域の仕事を主体的に計画的に進めているときの効率は
1.6の二乗倍(約2.5倍)になるという法則
です。
そして、それは働く上でのモチベーション(やる気)にも大きく起因しているというのです。


数値的な根拠は多少不明確ではありますが、自分の経験則上でもこの法則のポイント
はよく理解できます。時間は有限であり、多くの人々が仕事や業務をしている以上、
仕事を効率的になるべくスピーディーに進めていきたいと思っている人は多いはずです。

一生懸命、がむしゃら、猛烈に仕事に取り組むのは悪いことではありませんが、
そんなに気合いを入れて頑張っていても、どうも効率が上がらない人も以外と多いものです。

それはこのようなコツを体得しないで時間を過ごしているからでしょうね・・・

昨日、コンサルティング先の幼稚園で、先生達の個別面談をお願いされて対応したのですが、

そこでこの法則を思い起したのです。

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年目の先生との面談時間・・・、

明らかに新人、2年目の面談のときよりも表情が明るく、終始ニコニコのスマイルフェイス!!
1年前の面談では、現状へのストレスや不安や不満などで心身ともに疲弊していたので、
終始涙がポロポロ、というよりも号泣状態・・・

「最近どうですか?」「充実しています!!」
「その理由はなんで?」
「今は自分のやりたい仕事ができているのだから幸せだと思えるのです。」
「そして、先が見越せるようになったので、以前よりだいぶ精神的に余裕があります!!」
とのこと。

なるほど・・・
1年目・2年目ではわからないことがわからなくて、次に何をしてよいのか、 
そして今やっていることが本当にこれでいいのか?? といつも不安だったA先生。
「わからなかったら聞いてね!!」と先輩に言われても、わからないことがわからないから
何を聞いたらよいかもわからない状態だったA先生。
そして思い切って聞いてみたら、「そんなことも知らないの?」と言われて更に落ち込み、
質問することに憶病になっていったA先生。(これって多くの組織でよくある現象)

そんな日々に、自信を失いながら心が疲弊していたのも1年前・・・
そこに耐えながら頑張って成長を実感できたのが3年目。今は仕事の全体像がわかってきて、
今何をして明日、1週間後に向けてどんな準備をすればよいかがわかってきているようです。
そんな時に、今の仕事の意義や目的がようやくつかめてきたようですね。
これこそ「やる気の法則」!!でしょうね。

「やる気の法則」を心理学的側面で捉えると
「コントロール感」という言葉で説明ができます。
つまり、人間は自分でやるべきこと、やりたいことを決めて、自分のコントロール下で
進められているとき、精神的に充実度が高い状態になる傾向が強い
のです。
若い時は、当然そのような実力がないので、外部や上司からの指示に振り回され、
想定外に発生するトラブルや業務依頼に振り回され・・・
自分を自分でコントロールできていない時間を多く抱えているために、心理的マイナス負担が
かかり続けるわけです。A先生の1年目、2年目の状態ですね。

つまり、コントロール感の欠乏時間が多い人ほど、精神的なストレスが蓄積してしまう
ということです。
コントロール感の欠乏時間を「やらされている時間」とも言いますよね
!!
やらされている時間を少なくして、自ら主体的に動いている時間を増やすことが
仕事の効率アップと自分のやる気を維持するためのポイントということです。
皆さんの日々の時間配分はどうなっていますか? コントロール感欠乏状態ではないですか?

自分で決めたり、想定しているスケジュールを他人に邪魔されたり、想定外のことが起こって
それが崩れるとイライラしませんか? 私はすごくイライラしますよ!!
人間は想定内への対応は冷静にできますが、
想定外への対応にはパニックになります。

たくさんの体験や経験や試練を踏まえて、想定内を増やしていくことが
大人に成長していくということかもしれませんね。
でも、年齢的には大人でもいつもパニック状態の人もちらほら・・・
おそらく、自分が焦らないように準備できているか、
準備できていないかの差は大きいでしょう。

だから、個人的には常に想定内で事が進んでいけるように頭の整理をして、
そのための準備や配慮に時間と心を費やすことを重要視しています。
それは自分のためですし・・・職業上、自分が落ち着きがなかったり、焦っていたら相談に
対応できませんからね。

これを船井総研では「悲観的に準備して、楽観的に行動する」という
言葉で教えられましたね。

A先生はコントロール感の欠乏時間の割合が成長とともに減少して、
コントロール感を自分である程度所有しながら仕事ができるようになったので、
充実という言葉が出てきたのでしょう。1日が24時間であることは変わりませんが、
1日の中でコントロール感を持てている時間には人によって大きな差異がありますよね。

自分の好きなことを自分で計画して進めている状態
=コントロール感が高くキープされている状態
であればあらゆることの効率やモチベーションが上がるということでしょうね

「やる気の法則」と「コントロール感」について少し自分なりの意見をお伝えしてみました。

但し、これだけだとちょっとした勘違いと落とし穴につながる恐れもあるので
またどこかのタイミングで更にもうちょっと踏み込んだメッセージを送りたいと思います!!
それでは、皆さんも充実した日々をたくさん増やせるように頑張ってください。 

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