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人を動かす組織を動かすリーダーシップとは?

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今日は、日帰り名古屋出張でした。
昨日、名古屋は雪模様だったのですが、すでに今日はほとんどその面影
はなかったですね~

昨日はインプットデーとして秋葉原にてセミナーを受講してきました。
テーマは・・・

  「 人を動かす組織を動かすリーダーシップ」
~リーダーは如何にあるべきか、何をすべきか~

講師は以下の4名
 第一講座: 小宮コンサルタンツ 代表取締役社長 小宮 一慶 氏
 第二講座: 元海上自衛隊 横須賀地方総監 高嶋 博視 氏
 第三講座: 税理士法人報徳事務所 代表社員 理事長 赤岩 茂 氏
 第四講座: キャノン電子 代表取締役社長 酒巻 久 氏

私への仕事の依頼の中で最近、リーダーシップに関する研修依頼や
幹部&リーダークラスの育成サポートなどの仕事が増えています。

それだけ重要だということでしょうね。

「組織はトップで99%決まる」 
これって本当に現場でコンサルティングをさせていただいて実感することです!!
そんな背景もあって、自分のリーダーシップ論の更なる強化を図るべく参加してきました。

4名講師で、トータル5時間のセミナーだったので、すべてをお伝えできませんが、
簡単に印象に残ったフレーズを少々整理してみましょう。

★リーダーシップとは、「覚悟」を持てるかどうかで決まる!!

★仕事に対する正しい考え方を身につけないと、いくら能力があろうが、熱意があろうが
 かけた時間が無駄になることもある。仕事は掛け算!!
 「人生・仕事の成果」=(考え方) × (熱意) × (能力)・・・BY 稲盛和夫

★お客様第一主義への社員の意識改革といっても、なかなか成功している会社は少ない
 ⇒小さな正しい行動を徹底することから改革はスタートする(カタチから入り意識へ)
 EX)電話は3コール以内にとる、電話にでるときの最初のトークの統一 など

★小さな正しい行動や態度を徹底するためには??
 ⇒「リーダーが率先垂範すること」が一番のキーポイントとなる(指揮官先頭)

ティーチャーとリーダーは違う!!・・・「理屈で人は動かない」
 ⇒リーダーとは実践する人でなくてはならない、そして結果を出さなければ誰もついてこない
 ⇒リーダーは率先垂範するだけでは不十分、メンバーに徹底してやらせなければならない

★「甘さ」と「優しさ」は違う!!
 ⇒「甘さ」とはその場しのぎの対処でしかない(短期的な視点)
 ⇒「優しさ」とは、メンバーの将来を見据えた関わり方ができるかどうか(中長期的視点)
だから、本当の優しさの中には「厳しさ」が含まれていなければならない

★部下やまわりのメンバーに厳しいことが言えるか・・・「リーダーは正しい信念を持て」
 ⇒厳しいことを言うためには「勇気」と「エネルギー」が必要である
 ⇒その「勇気」と「エネルギー」が生まれる根源=「信念を持っているかどうか」
 ⇒正しい信念は、昔から読み継がれてる書物などを読み繰り返すことで見えてくる
それを繰り返すことで”自分のバックボーン”を身につけよう!!
 ⇒「腑に落ちる」(つまり頭ではなくハートで感じとれる)まで学び続けなければならない

リーダーは「教える」ことと「伝える」ことの両方をできなければならない
 ⇒自分が良いと思ったことを、行動に落とし込み、それを継続し続けたときに本物になる
 ⇒自分の中で本物になったことしか伝わらない(人から聞いたことや習ったレベルでは伝わらない)

★楽でない仕事を楽しみながらやるためのコツとは??
 ⇒仕事に対する正しい考え方を持つことである
 ⇒仕事に対する正しい考え方とは・・・「良い仕事に集中すること」である
※”お金を追うな、仕事を追え”
 ⇒売上や利益を追う ×売上や利益がでるくら良い仕事をする ○
 ⇒仕事を金儲けの手段にすると成功はしない(仕事の目的は?ゴールは?)

最高のリーダーとは、その存在すら意識されない(老子)
 ⇒最高のリーダーとは、「考え方を求心力として組織やチームを強くしていける人」である

困難に直面したときの態度でその人の器が評価されている
 ⇒リーダーは、困難な場面であればあるほど「毅然とした態度」が求められる
 ⇒戦場など究極的な状況で、最も信頼できる部下の資質は・・・「誠実さ」

リーダーとは「方向性を示す人」である
 ⇒組織やチームに使命を吹き込むことが重要(世の中でどのように役にたつのか)

★リーダーとして意識するべき4つのポイント
 ①優しさ・・・相手の嫌がることはやらない、常に相手の立場で物事を考えること
 ②健康・・・仕事をして自分のカラダを壊すことは愚かなこと
 ⇒自分のペースで仕事をすること(誰よりも速いスピード、ペースで動くべし)
 ③中庸・・・幅広い知識や情報を身につけること(それがないと正しい判断はできない)
 ④温故知新・・・古いものの中に未来へのヒントが隠されている
 ⇒現在と過去から未来を予測することが大切

決断の小出しは成功しない
 ⇒これだと思ったら、中途半端に進めず、全力で取りかからないと失敗しやすい
 ⇒小出しをしている間に、その他の勢力に一気に追い抜かされる時代である

とまあ、長々と書いてしまいましたが、リーダーシップと言ってもいろいろな要素が
必要であることがよくわかりますよね。
個人的に日本の低迷感の根源は、リーダーシップについてちゃんと体得して実践
できている人材が残念ながら少なくなっていることだと思います。

それは、佐藤さんも今回の講師の小宮さんも語っていたのですが、
戦後の教育内容の変化に大きな要因があるようですね・・・

私が学校の授業としてちゃんとプログラム化したほうがよいと思っているのが

①コミュニケーションスキル ②リーダーシップ論

ではないかな~と思っています。
もちろん国語、算数、理科、社会・・・も重要だと思いますが、それだけできても
社会で生きていくにはちょっと足りないものがあるんじゃないのかな~・・・と
思う今日この頃です。

その上で、今回のリーダーシップというテーマは、もっともっと多くの方が
ちゃんと学んで実践してくれたら、日本が更に良くなっていけると思うんですよね~(+_+) 

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