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採用が大変な時代に・・・運命的な最終面接!!

図2

12月から大学3年生の就職活動がスタートしました。
今の学生は、パソコンやらiPhoneを駆使しながら企業エントリーをしたり、
企業からの情報をタイムリーに入手したり・・・
情報戦争もからんでなんだか大変そうですよね。

自分も今から約10数年前に、就職活動を行う学生だったわけですが・・・
まだぜんぜんそんな感じではなかったように思います。(自分だけかもしれませんが)

最近では、幼稚園の採用がうまく進まない・・・といった相談がすごく増えていますね。
採用というテーマでコンサルティングを依頼されている幼稚園もあるくらいです。
首都圏においては、幼稚園教諭の養成校の学生であっても一般企業や保育園に
就職する学生が増えているという背景があります。そのトレンドも一要因ですね。

それでは、かつて自分が経験した就職活動はどうだったのか??

私は1999年入社組、そして理工学部出身ということもあり、
当時は「コンピューターの2000年問題」なるものがあって、システムエンジニアなどの
採用はかなり多かったように思います。

なんとなくまわりのメンバーの流れに身を任せて、何社かコンピューター系の企業
の採用を受けたのですが・・・そしてすでに数社から内定をもらっていたのですが・・・
どうもパソコンと向き合うのがあまり自分に合わないし、しっくりこないな~なんて
思って就職雑誌を読みあさっていると、”経営コンサルタント”という文字に遭遇!!

経営コンサルタントという言葉を知ったのは、実は自分が中学生の時でした。
ある日テレビを何気なく見ていると、パン屋さんの新規オープンまでを追っかけた
ドキュメント番組をやっていたのです。
そこには、店長や店員とともに、店がオープンするまでいろいろな相談にのったり
アドバイスしたり、プランやアイデアを出したりしながら手伝っている人がいたのです。

そして、店がオープンする日に店の前に並んだお客さんの行列を見て
店長と涙ながらにその人が握手をしているシーン・・・
その時、このような仕事をする人が、経営コンサルタントだと知ったのです。
世の中には、こういう仕事もあって、なかなかおもしろそうだな~というのが
当時中学生だった自分の率直な想いだった気がします。

それから、月日は流れ、就職雑誌に目を通していると、
「若くても頑張れば責任ある仕事ができるコンサルタント会社・・・」みたいなことが
書いてあったので興味が沸いて連絡してみた会社が「船井総合研究所」
実は、それまでそんな会社のことはいっさい知りませんでした(>_<)
なんとか一次、二次をクリアして最終面接の部屋に通されました。
学生8名に対して、面接をするえらい人達が5名くらいだったと思います。
緊張しながら、席についてひととおりの質問に対応して、少しほっとしているとき・・・

目の前になんか見たことあるような気がする人が座っているな~と思っていると
ある日のテレビの映像がフラッシュバックしたのです!!

「あっあの人だ!!」 まさに信じられない偶然? 必然??
そうです、中学の時たまたま見ていたテレビに出ていた経営コンサルタントの人!!

さすがに運命的なものを感じましたね。
「あの人が今、自分の目の前にいる・・・」 当然、そんなこと一切忘れていたんですけどね。

その人こそ、このブログで何回かご紹介した
SYワークス代表の「佐藤芳直さん」なのです。
なんだかすごくないですか?? 一人で興奮状態でしたね。

そんな状態のまま最終面接は佳境に差し掛かります。
一通りの面接が終わろうとしていた時に、担当者の方が
「それでは最後に質問などある人いますか??」と・・・

どうにか8人の中でも目立たないと採用されないと思っていたのでしょう。
焦っていたのか、ラストチャンスと思って自然と手を上げてしまい・・・
当然、「では君!!」とあてられた自分。
しかし、気合いが入り過ぎて、手が勝手に動いただけで、質問なんて考えていない(>_<)
そこで咄嗟に思いつくまま口から出た言葉が

「コンサルタントにとって一番大切なことは何ですか?」

百戦錬磨のトップコンサルタントの方々への質問は、そのまま自分への質問として返され、
(学生レベルでは掌で軽く転がされる感じ)

「君はどう思うの??」

あ~最悪、ピンチの状況・・・ちゃんした回答をしないとまずい。
心の中の焦りを見せないように頑張ってなんとか絞り出した言葉は・・・

やる気情熱だと思います!!」

あ~なんと知的じゃない回答をしてしまったんだろう、ただの精神論じゃん
そんなことを言ってしまった瞬間に反省していると・・・当時の副社長から一言

「その通り!!」 
「経営者の情熱以上に情熱を持たなければできないよ!!」

正直「えっ?」と思いましたね。
あながちマイナスな回答ではなかったんだということ、
そして、正解に近かったんだということでほっと一安心!!

そして、本当の最後に最終兵器として仕込んできた”お手紙”を渡して部屋を後にしたのです。
手紙には簡単に言えば「熱い思い」をしたためたのであります(^◇^)

そして1週間後に連絡をもらい・・・めでたく「内定」となりました。
そして、渡した手紙が返送されてきて、そこには佐藤さんの言葉で「君を待っているよ!!」
と書いてありました。(ご本人は覚えていないでしょうが)

その手紙は今でも大切にとってあります。自分の原点ですからね。
後から聞いた話では、本当か嘘か知りませんが、当時のアプローチ人数が
約4000名で自分のときの採用メンバーは20人程度だったので、よく受かったなと思います。

これが私の就職活動エピソードとなります。
それにしても、運命的な最終面接だったので鮮明に覚えていますね!!

そんなご縁から始まって新卒入社から10年間勤めた「船井総研」 
自分の成長はそこで苦しみながら過ごした月日に凝縮されています。
大変だったけれど、後から振り返ったときに感謝できる時間・・・
それって成長している時間かなと思います。

そして、自分の結婚式では、あの日テレビで見た佐藤さんに主賓としてスピーチ
をしていただきました!!こういうのって大切なご縁ですよね~

そして、あの日に言葉にした 「やる気と情熱」

この言葉も自分としてはすごく大切にしていますし、これからも絶対に
失ってはいけない自分の原点なのだと思います。

学生で今就職活動をしている方々は多いと思いますが、
自分の将来につながるスタートでもあるので、悔いの残らない活動をしてほしいですね!!

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