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当たり前のことを当たり前にできるということ

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鹿児島出張から帰ってきたのですが、移動で疲れてしまったのか
情けないことに、体調を崩して少し寝込んでおりました(>_<)
しかし、いつものように気合いで治して、本日から仕事復帰しております!!

鹿児島のお客様のところに訪問する際にいつも歩く通りにあるケーキ屋さん。
最初はあまり気にならなかったのですが、最近はいつも気になる存在なのです。

それはなぜか??

毎朝、綺麗に掃除が行き届いた店内、店先、店頭の花々には必ず水が巻かれている。
それがいつ通っても同じ光景。たまたまということではないようです。

そして、たまにタイミングが合うと、緊張感のある朝のミーティング風景を見ることができます。
そこで働く人たちにとっては毎朝当たり前のことなのでしょうが・・・
そのケーキ屋さんの存在が、毎朝自分を清々しい気分にしてくれること、
そして仕事やビジネスの原点であったり大切にすべきことを見直すきっかけを与えてくれる
存在になっている
ことは事実なのです。

商売に対する姿勢やスタンスは、現場のそんな光景に具現化されるものです。
だから、そんな光景を見て思うことは、このケーキ屋のケーキはおいしいだろうなということ。
なぜならば、素敵なスタッフとそれをちゃんと良い方向へ導く優秀なリーダーがいるという
ことがその光景を見てわかるからです。
直接そこで働く人と会ったり、話したりしなくても、その人たちがどのレベルを当たり前と
しているかがわかる指標さえあれば、経験則からなんとなく組織のレベルもわかるように
なりましたね。
(もちろんすべてそれでわかるわけではありませんよ)

例えば、5Sという指標があります。一般的には・・・

①整理②整頓③清掃④清潔⑤躾

と説明されていますよね。

私もたまに研修などでお話することはありますが、

「整理」とは、要らないものを捨てること

「整頓」とは、必要なものが、誰でもわかる状態、すぐに見つかる状態にあること

「整頓」の基本は、「定物定置」であると・・・

多くのうまくいかないチームは、整理整頓ができていない状態で、清掃したり清潔にしたり・・・
5Sの基本は「整理整頓」です。その基本ができている状態で掃除をするから効率的であり
スピーディーに対応できるわけです。
そして、それを習慣化するために必要なことがチームメンバーへの「躾」!!

物に思い入れや愛着心があると思いきって捨てることが難しい・・・という人も多いのかも
しれませんが、そんなときはある一定のルールを決めるといいでしょう。
例えば、1年間で1回も使わなかったものは捨てる対象にするとか。
あとは、第三者にその判断を委ねるとか。

だいだい作業効率が悪いチームの要因の一つは、「物を探している時間が多いこと」
それは、「定物定置」が徹底されていないということですよね。
誰かが使ったら、もとあった場所に戻しておかないから、その次の人が困る・・・
そして、それが毎日のように繰り返される・・・当然、仕事の質も下がっていくでしょう。
「躾」が徹底されていないからですよね。

そんな仕事の基本、つまり、当たり前であるべきことを当たり前にできているところは
実際にはそんなに多くない
ことは、現場でコンサル活動をしながら実感していることです。

例えば、
「時計の時間が間違っているのに誰も直そうとしない」
「傘立てに要らない傘がたくさん残っていて誰も整理しようとしていない」
「駐車場にゴミが落ちているのに、誰も拾おうとしていない」

そんなことが実際には多くの組織で起こっているのではないでしょうか・・・
つまり、そのチームや組織は「誰かがやるだろう症候群」
侵されているということです。
組織としては健全ではなく少し病気に侵されている状態です。

しかし、人間は怖いもので、そんな病気に侵されている環境に長く関わっていると
自分達が病気であることもわからなくなって、
それが当たり前になってしまうことがある
のです。

もしくは、社会経験がほとんどない新人の方は、
入った組織の状態がその人の標準(スタンダード)になってしまうので、
自分が病気であることもそこにいる限り認識できない
わけですよね~

多くの組織やチームを見てきて感じることは・・・

「当たり前のことを当たり前にできる」

「組織内での当たり前のレベルが高い」

「その当たり前を誰もが徹底・習慣化できている」

そんなところが、勝ち組になっていることが多いということ。

『当たり前ができること、徹底できること、そのレベルを上げていくこと』

そんなことが大切であり、組織が健康であるためには必要条件であると
鹿児島のケーキ屋さんの前を通ると考えされられるのでした!!

上記は組織についての見解でしたが、これは個人にとっても同じことだと思います。
それを、幼稚園などでは「基本的生活習慣」と言って誰もが知っている言葉ではあります。
しかし、それをどのレベルでしつけられているかは、各園で大きな差が生じていることも事実。
その前に、その「基本的生活習慣」を教えるべき先生が自分達で実践できているのか?
う~ん残念なレベル・・・という園に遭遇することもしばしば(+_+)

基本を見つめ直し、当たり前を当たり前に徹底することこそ
組織や人が成長するための「整理整頓」と言えるのかもしれませんね!!

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