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お母さんのための幼稚園選びのポイント!!

 図1

早いもので11月も中旬、今年も残るところ1ヶ月半となりました 
そんな時期は、忘年会の調整作業に四苦八苦している人も多いでしょうね。
毎年のことながら、私もそんな日々で、12月中旬以降は「毎日が忘年会」のような
スケジュールになりつつあります

それはさておき、この時期は、コンサルティング先の幼稚園にご訪問すると、
以下の2つでアドバイスをさせていただく機会が多くなります。

①今年度の園児募集申込結果の整理と分析作業

②来年度に向けた、新卒採用の現状確認 

特に①は、11月1日の願書配布申込スタートでおおよその結果が各園でていますから
この時期にその数値データの整理整頓と分析をすることが重要となります。

もちろん、園児増加に喜んでいる園もあれば、その逆の園もあるわけで・・・
今年度のご報告から、一番園児数アップに成功された園は、
 30名以上の増加!!

幼稚園に追い風がふいていないこの時代に素晴らしい結果ですよね~

しかし、3年前に同じように30名アップのご報告を受けた園は今年どうだったか・・・
園児数は少し減少に転じるようです
というのも、大幅に園児が増えた年の3年後はその学年が卒園していきます。
ですから、園児が大幅に増えた3年後には、それと同等レベルの新入園児数を
確保できなければ単純に総園児数を維持できないという流れが待っている
わけです。

これは園児募集の安定ステージに入る前にどうしても通過しなければならないプロセス
でもあるので、多くの園が体験されていることでしょう。

どんな世界でも、ハイスコアやハイレベルを継続的に維持していくことは難しいものです。
一時的な繁栄のみを評価するのではなく、地道ではあるが確実な進化を継続的に
遂げていくことができるところが生き残っていくのだと思います。

もちろん、幼稚園や保育園のコンサルティング活動をしているので、各園から相談を
受けることはもちろんなのですが、こんな仕事をしていることもあって、
近頃、子どもを持つお母さんになった友人や知人からプライベートで相談を受ける
機会もちょこちょこあります。

「うちの近くの幼稚園で、良いところがあれば教えて!!」
「通わせる園をいくつか検討しているんだけど、何に注意したらいいの?」
 
といった感じですかね(+_+)

さすがに、全国の数百園は実際に足を運んで見ていますが、すべての園を知っているわけ
ではないので、地域をピンポイントで指定されても、ちょっと厳しいですね。
しかし、ある程度のポイントは口頭でアドバイスさせてもらっています。

今日は、ごく簡単にそれらを整理しておこうと思います。

「お母さんのための幼稚園選びチェックポイント!!」

①口コミを参考にするのはよいが、すべてを鵜呑みにするべからず
⇒サイトや地域の保護者などの口コミはある程度参考になります。しかし、それを鵜呑み
 にすることは危険です。
必ず実際に園に見学、訪問して自分のフィルターで感じることが重要。

それではどんなポイントに注意しながら園のポテンシャルをチェックすればよいのか・・・

②組織はトップで99%決まる・・・園長と主任と話してみよう!!
⇒つまり、園長の人柄や印象、幹部・主任クラスの人柄や印象をチェックすることが重要。
 どんな人が園を導いているかで大きくその園が変わるからです。
 少し立ち話などをして、コミュニケーションタイムをとるとなんとなく察知できるでしょう。

③”5Sの徹底レベル”をチェックしよう!!
⇒園のポテンシャルが、カタチとなって現れる部分が5Sのレベル!!
 5Sとは・・・『整理整頓清掃清潔躾』のこと
 基本的には、園庭、教室、トイレ、廊下、玄関(下駄箱)などを見ればわかるでしょう。
 複数園見ればその差は一目瞭然ですしね
 実は、私が特に注意して見ているところは、「職員室」!!
 ここが綺麗に整理整頓されているところは、まずまずでしょうね・・・
 逆にかなり物や資料が散乱しているようなところは、園長や主任が先生達を
 しつけることができてない証拠です
から、①にも関わってくるわけです(>_<)
 あと、経験則からですが、職員室の整理整頓レベルは、その他のいろいろな場所と連動
 しているものです。

④先生達の印象や態度をチェックしよう!!
⇒複数園を見学すればわかることですが、各園に見学した際に一番感じるのは
 先生達の印象や態度に大きな差があるということ!!
 挨拶を笑顔で自然にしてくれる園もあれば、ピンポンを押しているのに
 誰もお迎えに出てこない園もあるものです。
 これらも躾のレベルに起因するわけですが、その点で言えば、電話対応なども
 チェックポイントにしてもいいと思います。後は動きがきびきび感じられるかなど・・・
 これらは、そこで働く先生達の『気配り&気づきのレベル』がわかりやすく
 カタチに出る部分です。
 これが低いということは、子どもたちに対する
「気配り&気づきのレベル」も低いということです。

⑤子どもの姿から、その園に存在する”秩序”を感じとってみよう!!
⇒見学や訪問しているときに、そこはかとなく子どもたちと先生の関係を垣間見れる
 ときがありますが、そこでチェックしてほしいのは、
 『その関係の中に”秩序”が存在しているか!!』
 例えば、子どもたちが自然と挨拶できているか、もちろん先生とは当たり前ですが、
 自分が訪問しているときに、自然と子どもが挨拶をしてくれるのか・・・
 もう1点わかりやすいところは、下駄箱の靴がちゃんと綺麗に並べられているか?
 これも、園の秩序が見える部分でしょうね。
 これらは『基本的生活習慣の習熟レベル』のチェックです。

 そして、先生の指示に対して、子どもがちゃんとリアクションできているか?
 をチェックしましょう。
 
 先生がいくら注意しても言うことを聞かなかったり全然話を聞く態度をとることがなかったり、
 そんなシーンが多い園は、先生と子どもの間に秩序が存在していない園です。
 つまり教育環境としてはうまく機能していない証拠がそこにカタチとなって出ています。
 先生と子どもの関係の中に秩序がない中で、いくら素晴らしい教具や教材があっても
 それらはあまり機能しないからです!!

これらがすべてではないですが、ある程度のチェックポイントにはなると思います。
そして、最後に夫婦で『自分達の教育方針とのマッチング』を重視しながら
園を選んだらよいのではないでしょうか。

幼稚園のコンサルタントとしての見解に戻ってお伝えすると
上記の③④⑤のチェックポイントでわかるのは、
『園長や主任がどれだけ先生達を躾けられているか!!』
そのレベル差をチェックするということです。
これが、「組織はトップで99%決まる」という所以なのだと思っています。

園の運営者の方々、そしてこれから大切なお子様をどこの園に入れようかと悩むであろう
保護者の方々に少しでも参考になればと思って整理してみました!!

明日は、以下の特別講演会開催日!!

11月開催【特別ゲスト講演会案内ボード】②

参加者の皆さんに満足していただけるように、企画コーディネーターとしての
役割に徹して頑張りたいと思います。
参加者の皆さま、道中気をつけてお越しくださいませ。

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