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オリンピックから感じること・・・絶対軸と相対軸のバランス!!

kasai

早いもので、先日開幕したソチオリンピックも今週で終わってしまいます。
日本選手たちの活躍やメダル獲得シーンが毎日放映されていますが・・・

メダルを獲得した選手や期待されたが獲得できなかった選手の様子を
見ていて感じることは、それぞれの価値観やスタイルが見え隠れしておもしろいなということ

残念ながらメダルが取れなかった高梨沙羅選手のインタビュー!!
涙を必死にこらえながら、
『普段お世話になっている方々への感謝の気持ちを伝える場所として、この
 オリンピックを位置づけていた、そしてそれが良い結果につながらず
 申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・この結果は、自分の力不足です・・・』

そんなコメントをしていたと思いますが、
17歳にしてなんと成熟した大人のコメントなのでしょう。
悔しくて悔しくて泣きじゃくってしまうのが普通の17歳だと思うのです。
決して余計ないいわけをしない彼女なりの美学みたいなものを感じます。
彼女の普段のインタビューも何回か聞いたことはありますが、必ず彼女がいつも使うフレーズが
”感謝”というフレーズ!! 
育った環境が素晴らしいのでしょうね~

日本人メダル獲得の口火を切った、スノーボードの平野選手、平岡選手は、
はしゃぐこともなく至ってクールリアクションで淡々とインタビューに答えていました。
しかし、そんな中で内に秘めた闘志みたいなものは人一倍持っているのかもな~
なんて、個人的には二人の様子を見ていると思うのでした・・・
ホットハートでクールリアクションは個人的には嫌いなスタイルではありません!!
ちゃんと結果は残しているわけですし・・・

そして、レジェンド葛西選手は、銀メダルを獲得した喜びと金メダルには届かなかった
悔しさの共存の中で、めちゃくちゃ爽やかにナチュラルにインタビューに答えていました。
すごく爽やかに表彰台でガッツポーズを決めたシーンはかっこいいですよね!!
団体戦では金メダルを獲得してほしいものです。

フィギュアスケートの羽生選手は、フリースタイルの演技内容に関しては、完璧とは
いかず、そこに個人的な課題を見出しながらの金メダル獲得という反省コメント。
更に高みを目指すという通過点として、今回の結果を冷静に受け止めていました。
金メダル獲得という世界一の称号に浮かれていない19歳・・・

ノルディック複合の渡部選手もかなり接戦での残念な銀メダルでしたが、
レース後には、満足度のある爽やかな表情が印象に残っています。
ラージヒルでも活躍を期待しています。

そんな選手たちの様子を見ていると、

『絶対軸と相対軸のバランスが大切』
なのかなと思います。

絶対軸というのは、
昨日の自分と比べて今日の自分の成長、
自分の決めた目標やゴールに対して、どこまで達成、追求できたかという軸

相対軸というのは、
対戦相手や自分以外の選手と比べた自分のポジション、対戦結果、競争結果
相手と比較することで自分の伸びしろを把握し、追求するという軸

それを両方大切にしながら積み上げて行くことが良い成績や結果をもたらすポイント
と思うのです。これはスポーツだけではなくあらゆることに共通でしょう。

絶対軸だけでは、ただの自己満足で終わる場合もある・・・
相対軸だけでは、自分の本質やあるべき目標を見失うこともある・・・

そのために、必要なことは、『競争原理』ではないでしょうか。
少なくとも、相手に負けて悔しいと思わないようでは、成長できないと思うのです。
現に、競争原理が働いていない環境では、人も組織もレベルアップしていかないという
事実は明確ですよね~(どの業界とは言いませんが・・・)

成熟した人間は、負けたくないという気持ちを内に秘めながら、
自分よりもレベルが高い相手をちゃんとリスペクトして、いつか追い越そうと
日々密かに努力をするわけです。
ですから、絶対に自分よりも成績上位者に対して、軽蔑するような言動はしません。

それを個人的には、『謙虚な負けず嫌い』と表現しています!!
こういう人間が伸び率が高いと思うのです。

しかし、成熟度の低い人間は、自分より優秀な選手や人間を見ると、
どこか、自分より劣っている部分を見つけて、そこをつつくような姑息でちっぽけな
抵抗をしようとしちゃうのです。それこそかっこわるいと思いますね。

絶対軸で自分の満足度の高い成績や結果を残し、それが結果的に相対軸でも
満足度の高いものに到達していれば最高ですよね。
それこそが、良い意味での”本当の自己満足”だと思うのです。
しかし、それはかなり完璧に事が進んだり、運を味方につけるという部分も
ないと実現できないものなのかもしれません。

だから、金メダルを取っても満足いかないことがトップアスリートにはあるのでしょうし、
上村愛子選手のように何度挑戦してもメダルに届きませんでしたが、最後は納得の笑顔
で終われる選手もいるのでしょう。

それほど、絶対軸にも相対軸にもシビアでストイックな姿勢で真摯に向き合いながら
生きてきた選手や人間は、表面的な結果がどうであれ、

最終的には、自分の中での”人生の勝利者”になれるのだろうなと・・・
オリンピックの感動シーンを見ながら思うのでした

『絶対軸と相対軸のバランス』は大切にしたいものです

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