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責任&主体性・自由度マトリックス ~責任と自由の関係~

20140725

いや~毎日暑いですね~
我が家のひまわりも元気に咲いてくれています

なぜかこのタイミングで、寝室のエアコンが故障・・・
ということで、昨日から親子3人でリビングで寝ています

先週は出張などで移動が多かったのですが、電車に乗っているときに少々暇だったので
研修で何を話そうかな~なんていろいろ考えていて、ちょっと思いついたので
自分の頭の中を整理整頓したマトリックスをご紹介しま~す!!その名も・・・

『責任&主体性・自由度マトリックス』

責任&主体性・自由度マトリックス

社会人として基本的に求められる成長ステージにおいて、
連動して考えるべき要素は?

①責任のレベル

②主体性や自由度のレベル

この2つの要素について、上記のマトリックスに整理してみました。

社会人デビュー1年目、いわゆる新人の頃は・・・
「責任をとれるだけの力や器がないわけですから、
当然自由度は低いものである。」

(責任をとる立場にある人達から、いろいろと指導、叱咤激励をされるのが当たり前
というのが、図の左下のポジションということになります。

そして、
キャリアアップしていくに連れて、社会や組織の中で求められる
責任と主体性・自由度のレベル』
が上記のように右上がりで変化していくのが正しいステップアップの姿!!

中堅⇒小ユニットのリーダー⇒中ユニットのリーダー⇒チーム・部門マネージャー⇒トップ
とキャリアステージが高まっていく中で、

A:責任のレベルが段階的に上がっていく

B:自由度はアップするが、主体的に仕事を進める力が段階的に求められるようになる

マトリックスで見るとわかるように、このAとBは連動しているということ。

つまり、リーダークラスになり権限委譲され自由度が上がっていくということは、
その分責任感と主体性を強く求められているということ!!

個人的には、このような考え方は当たり前だと思っているのですが、皆さんはいかがでしょうか。

社会人や組織の一員として、このような常識や当たり前の概念をちゃんと理解して働き、
今のポジションで求めれる責任と主体性のバランス調整力がある人間
は、それなりに優秀だな~と感じます。
そういうレベルの高い人間は、そのポジションで果たすべき
『報告・連絡・相談』、つまりホウレンソウが的確にできる人が多いですね。

コンサルティングの現場で、よく20代前半くらいの若い方々に話すことは、

「あなたが、すべての責任をとれるならばホウレンソウをしなくてもいいけれど、
とれないのであれば、自分より責任のレベルが高い人、つまり上司やトップに
にホウレンソウするのがあなたの責任である!!」

しかし、そんなことお伝えしても、現実には、
ちゃんとホウレンソウが的確にできない人が多いという相談も多いもの・・・

最近少々感じるのは、上記マトリックスの右下のポジションにいる新人や若手。

「責任をとれる力も器もないのに、自分のやりたいようにやりたがる(自由度を求める)」

私はこのような人達を、『勘違い新人&若手』と表現しています。

★責任をとれるだけの実力と器を身につけてやっと自由というものは手に入る!!

★責任をとれないのに、自己主張が強すぎるのはただのわがままである!!

そう思いませんか??少なくとも私はそう思っています。
自由を手に入れたければ、実力をつけるしかない・・・それが個人的には当たり前のこと。

そして、キャリアアップして責任が求められるポジションになっているのですが、
上記の左上のポジションにいるリーダークラスの人間・・・

「権限委譲され、主体的に行動することが求められるのに、自分では何も決めらない

私はこのような人達を、『期待はずれリーダー』と表現しています。

★自由度が欲しければ、高いレベルの責任を背負う必要がある

★組織の幹部やリーダーは、トップの右腕として主体的に正しく仕事を進める力が求められる
 
少なくとも、責任逃れの指示待ちリーダーでは組織やチームは機能しません!!

『期待はずれリーダー』と『勘違い新人&若手』が多く存在している
組織やチームは、組織としてはちょっと病気の状態でしょうね~。

もちろん、そんな症状の組織から多くの相談を受けることが多いものです。

皆さんが所属している組織やチームは大丈夫ですか?
『期待はずれリーダー』&『勘違い新人&若手』は存在していませんか?
思い当たる方が多いのかもしれませんね~・・・

そして、そんな組織は上記のようなマトリックスの概念は世の中の常識だから
いちいち教えなくてもわかっているだろう~というトップの勘違いが、
その病気の一要因だったりします。

組織の病気とは一要因だけで発生しているわけではなく、いくつかの複合的な要因が
絡み合った結果として症状に出るものです。

特効薬というものはなかなかありませんが、
少なくとも、負の因子を減少させることが治療の1つですよね。
「割れ窓理論」や「腐ったミカン理論」などでも言われていることですし・・・

あらためて・・・

社会人として仕事をしていく中で、一般的な生活の中でさえも、
今置かれている自分の立場を正しく理解することが大切だと言うことです。

それは、今の自分に求められている、必要とされている
責任と主体性・自由度のバランスについて考えることとも言えるでしょう。

少なくとも、勘違いや期待はずれの人間にならないように、自己チェックする上で、
『責任&主体性・自由度マトリックス』が参考になれば幸いです。

それでは、7月もあと少しですが、暑さに負けず頑張りましょう

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