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志学舎サマー特別研修会② in 新潟

20140809

昨日の続きです!!
そういえば、日本酒はもちろんなのですが、
夜食で用意してもらったゴマ塩のおむすびも最高に美味しかったですよ
さすが、魚沼産コシヒカリ

さて、今回のサマー特別研修会のゲスト講師の一人は・・・

『海洋冒険家 白石 康次郎 氏』

このブログにも何度か登場してもらっていますが、志学舎のメンバーの
中にも白石さんのファンが多くいます!! もちろん私も大ファンの一人

世界に誇れる日本人の一人 
明るい人柄、たくましさ、自然体、スケールの大きさ・・・まさに男が憧れる男でしょうね。
白石さんにお会いすると、いつも元気をもらえるし、小さなことでいらいらしている
自分のちっぽけさが情けなくなるんですよね~

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今回、なぜ研修先に”八海山”が選ばれたのか??
それは白石さんの影響が大きいといえます。
ポロシャツの右胸には「八海山」のロゴマークが見えるでしょうか?
八海山は白石康次郎さんのスポンサー企業なんです!!

今回は約1時間の講義となり、ご本人は「今日はメモなんてとる話ではないよ~」
なんておっしゃっていましたが、私はたくさんメモをとってしまいました
その中の印象的なメッセージを少し整理しておきます。

【スポンサー企業である「八海山」との出会い】
 あなたには、この人のためなら死ねるという人が存在するか?
 自分にはそんな人達がたくさん存在している、それが八海山というスポンサーであり
 自分が本当に困ったときに助けてくれた人のことは一生忘れることはない!!
 ⇒本当に死ぬほど困ったことがある人間しか、そんなことは思えないものである!!

【今の子ども達、そして親を見て思うこと・・・】
 ・『何もかもを与えられること地獄』にいる子ども達
⇒何もかもを与えられることによって、今の子ども達には感動とドラマが不足している

 ・昔の若者は、未来にワクワク期待していた⇔今の若者は未来が不安でしょうがない

 ・”若年寄り”が急増中!!
⇒親にフィルターをかけられることによって、自由な発想が生みだされない環境
 
 ・子どもは、ちょっと生意気くらいでちょうどよい
⇒生意気だと起こる現象が”失敗”であり、子どもが失敗したときに、大切なことに
 気付かせることが大人の役割
であり、そこでポリシーの伝達をするチャンスである
⇒それが『大人の器』というものだ

 ・本当に困れば自ずと感謝する
⇒感謝やありがたさというのは言葉で教えるものではなく、その感覚を実体験させないと
 理解することはできない

 ・厳しいだけでは救われない
⇒厳しさの中に優しさがある(それは母性の成せる技なり)

 ・親の勝手な「心配」がやがて「恐れ」になっていく
⇒父親、母親の恐れを子どもに植え付ける繰り返しを見ていると
 「私はあなたのことを信用してませんよ」と言い続けているように思えてならない
 白石家での親子喧嘩なんて存在しなかった。
 それは、「自分で決めなさい」「人のせいにするな」という言葉しか言われなかったから
 成績が悪くても、特に怒られることもなかった

 ・『愛情とは信頼である』
⇒子どもが親にとって都合の良い状態の時しか褒められないのであれば
 当然、自己肯定感なんて育つはずがない!!  
 
 ・子育てを成功させるコツ=『夫婦円満』
子どもを幸せにしたければ、自分が幸せでなければならない
 挨拶ができない人間が挨拶は教えられないのと一緒
⇒最後に絶対助けてくれる人がいると思っている子どもは、何でもチャレンジしようとする
 しかし、そうでない子どもは、チャレンジすることから逃げるクセがついてしまう

 ・意識の次元で行動が変わる
⇒だからこそ、子ども達には広い世界や違う世界があることをたくさん学ばせることが大切
⇒自身が全国各地でやっている海洋塾などの自然教育は、自然が相手なので
 ”すべて自分の思うようにはならない”ということを学んでもらうことにメリットがある

 今回の講義も、個人的とても共感できる内容であり、自分に子どもが産まれたということ
 もあって、一人の親の立場としてすごく勉強になりました!!

 そして、二日目のゲスト講師は・・・

『新潟江戸しぐさ研究会 代表 柴田 光榮 氏』

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皆さん「江戸しぐさ」というものをご存じですか?

江戸の商人達が、安泰で商売繁盛をするために行った人間関係の知恵と工夫で
行動を伴った精神性の高い生活哲学
だそうです。
私も今回初めて知ったのですが、その研究をされており、あらゆる人材育成の場で
ご活躍されている柴田先生の講義でした!!

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こちらも印象的なメッセージを少し整理しておきます。

【江戸しぐさの目的】
 ①約束を守る
 ②結界をわきまえる(自分の立場、力量、器量をわきまえる)
 ③見てわかることは言わない
 ④違う意見を尊重する
 ⑤人のしぐさを見て決めよ

【江戸の子育て論 「養育往来」 小川 保磨】
 第一条: 子育ての失敗は親の責任
 第二条: 先ずは親の姿勢を正すべし
 第三条: 愛情をはき違えるな
 第四条: 早く善悪を教え、悪を厳しく戒めよ
 第五条: 苦労させ、わがままを許すな
 第六条: 礼儀作法をしっかり教えよ
 第七条: 友人や遊びを吟味せよ
 第八条: 教師と親が心を一つにせよ
 第九条: 学問の目的を見誤るな
 第十条: 子育ては試行錯誤の連続(誠の心で向き合え)

その他にも、柴田先生の著書である「江戸しぐさ入門」の中にある
あらゆる江戸しぐさに対する解説をしてくれました。
「有難うしぐさ」や「喧嘩しぐさ」など

それらは、非情にシンプルでわかりやすいものであり、今の世の中で
ちょっと忘れられている気遣いやモノの考え方
でしたね。

この二日間は、「志学舎」のメンバーとともに日本酒づくり、ブランド育成に
対する取り組み姿勢の学び、そして教育にたずさわる人間として、
お二人のゲスト講師からあらためて原点を見つめ直す有意義な学びの
時間をいただきました。

勉強仲間をつくり、そこに自分が存在していられるように日々切磋琢磨すること!!
それって大人になればなるほど、そして、子ども達に素敵な大人の姿を見せ続けて
いく上でもすごく大切なことだと思いますね~

皆さんもたまには、大人の研修旅行などを企画してみてはいかがでしょうか 

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