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トップの仕事は、チームを勝たせてあげること!!

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昨日は、いつもお世話になっている
パール幼稚園の発表会『UTABUTAI』
を見学させていただきました。
この”UTABUTAI”の発表会スタイルをスタートしてから11年目になるそうです

大ホールに集まる数百人の観客の前で、子ども達がオーケストラの生演奏
に合わせて躍動します!!
そんな、”UTABUTAI”の演出や雰囲気や子どもの姿を見て
学ぶために、刺激を受けるために全国各地からたくさんの園長や
現場のリーダークラスの先生が足を運ばれています。

やはり『百聞は一見にしかず』でしょうね

おそらく自分は11回は見学できていませんが、8回以上は見させてもらって
いると思います。 
冒頭の、野村良司園長の挨拶にもあったように、人は、最初にスタートした
ときよりも、何回も繰り返していると、ワクワク感や緊張感は良い意味でも
悪い意味でも自然と減退していってしまうものですよね。

私はそれを、以前の上司から『感動は経験の2乗に反比例する』という
言葉で教わりました。
つまり、初めて何かを観たときにすごく感動したことでも、それが2回目になると
初回の感動レベルの4分の1になってしまうということですね。

だから、毎年感動を与える発表会をし続けるためには、マンネリ化の打破を常に
意識して、改善とチャレンジを続けなければなりませんよね~

今回、子ども達が誇らしげに歌う姿を観ながら・・・ふとこんなことを考えていました

トップの仕事とは何か?

『チームを勝たせてあげること』 

園長にとっては、先生達を勝たせてあげる、そして子ども達を勝たせあげること!!
勝つとは何か?

①一生懸命何かを頑張る姿は、とてもかっこいい

②一生懸命何かを頑張る姿は、たくさんの人に感動を与える

③仲間と協力して何かを成し遂げることは、一人で成し遂げるよりも達成感が倍増する

④困難であればあるほど、それを乗り越えたときに多くの喜びや感動を体感できる

そんなことを実感できたら勝ち組なんだと思うのです。
単純な勝負ごとでの勝ち負けとはちょっと違う話をしています。

例えば、園の発表会や行事が終わったときに、先生達や子ども達が上記のようなことを
実感できているか否か??先生達や子ども達の心に何が刻まれたのか・・・

個人的に思うのは、①~④のようなことが心にちゃんと刻まれている人は、その感覚を
人生のあらゆる場面でマイルストーンにしながら、自分が更に成長できる道筋を選択できる
人になると思うのです。

そして、そういう人は、人に自分のマイルストーンを伝達できるリーダーになっていく
と思うのです。つまり、人生に勝ち組に近づいていけると思うのです。

そんな①~④のようなマイルストーンは、できれば早い段階で心に刻まれるきっかけが
あったほうがいいですよね。そんなきっかけがなくいつの間にか年をとっていってしまう人・・・
その逆に、発表会でそんなことがなんとなく心に刻まれる3歳~5歳の子ども達。

発表会や行事を通じて、心を育てるというのはそういうものだと思います。
そんな心につなげてあげること、そして何かを一生懸命頑張り、それが相手にちゃんと伝われば
称賛されたり、拍手されたり・・・
発表会が終了した時に、そんな心地よさを先生と子ども達が同じ空間で
感じ合える場面を創り出すこと。それが
「勝たせてあげること」だと思ったのです。

昨日のチームは、完全に勝っていたと思います!!
そして、トップの更なる仕事は、先生と子ども達に
 「勝ちグセ」をつけさせることだとも思います!!
勝ち続けるためのコツを、あらゆる場面や状況設定を通じて、どのように心に刻ませようか??
そんなことを常に考えているトップこそ、私には魅力的に感じますね~

そして、先生達については、
子ども一人ひとりを主人公にしてあげられたか?』
それが求められることでしょう。
それぞれ配役や役柄が違うにせよ、そのポジションでの役割を果たすために
一生懸命取り組ませることで、一人ひとりの心に主人公的瞬間を提供できることが
できたのだろうか??

”主人公的瞬間”をその子が感じられたら、
その子の心に頑張ってよかったという心地よさと自信が芽生えるのだと思います。
そこに想いを馳せながら、練習から本番までをどう積み上げてきたか・・・
その時間をハイレベルにしていくことがプロの仕事なのでしょう!!

野村園長が少しお話していましたが、先日の弊社セミナーにも参加してくれたT先生、
常に冷静でつらい顔もせず頑張る先生であり、人前で涙を見せることなどないらしい
のですが、昨日の演目が終わったとき・・・舞台そでで号泣に嗚咽状態だったらしいですね。

それこそ、その先生に勝たせてあげた証拠でしょうし、
そのT先生も自分で勝利を手にした瞬間だったのでしょうね
そして、そのT先生の一生懸命が子ども達に伝わって、子ども達も勝利を手に入れました

やはり、自分の仕事を通じて、こんな感じで泣ける人は、いい仕事をしているな~
思います。それだけプレッシャーの中で悩みながらやってきた証拠ですし、
それだけ心の振れ幅があったということです。

『心の振れ幅が大きく揺れ動いたときに、人は成長する』 と思います。

逆にいつも安全地帯にいて、無難に仕事をこなし、そしてチャレンジすることを避けている
人は、心の振れ幅が大きくなることはなく、ほとんど心が動かない人・・・
そんな時間を過ごしている人は、残念ながら成長するチャンスを自ら放棄している人 
だと思いますね~ 

先生達や子ども達に成長してもらうために、心の振れ幅が大きく揺れ動くような環境を
用意してあげること、そして、倒れそうなときにはしっかり支えてあげること!!
それは園長のとても重要な役割だと思いました!!

昨日は、パール幼稚園の”UTABUTAI”を見学しながら、
そんなことを頭の中で考えていたので、ブログを通じて整理整頓してみました。

我が家はこれから久しぶりのファミリーランチに出かけます
皆さんも素敵な週末をお過ごしください

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