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平成27年 春の指導者研修会 in 大手町

春の指導者研修会【20150323】

東京も開花宣言!!
今週末がお花見のベストタイミングになるのでしょうか??

昨日は、株式会社登龍館主催の『春の指導者研修会』にて
講師をさせていただきました。

大手町の研修会場に、全国から約50名の先生達が集まっていましたね。
4月から社会人デビューする先生達が半分、キャリアがある先生達が半分という構成。

講師陣は・・・

第一講座:野口芳宏先生(植草学園大学名誉教授)
第二講座:雑賀竜一(株式会社クロスライフパートナーズ)
第三講座:阿賀野栄子先生(登龍館・国語力才能開発研究会 指導部長)
第四講座:岡村徳重先生(のぞみ幼稚園園長)

10時~16時半までの長丁場の研修会です。

野口先生は、このブログでもたくさん登場していただいていますね~。
いつお会いしても謙虚で明るくて、勉強熱心で本当に尊敬できる方です
岡村園長は、登龍館主催の勉強会「尊徳塾」にて、1年半くらい前に園見学会がありました。
その時の様子はこちらをクリック↓
『第4回 「尊徳塾」 ~幼稚園・保育園 若手経営者勉強会~』

講義の中から簡単に記憶に残ったフレーズ&メッセージをご紹介します。

【野口芳宏先生の講義より】

 ・言葉は最高最上の文化である
自然の対義語=”文化”であり、自然は神が創り、文化は人間が創ってきたもの。
⇒言葉使いは心使い
⇒価値ある言葉を音読して、子ども達が自然と身につけて行くことが大切

 ・教育とはそのままにしないこと(向上的変容の保障)

 ・子ども達の”基準感覚”の形成のために!!
⇒森信三先生の教え(何を大切にするか)・・・【①挨拶 ②返事 ③履物揃え】
⇒心を変えることよりもカタチ(行動)から直し、その行動ができたら褒めること!!
その繰り返しで子ども達は”基準感覚”を身につけていく

 ・教育は”受容”がないと成立しない
⇒読み書きで大切なのは読字力(字が書けることよりも、読めることのほうが大切)
 【ポイント=①早くから ②何回も繰り返す

 ◎『人がこの世を去り行く時、手に入れた物は全て失い、与えた物だけが残る』
⇒教育者は”与える専門家”である

 ◎『好きか嫌いかは自分が決める 
 良いか悪いかは社会が決める
 正しいか正しくないかは歴史が決める』

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【岡村徳重園長の講義より】

 ①言葉を考える(我々は日本の豊かな言語環境を引き継いでいく役割がある)
子ども達の語彙力を広げるコミュニケーションに配慮しましょう
 (正しく丁寧な言葉の選択)
・文化によって語彙の幅は異なる
 ex)日本語で氷は1つの表現しかないが、エスキモーの世界では3種類の表現がある
 日本語における季節感や色彩を表わす言葉はたくさん存在している
・漢字のほうが子どもにとっては意味を覚えやすい(表意文字)

 ②働き方・生き方について
・社会人と学生の違い・・・「社会人は人に与えられる人になれる」
与えられれば、与えられる・・・「働くとは人のために働き、人の役に立つこと」
 ex)エルトゥールル号の遭難
(日本がトルコ人を助け、その100年後にトルコ人が日本人を助けた事例)
・私たちは、自分達の経験や知識を次代に引き継いでいく役割がある
・私たちの仕事は、子ども達の未来に影響を与えられる素晴らしい仕事である
・今の自分があるのは・・・
 ①過去の思考の結果②園長先生が採用を決めてくれたから
 ⇒だから、今の環境が当たり前と思わず、”感謝心”を持って働くことが大切
夢・目標を持って、あきらめないことが、夢を実現するために一番大切なこと
 ⇒偉大なことを成し遂げた多くの人は、挫折や批難を乗り越えて、
 あきらめずにやり続けた人である

 ③日本人としての誇り
世界から賞賛されている日本と日本人としての自覚と責任を持つ
 ⇒3.11の震災のときに、暴動も起きず、配給の際の列を作って並ぶ日本人の姿を 
見た、世界中の人が、日本の素晴らしさに感動をした

私はいつもこの広い世界のどこかに、一ヶ所ぐらいはこのように尊い国が
なくてはならないと考えてきた。
なぜならば、世界は進むだけ進んでその間幾度も戦争を繰り返してきたが、
最後には闘争に疲れる時が来るだろう。
このとき人類は必ず真の平和を求めて世界の盟主を挙げなければならない
時が来るに違いない。

その世界の盟主こそは武力や金の力ではなく、あらゆる国の歴史を超越した、
世界で最も古くかつ尊い家柄でなくてはならない。
世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。
それはアジアの高峰日本に立ち戻らねばならない。
我々は神に感謝する。神が我々人類に日本という国を作って置いてくれたことである。


 アインシュタイン
 アインシュタイン

私は、『素敵な先生になるための心構え』というタイトルで
講演させていただきました。
野口先生、岡村園長、私の話す内容で、事前打ち合わせをしてはいませんが、
なぜか全員が共通してお伝えしたことは・・・

 『相手に何かを与えなければ、自分には返ってこない!!』

ということ、特に4月から社会人デビューする方にとっては、生まれてから学生生活までの
期間は、ご両親を含めて、まわりにいる人達に支えられ、いろいろなモノやコトを
与えられて生きてきた時間が多かったはずです。

社会人になるということは、その受けてきた恩恵を、少しずつでもいいから 
その人たちに返していくためのスタート地点に立つということではないでしょうか。

そして、私が思うのは、本当の親孝行や恩返しとは物質的なものや金銭的なもので
返すということよりも、その本人が社会で立派な仕事をする、一人前、一流になって
人の役にたつ、そしてまわりから賞賛、信頼、尊敬される人財に成長していく・・・
そういうことが、一番の親孝行&恩返しだと思うのです。

その結果として、「あなたを育てたご両親は素晴らしい方々なのでしょうね・・・」
と言われることが、最上級の親孝行だと私は思っています。

自分も子どもが生まれて10ヶ月・・・
数十年後にそんな親孝行をしてくれるように、正しく大切に一生懸命子育てを
していきたいですね。
そして、我が子にも日本人としての誇りや素晴らしさを引き継いで
いかないといけないな~と、昨日の研修を聞きながら思っていました。
そんなこと書いてしまうとなんだか少々プレッシャーですが・・・

この時期は、若い人達にメッセージを送るチャンスをたくさんいただけるので、
そんなことも、社会人のちょっと先輩として伝えていきたいなと思います。  

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