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同じステージでもがくよりもワンステージ上で勝負するために!!

201510151

先ほど、鹿児島に到着しました。
明日からの認定こども園のコンサルティングに備えて前日入りです。 
久しぶりの鹿児島ですね~ 半年ぶりくらいでしょうか・・・

コンサルティングの訪問タームについて質問されることがありますが、
ひと月に1回のところもありますし、隔月のところもありますし、年間数回と決めている
ところもありますし、必要な時にスポットで対応するところもありますし、
そのスタイルは様々ですね。
基本的にはお客様と相談しながら、コンサルティングテーマや内容のボリューム、
予算などを考慮に入れながら、臨機応変にサポートさせていただいております。

20151015  201510152

明日訪問する園では、現在こんな光景が・・・
新しい挑戦への基礎工事がスタートしました。

園の敷地内に、以下の機能を備えた施設を新しく開発します

★子育て支援プログラム提供スペース
★体験プログラム提供スペース
★パン工房
★カフェ
★ピザ窯
★レンキモッキ(フィンランドで父親が子どものために作る小屋のこと)
 などなど

幼稚園の経営コンサルタントとして、未来への生き残り戦略を考えていくと
『既存の競争ステージから一歩先のステージへの進化は?』となるわけで、
そのカタチの一つがこういうステージに進んでいくことだと考えて
プロデュースさせてもらっています。

地方では特に、少子化・過疎化の中で幼稚園の運営存続競争は激しいわけで、
そこで次のステージを自分達で作ってしまうという、
いわば幼稚園版”ブルーオーシャン戦略”

今までの、幼児とその保護者だけの特別な場所からのステージアップとは、
地域の高齢者、学生、その他たくさんの人達が、より良いカタチで繋がりあえる場所への
ステージアップでしょう。

私はこれを著書で
『地域の教育総合コミュニティー施設』と表現しています。

中にいると当たり前すぎてわからなくなってしまう方も多いかもしれませんが、
幼稚園の最大の強みは、『そこに子ども達がいること』です。

大人同士だとなんだかうまく繋がれないことも、そこに子ども達がいることで
繋がりあえる可能性が大きくなるからです。
子ども達の未来を考えることで、”今自分達が頑張らないと”と思える大人が増えるからです。

保護者と園はそこに子どもがいることで、協力し合える、学び合える
おじいちゃん、おばあちゃんは、そこにいる子どもと触れ合うことで元気になれる
学生たちは、幼児と触れ合う中でお兄ちゃんやお姉ちゃん、リーダーとしての自覚が芽生える

そこには「皆が笑顔で声を出しながら挨拶し合う」というルールがあって・・・
皆が優しい温かい心地よい気分になれる場所になる。

そこに子ども達がいるからこそ、このような環境が実現できると思うのです。
そんな場所で地域のいろいろな方々と触れ合い、大切にされる子ども達は
本当に幸せだと思うのです。

そんなイメージを持ちながら新しいステージへの挑戦をサポートしています。

体験プログラム提供スペースには、

子ども達にたくさんの体験を通じて学び成長してほしいという思いが込められている
のはもちろんですが、家族でピザを作って、それを皆が食べるというシーンも創造
したいですし、大人の体験学習プログラムも用意することで、地域の新たなつながりを
提供したいという思いが込められています。
楽しい体験、新しい体験を通じて、家族の絆、地域の絆を育めたらいいなと

もちろん、これらの構想はそれなりの諸条件が整っていないとできないわけですが、
この園では、施設内でほとんど活用されていないけっこう広い土地があったという
ことが大きいですね。そして最も大きい条件は、園長(トップ)がそのステージアップ
の方向に大きな可能性を感じてワクワクしているということです

私はトップや幹部が未来への期待や可能性を感じない限り、いくら良いプランでも
進めるべきではないと思っています。
たぶんうまくいかないからです

今まではほとんど価値のなかったそのスペースを、上記のようなステージに向かう
中心スペースに転換してく・・・
今までのステージでの競争で苦労するのではなく、新しいステージに向かう挑戦で
苦労していくほうが、その苦労はポジティブではないでしょうか。

どんなことをしても、苦労はつきものですからね。
未来にワクワクしながら苦労しているのは、ある意味楽しい苦労ですよね

但し、ブルーオーシャン戦略の落とし穴と言いましょうか・・・
私が現場のコンサルティング経験を通じて感じていることは、
既存の競争ステージで標準、平均以上の結果や業績を出せる基礎体力をつけた
組織に育てておかないと、新しいステージに行っても、結局は成功しない、
良い結果につながらない
ということです

今のステージである程度勝負できる力をつけない限り、
ワンステージ上も開けないし、もしそのステージに立てたとしても戦えないと思うのです。

それは、今のところではうまくいかないから、とりあえずステージを替えて
やってみよう・・・という逃げ道を探した結果のとりあえずの居場所になっているということ。
そういう考え方では、自分やその組織が成功する居場所はずっと見つからないでしょう。

逃げ道として、都合よく”ブルーオーシャン戦略”だから・・・とかっこつけるのは
一番かっこ悪い結果を導くことになるでしょう。

どんな世界でも『基礎体力』をつけておくことが肝心ですよね。
基本や基礎ができていない人は、効率的な進化(応用)ができないわけです。

そして、これも経験を通じて、強く思うことなのですが、
どんな業界であろうが、新しい挑戦やステージアップを仕掛けようとするとき
一番のキーファクターになるのが『人財力』

結局、最終的に勝負を分けているのは『人』なんですよね~

だから、個人的には、今までもこれからも、”人の探究”をしていきたいな
と思っています。それが、コンサルタントとしてのすごく大事な『基礎体力』
になると考えていますし、自分の人生や仕事にも活かせますしね

今日は鹿児島の地にて、今自分が考えている競争原理について整理してみました。
それでは明日から2日間、新しい挑戦のサポートをしてきます。

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