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園児募集申込開始日に思うこと ~生き残るための改革~

20151101

早いもので今日から11月がスタート・・・
今日は、全国のあらゆる幼稚園にて来年度から幼稚園に入園する
子ども達の入園受付スタートの日でもあります。

幼稚園の経営者である理事長や園長にとっては1年に1回の審判が下る日
ちょっと大げさかもしれませんが・・・

こういう日だからこそ、ちょっと数値データをリサーチしてみたのですが、

現在の最新データ(学校基本調査2015年8月時点)では、

全国の幼稚園数
=11,676園(公立4321園 私立7306園)

5年推移でみると、2010年の幼稚園数が13,392園ですから、5年で1716園減少。
10年推移でみると、2005年の幼稚園数が13,949園ですから、10年で2273園減少。
 
幼稚園数がピークを迎えた年は、1985年の15,220園ですから、
ピーク時の30年前から現在までに約3,500園も減少してきています。

最近は新制度がスタートして幼保連携型認定こども園という運営スタイルを
採用した園もあるため、一概に数値データだけでは、ピュアな数値ではありませんが、
業界の成長期は過ぎてしまい、厳しい状態であることは明確だと思います

ちなみに、現在全国で約1950園が幼保連携型認定こども園というスタイルで
新しい運営をスタートしています。

都道府県で見るとダントツに多いのが、大阪府で約260園
しかし、お隣の京都府は、3園という実態・・・
各地方行政によって、前向き度、後向き度の大きな差があることが数字を見ると
よくわかります。

そんな混沌とした幼稚園業界・・・
これからも、少子化、保育園への流出傾向の悪影響はしばらく続いていきますから、
いわゆる”淘汰の時代”は同じように続くことになります

本日、いろいろなところから情報が入ってきておりますが、
満員御礼、定員オーバーでお断りしなければならない園もありますし、
逆に昨年よりも何十名も園児数が減る結果になっている園もあります

そんな中で生き残るために自園の運営をどうやって改革していくのか?
不安や悩みを抱えている方から、この時期は相談が増えるのも事実・・・

各園が抱えている物的環境、人的環境、歴史、地域特性はすべて異なるので
その背景に合わせて、適切な改革をしていくことが必要となります。

幼稚園の経営コンサルタントとして、どんなポイントを意識しながら
改革サポートをしているかといいますと・・・

①トップが本気になって改革するマインドの醸成

②先生達が育つマネジメント体制の強化(採用・育成の仕組み・評価の仕組み等)

③園の現場リーダー育成サポート(素敵な先輩、憧れの上司づくり)

④園児募集シナリオの更なる進化への検討と具体的取り組み強化

⑤園内コミュニケーション&カルチャーの改革

⑥園の伝達力・広報力の強化

おおまかには上記のようなポイントごとに、各園の現状ポジションを把握して
それぞれ複合的にレベルアップしていくためのコンサルティングとなります。

どれか1つだけよくても、総合的なバランスがとれていない園では結果が
でませんし、たまたま園児募集結果がよかった年があっても長続きはしにくいです。
そのたまたまは、地域の開発が自園の周辺であった数年に過ぎない・・・

上記のようなポイントを段階的にレベルアップしていくと、その園は・・・

園にマッチした人を引き寄せる力が増幅していくことになる。
その結果として園のファンだという人を増やすことができるようになる。
その結果として、園児募集への好影響、採用への好影響が実現する

と考えてもらうとわかりやすいのではないでしょうか。

つまり、何をお伝えしたいかというと
園児募集結果をだしたいからといって、園児募集の施策だけ強化しても、
効果はでにくい
ということですね

もちろんあらゆる部分で完璧な園はどこにも存在せず、
必ず伸びしろはどんな園にもありますね

そして、自分達の伸びしろはどこにあるのかを明確にわかっているトップ(園長)
は、以外と少ないもの事実。中にいるとなんだか視野が狭くなって
俯瞰的に自園を見ることを忘れがちになってしまうんですよね~

逆に言えば、自分達のポジションを明確に把握して、次の改革や伸びしろを
明確にすることができれば、後はそこに向かって突っ走ればいいということです。

上記のポイントのレベルは各園で大きく差があるわけですが、
それは、自分が全国のたくさんの園を見てきたらこそわかるのかもしれませんね。

そんな視点で見てきたコンサルタントとして、あらゆるポイントでトップレベルの
クオリティーを保持している園が、11月21日のセミナーのゲストとお招きする

パール幼稚園(東京都大田区)

のぞみ幼稚園(東京都足立区)

です。だから、セミナーの講師をお願いしたわけです。

年間100園が閉園しているこの幼稚園業界で、

常に入園申込が殺到する秘密
生き残るためのヒント
自園が今後どういう改革を進めるべきかのヒント、
トップとしての資質は何が大切か・・・

そんなことを総合的に学ぶことができる、内容の濃いセミナーとなります。

パール幼稚園のブログにてアナウンスしていただきました。
記事はこちらをクリック⇒ファンが生まれる幼稚園

ぜひ、ご興味ある方のご参加をお待ちしております。
(残席もまだあります)

今年もあと2ヶ月となりました。よい締めくくりができるように11月も頑張りましょう

~セミナー開催情報 現在申込受付中~★★★★★★★★★★★★★★★

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VUC(2015年度)案内原稿

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 当セミナー特別講師の西 剛志さんの紹介記事は以下URLをクリック
 『自己実現の専門家』
 http://mbp-kanagawa.com/trdesign/  

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