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突破口を明確にする ~実態は以外と把握できていない??~

20160222

昨日は、大阪にて保育園の職員研修の仕事でした。
来年度から社会人デビューする方、転勤してくる方、そして現在働いている
パート職員の方々約20名が対象です。

最初は理事長の講義、そして私の講義、その後は”異業種から学ぶ”
というテーマでDVD観賞をしてグループディスカッション

トータル約5時間程度の長時間の研修でしたが、雰囲気もよくて
実りの多い研修になったのではないでしょうか。

『異から学ぶ』

これは個人的にも大切にしていることですね
私、雑賀竜一は、幼稚園や保育園をメインにコンサルティングサポートを
行っていますが、そこに特化しすぎてもよくないと思っているので、
一般企業やその他業種のコンサルティングやアドバイザーなどもさせてもらっています。
個人の方に対するアドバイスやコーチングも希望をいただいた方には対応させて
もらっています。

今日は、一般企業に対するアドバイザーとしての仕事でした。

基本的に、コンサルタントとしては業績アップのアドバイスをすることが
メインとなりますが、今日の概要は・・・

★各種商品・サービスの価格(プライス)の妥当性や適正価格の検討

★利益構造の現状把握

★部門別利益率・個人別利益率の実態把握と評価指標の抽出

特に、今日アドバイスしたのは、利益や売上について全体で把握しているだけではなく
部門別・個人別に把握できる指標を明確化しないと実態は見えているようで見えてない
と思いますよ
ということ。

そこで、課題となっている部門について、損益分岐点となる指標について検討。
損益分岐となる指標は、いろいろな視点で考えることができます。

業種特性によって一番わかりやすい指標を検討していけばいいと思いますが、
今日の会社の場合は、会員制のビジネス展開がメインなので、
課題としている部門については、
『会員数○○名』という数値が損益分岐の分かれ道
ということが明確化されました

そして、担当者個別の実態を明確にしたところ・・・
その部門については、かなりの赤字体質であることが明確になったわけです。

つまり、この部門が全体の収益性を悪化させており、他の部門の収益分で
なんとか黒字を維持しているという現状がわかったのです。

まあ、そんな難しい整理整頓ではないのですが、いざこうやって明確化してみると
社長や幹部のメンバーも含めて、驚いていましたね~
でも、こういう風景はよくあることで、会社の実態を把握しているようで、なんとなく
把握しているだけの人達が多いということでしょう。

個人的には、全体だけではなく、部門別、個人別の収益性をできるだけ明確に
するための指標を作りだすことを重視してコンサルティングを行っています。

より細かく整理することで、まずは実態を誰が見ても聞いても
わかりやすくすることが自分の仕事でもあります。

そうすることで、各人や部門のパフォーマンス評価はしやすくなりますし、
業績アップのための”打ち手”もわかりやすくなりますし、その結果として
担当者のモチベーションも上がる効果があるでしょう。

つまり、『突破口を明確にする』ための実態の分析や整理整頓を
できると、業績がアップする確率はグンと高まるはずです。

逆に言えば、それができていないから、次にやるべき効果的な施策が
見えてこない・・・でもなんとなく頑張っている・・・業績が思うほど上がらない
そんな悪循環にはまっている人や組織が多いかもしれませんね~

今日は、実態を把握するための最適な指標を明確にして”見える化”したところ
部門に対する赤字体質が明確になったのですが、社長や幹部メンバーの気持ちは
逆に前向きになってくれたように感じました。

『人は突破口が見えれば、逆境でも前向きになれる!!』

そんな状況を作りだすのが、コンサルタントの大切な仕事だと思っています。
おそらく、これからこの会社の業績はアップしていくことでしょうね

『全体から部門へそして個人へ』

より細かい指標を”見える化”できるかが、業績アップの1つの重要ポイントでしょうね。

今日は、一般企業のサポート事例ということで書いてみました~ 

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