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”もがける人”と”もがけない人”の末路

20160330

年度末で繁忙期に振り回されている人も多い時期でしょうか。
そんな私もなんだか最近は忙しくなってしまって、ブログアップが
あまりできていない・・・・

まあ、単なる言い訳をしているだけです 
今日は最近感じていることを自分なりに整理しておきたいと思って
ブログを書いています。

たくさんの人たちと仕事を通じて時間を共有してきました。
そして、一流や結果を出し続けている人などに接したり、
そんな人をクローズアップしたテレビなどは興味あるので自然と観てしまいます

   そんな積み重ねの中で最近強く感じていることは・・・

一流と呼ばれる人間になるまで登りつめた人、まわりの人からの信頼や評価を
高め続けている人の1つの共通資質は何か??

『目の前で起きている問題や現実に対して、
人の何倍も”もがける力”を持っていること

先日、「プロフェッショナル仕事の流儀」をテレビで見ていたのですが、
「ALWAYS 三丁目の夕日」「龍馬伝」「海猿」など、映画やドラマなどの話題作を
次々に手がけている、作曲家の佐藤直紀さんの特集でした。

クライアントからのオーダーに対して、1つの答えを出していく音楽製作現場
のシーンが何度も出てきたのですが、その現場での姿は・・・

映像を数百回繰り返し見続けるシーンの連続
映像の中に、作り手の伝えたい意図やイメージをくみ取り、
どんな音楽がふさわしいかを必死に考えて、1つの答えをもがきながら
探し続けるシーン・・・製作現場の真実を見れて、自分にとってはとても刺激的でした

一流と言われる人は、結果やアウトプットだけを見てしまうと、
簡単に質の高い仕事をやってのけているように思えてしまいますが、
人にはわからない裏側で、地道な苦労を積み上げていることが
そのレベルの人たちに共通する真実なのでしょう。

「あがいて、あがいて、あがき抜く」

そんなプロセスから、素晴らしい音楽が生み出されているわけですよね。

そして佐藤直紀さんが発したこんな言葉が印象に残りました・・・

「個性は出そうと思って出るものではない。
とことんあがき続ける中でにじみ出てくるものが、個性になるのではないか。」

う~ん、すこぶる共感できます 

何かの問題に直面したとき、そこから逃げずに・・・

★考え抜くことができる人

★もがける、あがける人

そんな人こそ、まわりからの信頼や評価を高め続けていける人なのかなと思います。

個性、個性という言葉が一人歩きしているように感じてしまうのですが、
信頼や評価の伴わない”個性”ではあまり意味がないですよね
ただの自己満足ではむなしいと思いませんか??

佐藤さんの言葉にあるように・・・

「もがいて、あがいて、にじみ出てくる、自分らしさのようなもの」

それこそ、価値ある個性であり、本物の個性ではないでしょうか。

逆に、何かの問題や壁に直面したときに、現実と向き合わず、もがこうともせず、
すぐにあきらめてしまう人に出会うこともあります。
では、その差はどんな資質から発生しているのでしょうか??

個人的には、以下のような資質の差が影響しているのではないかと考えています。

★自分を信じる力(自己肯定感、セルフエスティーム)

★自責思考(自己責任)

★理想を思い描く力&追い求める力(こだわり力、美学)

自分の力を人一倍信じることが大切だとわかっているからもがくのでしょう・・・
仕事に対して、責任感が人一倍強いからもがくのでしょう・・・
自分やクライアントの理想に近づくことに人一倍こだわりたいからもがくのでしょう・・・

何かにもがけない人、もがこうともしない人は、上記の逆になるわけですよね

★自分の力を信じるほど自信がない

★誰かがやってくれるだろう症候群

★理想や目的やねらいのない日々の積み重ね

この思考と行動基準の差が、日々の行動や言動の差になっているはずです。
そして、その積み重ねが人生の差となるわけですよね

もがこうとしない日々が実は、自分の自信を失っていく日々の連続になる・・・
私はそう思います。

もがいて、もがいて、苦労をして何かをアウトプットしたときに、
ほめられたり、認められたり、評価されたりする中で、
自分の自信というものは積みあがっていくものではないでしょうか。

だから、個人的に何かの問題や壁に直面して”もがいている人”は応援したくなりますし、
そんな状況の中で”もがこうともしない人”は応援しようとは思えませんね~

コンサルタントという仕事は、そんな、もがいている人の相談に乗り、
一緒になってもがいて、あがいて、考え抜いて問題解決していく仕事でもあります。
あらためて、そんな仕事をさせてもらえている、現状に感謝したいと思えました。

『もがける人ともがけない人の末路・・・』

それは、人生という長い時間の中で、大きな差となって現実化するでしょうね。
教育の現場にいることもあり、子どもたちには、何かに直面したときに、

『前向きに、自分を信じて一生懸命”もがける人”』

そんな人になってほしいなと思います

今日は久しぶりに時間を少々かけて、最近思うことを整理してみました。
共感してくれる方がいるとうれしいです。 

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