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合同研修会!! 素晴らしい学び合いと語り合いの場

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先週の金曜日から土曜日の2日間をかけて
3つの幼稚園の先生たち、幼稚園に講師を派遣している空手教室のスタッフたち
が集まって学び合う、

     合同研修会が開催されました

昨年からスタートしたこの研修企画
今回の参加者は総勢50名、金曜日の午後から会場となる幼稚園のホール
に集合して研修がスタートしました

私は、1日目のグループディスカッションと2日目のプレゼンテーションの
コーディネーターとしての役割を担当させてもらいました。

開会式では、園長先生たちがなぜこの研修を企画したのか、
そして、どのようなスタンスでこの研修に挑んでほしいのかという説明がありました。

今回は、特別にゲスト講師をお招きして、講演会からスタート

今回の特別講師は・・・『野口芳宏先生』

このブログでも何度かご紹介しておりますが、私が尊敬する師の一人でもあります

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こちらが野口先生の最新刊
80歳にして、全国をまわりながら、いろいろな方にメッセージを伝え続ける
その姿には、いつも感心させられますし、エネルギーをもらえます

今回の野口先生の講演テーマは、

      『生き様を語る』

自分がメモをしたメッセージを簡単に整理しておきますね。

★自身が大切にしている3つの信念
 ①与えられた世界でベストに生きる
 ②頼まれたら断わらない
 ③結果幸福論

★不運と不幸は違う
 ・不運な出来事が人を幸福にすることがある
不運とどう向き合うか、どう受けとめるかは本人次第

★貧しきものは幸いなり
 ・経験と体験の積み重ねがその人の自信につながる
 ・当時は、食べ物に対する好き嫌いが許されなかったから今は何を食べても
美味しいと思えるし、感謝ができる(⇒だから幸せである)

★幸福とは感謝の中にしかない
 ・不平と不満と批判の中に幸福は生まれない

★欲をうまくコントロールすることが大切
 ・”欲”がうまくコントロールできないと、人間はつまずく

★因果と因縁
 ・結果には必ず原因があり、そこに影響を与えているのが、縁である

★伸びる人と伸びない人の違い
 ・成長するために一番必要なことは・・・『受容性』
⇒受け入れると人は伸びる
 ・伸びる人と伸びない人の違いは・・・『素直さ』
⇒心のコップを常に上向きにしておくことが大切
 ・人の意見を素直に受け入れて、自分の現在の否定や破壊をできると成長する

★成長するために必要なこと
 ①良き師(先生・師匠)を持つこと
 ②良き友を持つこと
 ③良き書物を読むこと

上記のようなメッセージをご自身の生き様や具体的エピソードを交えながら
語っていただきました。

その後は、グループディスカッションタイムへ突入

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1チーム4名から5名編成で10チームに分かれてもらいました

今回の編成ポイントは、各園の先生ができる限りバラバラになること、
そして若手からベテランまで、そのチーム内で縦の関係を成立させること。

今回のテーマは、

『自分を語る』 ~語れる人になろう~

私のほうで、”自分を語る”ためのテーマを以下のように設定させてもらいました。

【自分を語る①】 自己開示とターニングポイント

【自分を語る②】 体験と意味づけ

【自分を語る③】 師と学び

上記について、一人ひとりが自分の思いや経験や信念を
語り合うわけですが、簡潔に言ってしまえば・・・

自分の生い立ちと、その中で、自分の今につながった
ターニングポイントを語れる人になろう。

野口先生から教えていただいた智慧の3段階の最上位である
修慧(しゅうえ=身をもって体を通して体得した智慧)を語れる人になろう。

自分の師(尊敬する人、憧れの人=生き方や働き方のモデル像)を持ち、
その人から学んだ自分が大切にしていることを語れる人になろう。

ちなみに、自分のターニングポイントの事例として、以下のブログ記事を
読ませてもらいました。

詳細はこちらをクリック⇒「誰の中にも、偉大な可能性がある」

日常の会話の中で、今回のテーマの内容を相手に話す機会はあまりないでしょう。
しかし、この3つのテーマを自分の頭の中で整理して、人に語ることで、
あらためて、自分が誰にどんな影響を受けてきたか、
今までどんな貴重な体験をしてきたのかを再確認してほしかったのです。

『今があるのは、過去があるから。
 だからこそ、未来をより良くするためには、今を大切にしなければならない。』

そんな1つの気づきにつながってくれたらいいなと思って企画してみました。

それぞれ語り合いながら、仲良くなった段階で、翌日のプレゼンテーション準備。

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テーマは・・・『私たちの役割と目指すべき姿』
~大人として、先生(教諭)としての役割~


どのような子どもたちを育てたいか?(育てる必要があるのか?)
それは何故か?


それを実現するためには、私たちはどうあるべきなのか?
 私たちの目指すべき姿は?

上記について、各チームで意見を取りまとめ、プレゼンシート(模造紙)
に概要を書いて1日目は終了となりました。

幼稚園から、近くの宿泊施設に移動して、食事&お風呂タイム。
部屋も基本的には、ディスカッションチームでの宿泊となりますので、
夜は夜で、それぞれの情報交換タイムになったことでしょう。

翌朝は、朝食の後、前回から恒例の『ウォークラリー』
自然を満喫して、自然から学んで、チームワークを更に高める
そんなねらいが込められていると思います。

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天気が良くて暑かったので、けっこう体力を消耗した先生もちらほら・・・

その後は、気持ちを切り替えて、プレゼンテーションタイムへ。

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    10チームそれぞれの主張や考え方、プレゼンスキルなどを皆で
共有する時間となりました。

同じテーマでも、切り口が違ったり、プレゼン手法が違ったり・・・
各チームを比較することで学びが増えるわけです。
こういう部分も合同研修会の良さですよね~

全体を巻き込むような
素晴らしいプレゼンを披露してくれたチームもありましたね

そして、最後に私が総括としてお伝えしたことは・・・

【子どもたちにとって私たち大人や先生が目指すべき姿とは】

①子どもたちのターニングポイントをつくってあげること

②子どもたちに新しい体験やチャレンジをたくさん提供すること

③自らが子どもたちの師になること(憧れになること)

つまり、前日に語ってもらったテーマそのもの・・・
上記で紹介したブログ記事にもあるように、小学3年生のときに
自分のターニングポイントをつくってくれたのは、紛れもない自分の父親です

事件が起こった翌日に父親が家の庭にゴールを作ってくれたから・・・

毎日練習して、それが結果につながり
自分の可能性を信じるきっかけとなり、それが困難に耐える力になり
社会人として成長するための基盤ができていったのだと思います。

ターニングポイントがあるかないかで人生は変わります。

体験を通じて学んだ知識や知恵は、人を動かす力となります。

この世の中で、最も効率的な勉強法は”師を持つこと”です。

だから、それを子どもたちに提供していくことが私が目指すべき姿
ではないでしょうか

そう思っている人間なので、各園の先生方への総括メッセージ
とさせていただきました。そして・・・

「学ぶことも大切であるが、最も大切なのは、
学んだことを実践できる人間になることである。」

そんなことを最後にお伝えしました。

そして、合同研修会の最後は、楽しいBBQタイムへ

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    BBQも仲間と協力して、チームワークを高める機会ですから、
一応、研修プログラムに1つとなります。
まあ、一番大切なのは楽しく美味しく・・・それでいいと思いますが

前回のときも思ったことですが、

成長するために、良い刺激を与えあえる仲間を見つけていくことが
組織でも個人でも重要だと思うのです。

そして、その刺激を自分の成長や飛躍へのエネルギーとして取り入れる器を
各人が持っていれば、そこから更なる成長エネルギーが発生していくのでしょう

つまり、園長として先生を育てていきたいと思ったら・・・

①あらゆる刺激を成長エネルギーに転換できる器や姿勢を育ててあげること
②質の高い刺激やインプットができる環境を提供してあげること

この2つはとても重要だと言うことですよね。

なんだか長くなってしまいましたが、本当に素晴らしい合同研修会になったと
思います。企画&準備等でいろいろと動かれた方々、そして、参加された約50名の
先生方、お疲れ様でした。

プレゼンしただけで終わらないように、
”言行一致”で頑張ってほしいと思います

※この記事を読んで、知り合いの園どうしで合同研修会を企画してみたくなった・・・
 という方は、弊社までお問合せ下さい。(お手伝いさせていただきます)

 株式会社クロスライフパートナーズ 
 TEL:03-5738-6539
 E‐mail:info@crosslifepartners.com

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