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自分を大切にするという意味 ~”時分の花”と”まことの花”~

20160801

今日から8月がスタート
夏休みの楽しいプランを待ち望みながら頑張って働いている人も多いのでしょうか。
我が家は、特にどこかに旅行など行くわけでもなく、お盆に夫婦の互いの
実家に帰省する予定です

今日は、わざわざ私の自宅の近くまで、ある園長先生に出向いていただいて
ランチをしながらの経営相談でした。

その会話の中で”アウトプットの重要性”というテーマとなり・・・

「雑賀さんは、あのブログを書くのにどれくらいの時間をかけてるの?」

という質問をもらいました。

正直、その内容にもよりますが、平均的には1時間半から2時間程度の
時間はかけて書いています
 と回答しました。

なぜそこまで時間をかけて書くのか??

それは、自分が持っている情報を人に伝達できるレベルまで整理する行為
をしているからという回答になりますかね

頭に入っていることでも、書いたり文章化して自分の言葉や思いに転換&翻訳
しておくことで、もう一段階付加価値を持たせることができると考えています

それを自分に課しているわけです。

今日は何を書こうかな~と考えていたら・・・
ジャパネットタカタの元社長である高田明氏が、ある雑誌で
世阿弥の「風姿花伝」をベースにしたお話しをしていた内容に共感したので
その話をしたいと思います。
「風姿花伝」は世阿弥が記した能の理論書と言われていますが、
そこには、人間として学ぶべきたくさんのことが書いてあると高田氏は語っています。

★『時分(じぶん)の花』と『まことの花』

”時分の花”とは、若い人が持つ若さゆえの鮮やかで魅力的な花のことですが、
盛りが過ぎると散ってしまいます。
これに対し、”まことの花”とは日々の鍛錬と精進によって初めて咲く花を指します。
人間は修行によって本当の花になって感動を与えられるようになるのです。

そんなフレーズが印象に残ったのでメモをしておきました

時分の花に惑わされることなく、己惚れることなく日々の精進を継続する
ことは本当に大切ですよね

また、ベストセラー作家の喜多川泰さんの著書である「手紙屋」の中には
こんなことが書いてあります。

★『急がば回れ』

人が夢や目標を持つと、目の前には必ず壁が現れます。
とりわけ大きな夢を描く人には大きな壁が現れます。
人はどうしてもその壁を乗り越えることだけに意識を集中してしまいます。
実は、乗り越えることよりも、どう乗り越えようとしたかのほうがはるかに重要
なのですが、視野が狭くなり、どんな方法であれ乗り越えさえすればいいという
ような気になってしまうのです。

ある一つの職業を将来の目標と定めるとき、多くの人は何が最短ルートなのだろうと
考えがちです。そしてその最短ルートに向かっていくのが、最良の方法だと思っています。
でもそれは必ずしも最良のルートではないのです。
自分の夢を実現するためには、
「しっかりしたゴールを持ち、常にそのゴールを忘れない」
ことが大事だとよく言われます。

しかし、素晴らしい成功の人生を送るためにはそれ以上に大切なことがあるのです、
それは、「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」ことです。
このことを忘れてはいけません、これは何よりも大切な成功法則といえます。
目の前に現れる壁は、一見あなたにとって必要なさそうなものに見えても、
自分が進もうとする人生にどうしても必要だから現れるのです。

このように人生におけるあらゆる壁は、
あなたが決める生き方に応じて目の前にやってきます。
だから、目の前にやってくるものを、取捨選択しないことです。
「これはいる、いらない」と、そのときの自分で判断していると、後悔するばかりでなく、
自分の持っている秘めた可能性を開花させることはいつまで経ってもできなくなるのです。

最短ルートや具体的手段に惑わされないで、本当の夢、目的を見つめてみてください。
そのときが、あなたの人生の始まりなのです。

この文章も自分の中でインパクトが強かったので、パソコンに入力しておきました。
人間として”まことの花”を咲かせるためのポイントが書かれていると読み取っても
よいのではないでしょうか

そして、上記の2つのメッセージに共通するようなエッセンスをかつて自分なりに
翻訳&転換して整理したことがあって、その文章もついでにご紹介しちゃいましょう

★『”自分を大切にする”・・・それは変化し続けること!!』

人間は変化することが難しい。
何かの評価を得ている今の自分に満足している人は
そこからまた変化する必要はないと思うかもしれない。


 しかし、今は一生続かないという絶対的なルールを見失ってはいけない。
 今は一瞬であり、もうすでに過去になっているとういうことを・・・

 過去の栄光は紛れもない事実かもしれない。
 しかし、時間の経過とともにまわりの人達の評価は変化していくでしょう。


 あの人は昔すごく輝いている人に見えたけれど・・・
 あの当時は憧れの存在に見えたけれど・・・

 


 そして、本人は自分への評価が変化していることに
 気づかなくなっていくのでしょう。


 大事なことは、一瞬一瞬に輝き続けられる人間でいようと努力すること。
 それがわかっている人は常に変化していくこと、チャレンジしていくことが
 大事だと考えて行動している。
 自己満足、現状満足にちょっとした危機感を持って日々を過ごしている。

 人間は変化することが難しい。


 しかし、あなたのまわりに輝き続けている人がいるとすれば、
 その人は変化し続けている人に他ならない。
 それが自分を大切にするということなんだと思う。

 あなたは過去の自分を大切にする人になりたいですか?


 それとも、今の自分と未来の自分を大切にする人になりたいですか?

 こんな文章となります。

 世阿弥の言葉を引用すれば、
 「過去の自分=時分の花」であり
 「未来の自分=まことの花」ということになるでしょうか

 喜多川さんの言葉を引用すれば、
 「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる=変化し続ける=自分を大切にする」
 ということになるでしょうか

 今日は8月スタートということもあり、ちょっと時間をかけて・・・
 インプットした情報を、自分なり転換&翻訳するプロセスをこんな感じでやっている
 という部分も含めてブログにしてみました

 思考の整理整頓作業は、自分にとってとても大切な時間ですから、
 それなりに時間はかかって大変ですが、これからも継続していきたいと思います。
 いつも文章が長くなって申し訳ないですが、今後ともお付き合い下さいませ

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