BlogHappy Mind Creator

体育会系の昔と今から考える”自責思考と覚悟”のギャップ

20170919

3連休の最後の日、昨日はいい天気でしたね~ そして暑かった
我が家は、久しぶりに新宿御苑までサイクリング&ピクニック
に行ってきました 
いつもながら、天然芝の整備レベルに感心

先日、パール幼稚園の野村園長の車に乗りながら、いろいろと
雑談をしている中で、ふとこんな話になりました・・・

最近のテレビを見ていて、野球部とか柔道部といったいわゆる
部活の上下関係で、後輩が先輩をいじって互いにじゃれ合っている
ようなシーンを見ることが増えたように思わない??

あれって、自分たちのような世代で部活をやっていた人
にとっては、ありえない光景だよね・・・

そんな話が野村園長の口から・・・

確かに、自分も小学2年生からずっとサッカーをやり続け、中学と高校は
いわゆる部活に入っていたので、なんとなくその違和感については
共感できる世代ですね。
もちろん今でも厳しい上下関係でやっている
ところはたくさんあるとも思います。

体育会系と言われる人達の、先輩と後輩のあり方が昔と今では
かなり変わってきているのはよく聞く話ですよね

上下関係のあり方って、自分が育った環境でもけっこう影響を受けますし
基準がそれによって異なることは致し方ないのかもしれません

個人的には、学生や社会人として理不尽なことを先輩から強いられた
経験もありますし、助けられ、支えられた経験もありますし・・・
当然ですが、プラスもマイナスもどちらも経験してきているわけです

絶対に先輩や上司には敬語を使わなければならない・・・
基本的にはそうかもしれませんが、絶対的なルールだとも思っていません

そこに信頼関係が成立していれば、そうでないほうがよいときだってある
でしょうし、それが可愛がられるコツの1つという意図でやっている分
には賢さで敬語をあえて使わない人もいるでしょう。

(そんな話も野村園長と共有する時間だったかと思います)

そして、昔が正しいとか今が正しいというものでもないような気がします。

大切なことは、上下関係や先輩と後輩の間に尊敬心や信頼感が存在している
か否かだと思いますね

それがあるかないかで、じゃれ合っている意味合いも大きく異なってきますし、
先輩の厳しい指導や忠告の受け止め方も変わってくるということですよね

メリハリという部分では、厳しさは必要条件だと思っています
しかし、先輩や上司という立場を都合よく利用してまわりに必要以上に
厳しくすることで、自己顕示欲を維持しようとしている人達がいますが、
その厳しさは的はずれだと思っています

優しさと厳しさは相反するものではなく、人を育てよう、育てたい
と思っている人にとっては、使いこなすものではないでしょうか
そして、それは個別対応で調整していくものでもあるでしょう

それぞれの育った環境、そして性格、労働観、価値観、ジェネレーション・・・
いろいろな要素が異なる中で、人材育成やチームマネジメントをする
のが難しくなっています。
そして、私のところにあがってくる相談も
その多くが上記の類ですね。

先輩や上司本人が、自分で後輩に言っていることに対して、
『率先垂範』できているかどうか?? つまり自ら見本となって模範的な
行動や言動を積極的、自主的、主体的にできているか??

これって、言われて見れば信頼関係を築いていく上で当たり前のことだと
誰もがわかっていることだと思うのですが、意外とそこに問題がある
ケースが多いかもしれません

そして、自分では率先垂範しているつもりでも、まわりにはそう伝わって
いないケースも多いかもしれません。

だから、上司から求められていること、指示されたことに納得して動くこと
ができない状況が日々生まれてしまう・・・

どうやって、互いの信頼関係を築き、自分が伝えることに共感、同意して
動いてもらうメンバーを揃えていくか 
これが基本だと思いますね~

トップやリーダー的立場になる人ほど、そうでない人達よりも
心や頭で考えていることのスケールが大きく、あらゆることを受容する
力を持っていなければならないですし、それに加えて精神的なタフさが
求められますよね

残念ながら、その立場にいる人が、上記の逆のパターンの組織は
互いの信頼関係を維持していくのは難しくなり、その結果として
業績も上げることが難しくなるので、悪のスパイラルに入ります

その悪のスパイラルの流れの中、互いが互いをネガティブな捉え方
でまわりに発信していくわけです。そして〇〇派を創ろうとしていく・・・

でも、実際にはそうなっている組織なんてたくさんあるのも事実です。
第三者として客観的に見ると、とてもよくわかりますね。
これって、学生時代にさかのぼれば、勝てないチーム(部活動)の特徴
なんだろうな~とも思います。
それを、引きずって大人になってまでもやらなくていいのに、学習せず
やっている人達もいますよね

やはり、強い人というのは、目の前の環境を自らよくしようと動いていける
人なんだと思うのです。そこに必要なものは・・・


『自責思考と覚悟』

弱い人は、目の前の環境や人のせいにして責任は誰かがとるものだと
思っている。だから、発言や行動の端々にそれが出てしまう

その結果として信頼度は下がり、自分の評価も下げていく・・・

最近のコンサルティング現場でなんとなく感じていることは、
トップやリーダーの『自責思考と覚悟』が低い組織は、やはり結果を
だせていないなということ。

なんだか体育会系のあり方から、リーダーシップ論のようになって
しまいましたが、本質的にはそういうことじゃないかな~と自分の見解を
整理してみました。

0

一覧を見る