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語り込む時間、話し込む時間の必要性 ~互いのすり合わせ~

20171026

今日は、娘の七五三の写真撮影に行ってきました
時の流れは早くあっという間にそんな年齢になってしまうものですね

子ども専門の写真館、各部屋がコンセプトの異なるスタジオになっていて
その部屋を移動しながらの撮影。和装とドレスのシーンをかなりの枚数
撮影してくれました

特に1歳の息子は、かなりマイペースなので、なかなかこちらの意図通り
にはならないのですが、そこはプロとしてうまく撮影してくれました。
スタッフが全員女性なので、子ども達もそんなに抵抗はなかったようです

それでは今日の本題に・・・

今週、コンサルティングサポートをしている会社の幹部会議に出席
まずは社長と打ち合わせをして、その後は幹部メンバーが2名加わって・・・
夕方からスタートした会議が最終的に終わったのは23時前

社長を含めて、幹部は自分よりも全員年下。
起業して5年目のまだ小さな会社ではありますが、野望は大きく、
その野望の実現可能性を高めるために、コンサルタント&アドバイザー
としての仕事を依頼されています

5年経過して、社員も成長してきた段階で、次のステージに進むために
いろいろな課題や決断しなければいけないことがでてきています
スピード感をもって事業を進めていかなければならないのですが、
一緒に立ち上げからやってきたメンバーだからこそ、お互いの気持ちや考えが
わかったつもりになってしまい、日々のコミュニケーションが減少している
雰囲気を自分なりに感じ取っていました。

だからこそ、社長には、今だからこそじっくりあたらめて
定期的に話し合う時間を確保すべきだとご提案させていただいて
実現した幹部会議。

お互い長い間、時間をともにしてきた仲間だから、理解し合っている
と思いがちなのですが、実は互いの経験則や立ち位置の違いの中でいろいろな
意識ギャップが生じていることも多いものです

これは、コンサルティングの現場でとても強く感じています。

近い存在だからこそ、そういった部分に互いの甘さが生じている
共有している時間が多いから、理解度が高いはず・・・というのは大きな間違い
であり、いくら時間をともにしても、質の高い意見交換や
日々のコミュニケーションができていなければ、意思疎通レベルは低いわけですよね

特にトップと幹部やリーダーの間で、そのようなことが起こっていると
その下にいる人達は、誰の意見や考えを尊重すればよいのか混乱してしまう
ケースが多くなります

トップの言い分としては、

「これだけ一緒にいるし、幹部なんだから
自分の想いや考え方は何も言わないでもわかってもらわないと困るんだよね・・・」

その考え方が少々危険だなと思っています。

『自分が思っているよりも、自分の意思や考え方は伝わっていない』

そうやって思っているほうが、現実や真実に近いでしょう。
そんなに都合よくいかないわけですよね。

そんな背景の中であらためて大事だなと思うのが・・・

『話し込む時間、語り込む時間をあえて作ること』

会社立ち上げのときなどは、自分たちの夢や野望を語り込む時間が
多かったのに、会社の成長プロセスと日々の忙しさの中でそういう時間が
いつの間にか削減されている・・・

そして、日々のルーティンをこなすことで精一杯になってしまう。

話し込む、語り込む時間の中で・・
互いの価値観、労働観、夢、目標、役割認識、優先順位などを
すり合わせ、再確認し合っていくことがとても重要なことだと思います

それぞれの意見の相違を語り込む中で、上記のようなものが組織やチーム
として整理、精査されていく機会になります

そのベースを共有化することで、日々の判断の方向や決断のポイントが
そろっていくので、意思疎通のレベルが上がっていくわけです

これは、会社や組織だけでなく家族でも大事なことでしょう。

互いにめんどくさいとか、そうやって意見の相違を修正していくのが
ストレスだから・・・といった理由で話し込む時間をおろそかにしている
人達は、その状態の中で相手がこう思っているだろうなとか、
こんなふうに捉えていたらどうしようとか、勝手にイメージして
いろいろ考えたり、妄想したりする時間が増えていきます

実は、その時間が更にストレスを生み出していく・・・
そんな悪循環のスパイラルに入っている人達からの相談をたくさん
受ける立場なのですが、正直なところ、もっとお互いちゃんと話せば
済むことなんだけどな~と思いますね

そして、話し込む、語り込むときに注意しなければならないのことは、
互いに受容し合うこと、互いに敬意を払うこと、一方的にならないこと

つまり・・・

『互いに聞く耳を持つ』

ということになります。

当たり前のことですが、人は当たり前のレベルで差がついているのも事実。
互いが自分の意見を一方的に伝えているだけでは、まったく建設的な時間
にはならないですよね。自分ではそうしているつもりがなくとも、相手が
そう感じていたら・・・

実は、自分では気を付けていると思っているトップやリーダーでさえも
その他社員には、一方的に考えを押し付けるトップ、リーダーだと認識
されているケースは少なくないと感じます。

現実的に、コンサルティングの現場でよく遭遇するケースでもあるからですね。

理解しあえているだろう
わかっているだろう

その”だろう”を払拭するための時間をしっかりとっているかどうか??』

そんな自問自答を日々して、時間の質を上げる努力をしていくことは
自分のためにもなるし、相手のためにもなる

先日、久しぶりにコンサルティング先の幹部メンバーとの夜遅くまでの
語り込み、話し込みを共有しながらそんなことを感じていたので
今回、ブログに書いてみました。

強い組織づくりやチームづくりの肝は・・・
日々、話し込む、語り込む時間の中で、
互いの価値観、労働観、夢、目標、役割認識、優先順位などを
すり合わせていくことです

日々の継続性や定期的な機会創出が意図的に必要なことであり、
ある日、全員で研修をしたからといって、会議を突然やったからといって
実現されるものではありません

特に、組織のトップ&幹部&リーダーの話し込み、語り込みの時間を
意識的、意図的にやり続けることが重要でしょうね

自分は以前、部下や後輩との意思疎通レベルが足りないなと思ったら、
一緒にお酒を飲みに行きながら、意図的に語り込みをしていました
もちろん、聞く姿勢を優先しながら・・・

あらゆるトラブルや問題発生の根源的な原因は、
けっこう、『コミュニケーションの量と質』にあることが多いですよね。

わかっていると思ったのに・・・
伝わっていると思ったのに・・・
だったらちゃんと話していけばよかった・・・

互いにめんどくさがらず、向き合って、真剣に話す時間を
多く作り出すことって、とても有意義で価値のあることだと思いますね

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