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未来からの逆算思考 ~だからこそ今大切にしたいこと~

20171205

人口知能(AI)の発達により、未来の姿がどのように変わるのか?
多くの議論や予想がされている昨今・・・

あるデータによれば、

日本の労働人口の約49%が、技術的には人口知能や
 ロボット等で代替可能になる」

と言われています

そういえば、先日、家族で回転寿司を食べに行ったとき、
受付対応してくれたのはまさにロボットでした。
そして、ローソンが東京の一部店舗にて深夜時間帯のレジの無人化
を発表しましたね

このようなことが数年後には当たり前の光景として世間に
広がっていくのでしょう

将来なくなる仕事となくならない仕事も専門家がランキング発表
をしています

そのランキングでは、業務自体がコンピューター化することが
できるものはなくなる可能性が高くなり、コンピューター化することが
難しい職種ほどなくなる可能性が低いという考え方がベースにあります。

その中でなくなる職種のカテゴリーワードは・・・

『受付』 「レジ」 『窓口』

確かに、ガソリンスタンドなどは、最近ではセルフのほうが多くなって
いますし、飲食店などでも、セルフ方式のスタイルが増えていることを
実感します。街中にあるスーパーマーケットでもセルフ式レジが導入されて
いるところが増えていますよね

ですから、近い将来・・・
現在、受付やレジや窓口での業務をしている多くの人々が
ある日突然、来月から無人化するのでと言われて、職を失うケースが
現実化していくのかもしれません

逆になくならならない職種のカテゴリーワードは・・・

『スペシャリスト』 

例えば、カウンセラー(セラピスト)とか専門アドバイザーとか
専門コンサルタントなどに属する職種と推測されています。
その中には、教師や幼稚園教諭や保育士も含まれています。

いわゆる、マニュアルで覚えられるような仕事ではなく、その人の専門知識
や経験をベースに、何かのスペシャルな力を活かしながら人の役に立つ仕事。

非定型な業務で、その状況に応じた最適な判断や行動が求められる仕事。
そして、高いレベルの創造性や、まわりにいる人達との協調性を発揮しながら
進める必要がある仕事などは、コンピューター化しにくいでしょう。

そのような仕事はなくなったり、消えたりする可能性が低いそうです。

でも、自分もコンサルタントという仕事をしておりますが、
そんな職種の中には、いろいろな人達がいるのも事実。
『〇〇スペシャリスト』という肩書が名刺に書いてあっても
各人の力や能力や人間性というものはそれぞれ異なるわけですよね

個人的には、コンピューター化しにくい『スペシャルな力』を持つことは
必要条件だと思うのですが、それに加えて、その力を社会で存分に
発揮していくための資質や人間性を兼ね備えることが十分条件
ではないかと
思っています

偏差値のすこぶる高い学校をでても、社会で活躍できない人や
まわりからの信頼や評価が著しく低い人がいるという現実が
それを物語っていますよね

コンピューター化されないスペシャルな力をつけるための前提条件
として備わっていることが望ましい資質。個人的に大事だなと
思っているものを思いつくまま、10個あげてみると・・・

①コミュニケーション能力
②自己肯定感(セルフエスティーム)
③未来志向的行動力(夢・目標に向かう力・エネルギー)
④感性(センス・感じ取る力)
⑤レジリエンス(忍耐力・やり抜く力)
自己制御力(セルフコントロール)
⑦共感性と協調性
⑧熱中力・集中力・モチベーションコントロール
⑨主体性・創造性(クリエイティビティ―)
⑩問題解決能力

こんな感じでしょうか

以前、脳科学者である澤口俊之先生のHQ理論について、このブログで紹介しましたが
その考え方などもベースになって上記の10個を抽出してみました

やはり、HQ(人間性知能)というものの重要性が、AI(人工知能)が
発達していく未来になっていくからこそ、あらためて注目されていくと
考えています。

そちらのブログ記事は以下をクリックしてご覧ください。

『HQは夢を叶える能力?? 幼児教育の重要性を理解する!!』

まさに、上記の要素こそ、コンピューター化しにくい
人間が持っている本来の力ではないでしょうか。
そして、これらは、いついかなる時代がやってこようとも、
いついかなる職場や職業に就いても、絶対的にその人にとって
プラスに作用していくものだと思っています

でも、それをどのように鍛えていくのかという絶対的なプログラム
が存在しているかといえば、それがないのも現実かと思います

今、あるプロジェクトにコンサルタント・アドバイザーとして参加していて、
未来に活躍できる人材育成・幼児教育のあり方について
プロジェクトに関わっている方々と議論を重ねている真っ最中なのですが、
そういう議論に参加できる時間は自分にとってとても有意義な時間に
なっています

AIの発達によって、なくなっていく仕事が増えることは事実かもしれませんが
どんな時代がきても、しなやかに粘り強く生き抜く力をその人が身に付けていれば、
あまり心配することではないのかなとも考えています

そして、個人的にそんな未来に向けて、本質的なポイントだと考えている
ことは・・・

『仕事の価値は仕事そのものにあるのではない!!
 誰が、どのように、その仕事を行うかによって、
 
その価値が決まる!!』

ということ。

これは、私が行う研修の冒頭で必ずお伝えするメッセージでもあります。

今やっていることが、誰でもできることだとその人が思いながらやっていたら
そこで成長は止まり、コンピューターにも負けて、職を失う結果に
なるだけなのかもしれません。

同じ仕事でも、経験を積み上げて、絶対的非代替の存在になっていく人
は、必要とされ続けると思います。
たとえその職種がなくなってしまったとしても、他の仕事に応用して
活かす力がついているので、職を失う可能性が低くなると思います。

それらは、その人自身が決めることですよね

自分の仕事に誇りを持って、できることをレベルアップし続ける
人達が多い職場や職種は存在価値が維持されるので生き残るでしょう。
しかし、その逆の風潮が蔓延している職場や職種は、存在価値を失うので
何かにとって代わられる
ということが本質なのかなと思うんですよね

そして、私の経験則でもあるのですが
存在価値が維持される職場や職種には必ず優秀なトップ&リーダーがいます
違う言い方をすれば、トップ&リーダーは、自分を磨き続ける人財を
育て続けるのが仕事だということです。

そのためには、率先垂範で、自分がそうでなければ務まらないということです。

将来的に予想される分析結果を頭に入れておくことは
必要だと思いますが、それよりも大事なことは、
そんな時代になっても、必要とされるように自分を今から磨き続ける
ということだと思います

もちろん、そんな偉そうなことをお伝えしている自分も・・・

今日は、予見される未来から逆算して、だからこそ今何が大切なのかを
自分なりに考えてみました。

明日は、渋谷の会場にてSPECIAL ONE CLUBジュニアスクールの
特別ゲスト講演会
が開催されます
また、その様子はご報告させていただきます。

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