身体と心のバランスを考える?? ~身体と心の鍛錬が人生を決める~
昨日、人からの紹介を通じてでしか参加できない・・・
定期的に開催されているトップ&リーダー向けの勉強会に
現在関わっている仕事を通じてスポットで参加させていただきました ![]()
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講師は、東京医科歯科大学の心身医療科の松島英介先生。
今回のメインテーマは、
『中年期の身体と心のバランスを考える』
簡単に言ってしまうと”うつ病”についてのお話。
ここ数年は、普段の生活の中やビジネスの現場においてもよく耳にする
言葉になっていますよね![]()
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世の中のトップ&リーダーにとっては自らの可能性として、そして
職場で働く人々の可能性として、学んでおくべきテーマなのでしょう![]()
中年期という言葉は、何歳のことを指すのか??
一応・・・40歳~60歳の人達のことを指すそうです。
ということは、自分もすでに中年期世代に突入しているということ![]()
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心理学者のユングは、中年期を『人生の正午』と呼び、
これを境にして、それ以前の人生の前半期を『外向的適応の精神発達期
(外部環境への働きかけ)』と考え、それ以後の人生の後半期を
『内向的適応の精神発達期(個性化の過程あるいは自己実現の過程)』
と考えたそうです![]()
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ちょうど今、42歳である自分は、まさに人生の折り返し地点あたり
を生きていることになります。
前半期を踏まえて、これからの後半期をどう生きていくか??
人生の正午にあたる今こそ、大きな境目に差し掛かっているのかもしれません。
ただ、中年期になったからといって、完全に内向的適応に移行する
ことは現実的には難しく、外向的適応もそれと同時にやっていかなくては
ならず、だからこそ心理的にアンバランスになりやすいステージなんだそうです![]()
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身体の面では、確実に20代や30代のときに比べて、運動能力が落ち、
そして、日々の忙しさの中で運動する習慣も減少してしまう・・・
心の面では、いろいろな衰えがカタチとなって押し寄せてくることに
よって、自分の限界のささやきを感じ始める・・・![]()
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確かに、個人的には最近は、白髪の量が一気に増えてきて、
染めてはいるのですが、染めないと全体的に目立ってしまうようになりました![]()
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また、親としての課題、マネジメント能力を問われる中でのビジネス上の問題、
そんな状況の中で、自分自身のアイデンティティの問い直しをしていく
ステージでもあるそうです![]()
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そこで発生するのが ”先延ばしの心理”
本来自らが理想とする姿と現実やらなければならないことで日々が
過ぎていく状況の中で感じる心理的ギャップですよね![]()
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そして、何人かの事例を使いながら、うつ病へのプロセスについて解説
がありました。
聞いていて思ったことは、いろいろなネガティブが段階的に重なりながら
その人に降りかかっていく過程で、人間の身体と心が崩壊していくということ。
これは、誰にでも起こる可能性があるということ![]()
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現代社会において”ストレス”を感じない人はいないでしょう。
そこからの変調を察知するキーワードは以下の3つのようです。
①過敏 ②無関心 ③過剰適応
そのような心の変調を通じて、不安・抑うつ状態に陥っていき
適応障害、うつ病、不安障害、アルコール・薬物依存などになっていく
それが、行動化して日々のカタチとなって表れるのが・・・
無断欠勤、突然の退職、衝動的転職、DV、離婚、自殺未遂などなど
そして私がメモしたことをそのまま書きますと・・・
◎うつ病有病率については、40歳~60歳までの年齢で多い
◎うつ病有病率については、男性よりも女性のほうが多い
◎うつ病は、それを繰り返すほど、有病しやすくなる
◎不眠とうつ病は相関している(眠れない・・・うつの90%以上の人が訴え)
◎うつ病の人は自分ではその症状を訴えない(問診の大切さ)
◎うつ病は、身体や心ではなく脳の病気(機能不全)・・・ネガティブ思考増加
そんなうつ病への改善対応のポイントは・・・
①優先順位をつける(頭の整理整頓)
②環境調整(周囲のサポートが得られる状態に)
③睡眠調整
④脳の休息・・・負担や原因となる場や環境から離れること
⑤ネガティブ思考の修正と緩和
自分もコンサルティングの現場で、個別相談対応する機会も多いのですが、
ストレスや悩みを抱えている人には、なんとなく自分も上記の要素を
意識してアドバイスしているな~と思いましたね。
逆に自分の対応策は間違っていなかったと少し検証できたように思います。
そして、うつ病患者へのアドバイスの1つとして
『自己コントロール感を意識する』というアドバイスがあったのですが、
これは、最近特に自分が強く意識しているテーマですね。
それに関しては、いくつかこのブログでも自分の見解を整理
したことがあるので、お時間がある方は以下をクリックしてご一読下さい。
⇒『自信とは心と体の自己コントロール力なり!!』
そして、最後にお話しがあったのが、現代型うつ病について・・・
それらの多くは、『適応障害』というもので、
組織やまわりに合わせることができず、自分のペースを守るために
逃げたり避けたりする行為、そして社会的、職業的、または他の重要な
領域における機能の重大な障害をきたす![]()
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昨今は、この『適応障害』を発生しているケースがかなり
増えているように感じます。
経営コンサルタントとしての相談内容にもそれに起因した
悪のスパイラルが組織内でのバランスを崩す要因、根源的原因に
なっているパターンが多いと感じています![]()
まあ、今回の講義を聞かせていただき、最後に単純に思ったことは、
『人間は心も身体も鍛え続けることが大切』
『それが人生を自分らしく生きるための根源となる』
そういうことですね。しかも、幼少期にそのベースメントをしっかり
しておかないと、大人になってからではテコがかかりにくいんだろうな
とも強く思いますね![]()
自分も適応障害、うつ病を発生しないように学んだことを
活かしていきたいと思います。
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