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不適材不適所?? ~傍観者感覚から当事者感覚へ~

20181126

皆さん3連休はいかが過ごされたでしょうか。
天気もよかったのでどこかに出かけた人が多かったでしょうね~

経営コンサルタントとしていろいろな人や組織に触れる機会は多いのですが、
あらゆる人や組織が、適材適所になっているかどうかというと、
なかなかそうでない場合も多いなと感じています。

まあ、文字遊びで言うと『不適材不適所』なんてパターンも
少なくないですよね。その件での相談なども多いですから

適材適所とは・・・

その人の適正や能力などを評価して、ふさわしいポジションや仕事に
就かせること。

簡単に言えばそんな感じだと思うのですが、なかなか人の適正や能力
を見抜くのは難しいものです

期待されて、実際にポジションを与えられても、なかなか思ったように活躍
できていない人も多いことでしょう

もちろん、『立場(ポジション)が人を育てる』という言葉もあるので、
人材育成として、ちょっと大変な仕事を与えるとか、責任の重いポジション
で働いてもらう・・・ということもあると思います

しかし、ある一定期間の中で、思ったような結果をだせない場合、
そのポジションが本当にその人にとって適所なのかを見極めるタイミングが
必要
なんだと思います

最近、個人的に感じていることは、リーダー的ポジションであるにも
かかわらず、自分で判断、決断をできない人が多いなということ。

『判断・決断依存症』とでも言いましょうか、何でも誰かに判断を委ねる
姿勢が強い人に遭遇すると、ちょっと残念な気分にもなりますね

そういう人達の主な特徴や背景は・・・

・自分に自信がない(自己肯定感、自己信頼感の欠如)
・目的とゴールに対する認識がいつも不明確(整理できていない)
・責任回避傾向(他責思考)・・・リーダーとしての覚悟がない
・判断・決断・実行の先延ばしグセ


とまああげればもっとあると思うのですが、一番問題なのは・・・

『自分の中にいつも答えがないこと』

ではないかなと思っています。

だから、いろいろな人に相談をすればするほど、混乱するだけ・・・
だって、まったく同じ答えを持っている人なんていませんからね。
自分の中に、ある程度ゴールのイメージや答えらしきものを持っている人は、
人の意見やアドバイスを参考にできるのですが、それがない人は、
いろいろな意見やアドバイスに右往左往する日々となります

そうならないために大切なのは、あらゆるモノゴトに対して、
自分なりの答えやゴールイメージを持つトレーニングを日々すること

なんだと思います。

それが適格かどうかはあとからでよいので、まず自分で考えて自分なりの
答えをだしてみることが大切ではないでしょうか

それを失敗するのが怖いからとか、まわりにバカにされるのが嫌だからとか
の理由で、長いものにまかれて生きている人が存在しているのは事実でしょう

つまり、未来への恐れを警戒しすぎている人がいるな~と感じます。

自分なりの考えやゴールイメージを持って、まわりのアドバイスを
聞けば、それは学びになって、自分自身に蓄積されていくのですが、
何も自分の中になくて聞いたアドバイスは、その時は役に立っても、
その人の中に蓄積されにくいので、ただの伝言にしかならないのかもしれません

コンサルタントなので、様々な立場の人から相談される機会は多いほうですが、
その人なりの答えを持っている人の相談の仕方と、まったく考えずただ、答え
をもらおうとしてる人の相談の仕方の違いはけっこうわかってしまいます。

そんなときは、黄金フレーズ・・・

『あなたはどう思っているのですか?』
『あなたは、どうしたいのですか?』
『あなたは、どうしたらその問題を解決できると思っていますか?』

と質問返しをするのですが、そのリアクションで大きな差があるものです

判断や決断力がないリーダーが、その立場にいる組織は、
やはりいろいろな面で全体にマイナスの波動が広がっていきます。
 
『組織はトップとリーダーで99%決まる』

現場の実情や原体験からまさにそう思っています

キャリアアップして、責任のある仕事を任される立場になるまでに
日々トレーニングすべきことは、

『あらゆることに対して、自分なりの答えを出してみること』

そして、それを検証し続けることが、必要なんだと思いますね。

例えば、ニュースなどを傍観しているのではく、自分がスタジオの
コメンテーターとして、司会者から「〇〇さんは、この件についてはどうお考えですか?」
なんてふられたらどう答えようなんて思いながら、その時間を過ごす
のもトレーニングにはなるような気がします。

『傍観者感覚から当事者感覚へ』
 
この感覚で、日々過ごすことが大切だと思いますし、判断・決断力を
鍛えるための思考転換ではないでしょうか。

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