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調整力とバランス感覚の重要性 ~マクロの善を意識する~

20190925

先日、弊社CLPが運営している幼稚園や保育園の先生向け勉強会である
VALUE UP CLUB参加されたことがある先生から直接相談にのってほしいとの
連絡をいただきまして、個別の相談タイムをとることに

まあこの時期ですから、メインテーマは次年度の進退についての相談
このまま続けるのか、退職するのか・・・
その園の実情やここ数年の混乱状況、そしてご本人のキャリアステージ
などを総合的に判断して、私としてはここで一区切り
つけるべきではないかとのアドバイスをさせていただきました。

正直なところ、自分のコンサルタントキャリアの中で100園以上の現場を
知っていますし見てきましたが、その中でもかなりひどい労働環境を強いられている
実情がありました 
詳細は避けますが・・・
11月末までに、進退の判断をするようになっているそうですから、
自分自身の過去、現在、未来を冷静に考えて、自分が優先するべきことは
何かを考えて、最終的な決断をしてほしいと思っています

そして、最近自分の身近にいる人達にネガティブなことが重なっていて
ここ1ヵ月くらいでちょっとショックな情報が立て続けに入ってきました

健康面のこと、人や家族とのつながりのこと・・・

いろいろと人生は思い通りに、理想通りにいかないものですが、
身近にいる人達のそんなシーンを目の当たりにして、自分に何かできないか・・・
と思うのですが、結果を聞いてしまってからでは無力な自分を自覚する場面でもあります。

上記のいろいろなシーンとの遭遇を踏まえて、自分なりのそれらの共通項として
思うポイントは・・・

『調整力とバランス感覚の重要性』

上記の園の労働環境問題に関して言えば、その先生が必死に全体のバランスをとろうと
自己犠牲の精神でいろいろ踏ん張っているのに、その他の人達が調整力とバランス力
にすごく乏しいので、頑張っても頑張っても、組織としてのマイナスをカバーする
レベルでしかなく、プラスにつながらない・・・悪循環のカバーでしかない

健康面についても、いつの間にか何かの要因で体にとっていろいろと調整する機能
がくるってしまい、それが継続していった結果としてカラダが悲鳴をあげる

人や家族とのつながりについても、夫婦などで言えば、もちろん意見が合わないこと
も互いに煙たいときがあるのも普通だと思います。
そんなときに、2人のどちらかが冷静により良い方向に調整することができれば
バランスが戻っていくのでしょうが、互いにその調整機能が破綻してしまう
レベルになると、悲しい別れが待っているのかなと思います

調整力やバランス感覚がくるってしまうときって、おそらく、当事者は
視野が狭くなっているし、感情的になっているし、何かに固執してしまっているし、
今しか見えていないし
・・・そんな状態なんだと思います。

だからこそ、そんなときに必要なキーフレーズを整理してみると・・・

多面的』『俯瞰的』『中長期的』

調整力やバランス感覚に優れている人の特徴とは冷静にいつも上記の
3つの視点を持っている人なのかなと思いますね

これを自分は、若い時に『マクロの善』という言葉で学びました

自分だけではなくより多くの人の気持ちや状況を踏まえて考え、行動すること。
人によって善悪の判断や価値観は違うわけだけら、自分のマイルールを
押し付け過ぎない。自分の損得勘定だけで判断したり行動したりしない。
今だけではなく、過去の経緯から今、そして未来のあるべき姿を見据えて
モノゴトを判断し行動すること。

自分なりにはそんな解釈になろうかと思っています。

あるべき姿や方向に調整したりバランスを的確にとるために、まず大切なことは
今自分がいる状況や自分の立場を正確に理解することが大切ですよね

調整力やバランス感覚が欠如している人は、まずそこをうまく把握できていない
ケースがほどんどではないでしょうか

冷静ではなく、感情的で、狭い視点で何かを言ってくる人に遭遇したときには
その人と同じ波動で対峙してはいけない
とも、アドバイスしています

その人と横並びのポジションではなく、その人を上から俯瞰できるポジション
で感情に引っ張られない冷静な対応を心がけたほうがいいと・・・

実はその行為も、調整力とバランス感覚が成せる技なんだと思っています。

そんなことをお伝えした事例は以前このブログでも書いたので、
参考までに以下に貼りつけておきます。ご興味ある方はクリックしてご覧ください。

『愚かな人にほど頭を下げよ!! ~レベルを合わせない賢さ~』

自分のまわりにいる人達の中で、自分が信頼できる人や一緒にいて安心できる
人って、調整力とバランス感覚が長けた人なんだなとあたらめて思います

人として成熟していくとは、そういう力をつけていくことだとも思いますね
だからこそ、自分もそうありたいなと

人生は日々いろいろな方々との接する機会があり、そしていろいろな場面に
遭遇していくものです。

そこで、悲しい方向に進むのではなく、より良い方向に進んでいくための
必要な力の中でもかなり重要なものが・・・

『調整力とバランス感覚』

だと、今回自分のまわりで起こっているネガティブな現象を通じて整理できた
ように思います。

そして、それを高いレベルで発揮できる人間になるためには、常に自分の器(キャパ)
を広げ、深めていく努力を怠ってはいけないんでしょうね

器の小さいもの同士が合わさって互いに調整できず、バランス感覚が悪いと、
なんだか悲しい方向に進んで行ってしまう気がしてなりません・・・

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