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チームマネジメント&ビルディング!! ~一体感は1日にして成らず~

20191014

台風19号の各地の被害状況を踏まえて、やはり自然の力に凄さを
感じます
 今回は、河川の氾濫による被害が大きいようですね
我が家は特に被害もなく、昨日家の外壁やら車等の掃除も完了しました。

そして、昨夜のラグビーワールドカップ日本代表やりましたね~
ものすごい試合でしたね、まさに死闘
4連勝でのベスト8進出は、まさに本物の強さの証明でしょう

この日のために、年間何百日も合宿をして、あらゆる時間を犠牲にしてきた
選手たちのこの試合にかける魂を感じて、心が揺さぶられました
対するスコットランドチームも負けたら終わりのガチンコ対決で素晴らしい
ファイトをしてくれたからこそ、最高の試合になったんだと思います

『ONE TEAM(ワンチーム)』というコンセプトのもと、
各国出身の選手たちが集結した日本代表チーム・・・

スポーツの世界でもビジネスの世界でも、その他あらゆる生活シーンや場面において
そのほとんどがチームで目標をクリアしていくプロセスは共通している
のかなと思います。
個人スポーツでもその選手を支えるチームが必ず存在するものです。

今回のラグビー日本代表を見ていて感じるのは、『チームの一体感』

その一体感の中で、皆が同じ方向を向いて、役割分担が明確で意思疎通が高い
レベルで成立している
からこそ、4連勝という結果につながっているのかなと思います

もちろん、個々の能力やスキルが高いレベルであることは大前提となります。
”心技体”という言葉がありますが、まさにその3つが最高の状態になるように
この大会に向けた準備がなされてきたことを感じますね

そのプロセスには、チームビルディングやチームマネジメントの大切な
要素がいろいろと詰まっている
のではないでしょうか。

職業柄、いろいろな組織やチームのサポートをする日々ではありますが、
当然、上記の日本代表のような状態をどこも目指そうとはしていると思います。
しかし、そのほとんどが理想と現実の大きなギャップに課題を抱えているのが現実・・・

先日も、ある幼稚園のコンサルティングの際に、理想と現実のギャップに遭遇
今年度から現場のマネージャーになった先生との個別面談のさいちゅうに
そのギャップを穴埋めできない不甲斐なさからなのか、目から涙がポロポロと・・・

園長の思いや考え方を自分自身はよくわかるし、共感レベルも高いからこそ
感じる、その思いと現場の気持ちや状態へのギャップに対する悩みでしたね。

そこは現在マネージャー的な役割を2人の先生で分担するスタイルをとって
いるのですが、もう1人の比較的年齢の若いリーダーは、どちらかというと
自分を避けているように感じる・・・

園長が組織の変化と進化のために、新しいチャレンジを提案すると
組織の中核をなすキャリアのある先生たちの反応は・・・

『また~?』 『またあの園の真似~?』

のような感じが露骨に感じられると

その方は、ずっとその園にいるわけではなく、外部から招へいされた人だからこそ
その雰囲気にとても違和感があり、よい印象ではないから変革していきたいと
思っているのですが、そのハードルはけっこう高いようですね

そして、時代の変革の中で新人の先生に対する対応もかわり、
以前よりも仕事を調整してあげたり、優しい対応をすると・・・

自分達のときはそうでなかったし、私たちがその分をフォローしているのだから
もっと私たちのことを認めてほしいという主張がかなりあると・・・
そして、あまり意味と効果のない昔からある修行的な仕事を新人に強制することは
継続しようとする・・・

まあこれってけっこうあるあるなんですけれど、
自分達が若い時に強いられてけっこう大変だったことを自分が先輩になったら
改善していきたいな・・・と言っていたけれども、数年後には当時と同じことを
強いる先輩になってしまっているパターン

そして、そんな環境の中で若い先生がどんどん辞めていくことが繰り返される
そして、いつも私たちがフォローしているから大変だ・・・と嘆き続ける先輩。

まさに”悪のスパイラル”

まあ、正直感じていることを言いますが、先生や教師という職業についている
人達が、全員、人間としての成熟度が高いかと言えばそれは違うと思います

先日ニュースになりました、教職員間のいじめの内容を見ても、そう思いませんか?
あんなレベルの人間が、先生や教師として子どもの前に立って授業をしている
わけですからね

そういう現場の現実を通じて思うことは、

『全体最適と自分最適のギャップ』

チームマネジメントやビルディングをしていく上で、全体最適を考えて言動や
行動をできる人をどれだけ増やせるかはキーポイント
でしょう
その逆に、自分最適を優先させる人が多すぎるとチームは混乱して成長が鈍化
するわけですよね。

全体最適とは、目的、目標のために何をどのように進めていくかを
最優先で考えて実行できるということ。
だから優秀な選手ほど、インタビューではチームの勝利が最優先であり、
自分がそこに貢献できたことを喜ぶといった言動が多いですよね。
つまり、チームとしての成果や結果を出していくために自己犠牲の精神が少なからず
働いているということ

自分最適とは、極端に言えば、自分が良ければそれでいいという考え方
基準は自分の中にしかない人達かなと思います。
自分が大変だと思えばなんでも拒否反応、そういう仲間で集まって変な集団意識を
広めようとする人たち・・・

そういう人達と遭遇することは少なからずあるわけですが、
全体最適を考えている人達とっては、ちょっとやっかいな人達ですよね。
そして、もっとつらいのは、それが正しいと思い込んでいるパターンが多い

そういう人達を見ていると、『めちゃくちゃ弱い人』だなと思いますね。

何か満たされてないんだろうな
いつも自分は不幸だといじけているんだろうな、
何かを恐れているんだろうな
怯えているんだろうな

そんなふうにとらえてしまいますね。そんなだから、

『自分最適とは自己防衛そのもの』

なんだろうなと思いますね。そんなに防備してどうしたいの??
基本的には防衛するために変わろうとしない・・・
変わらない方がよっぽどリスクだという学びが自分の人生の中にないわけです
これってある意味、かわいそうなのかなとも思いますね。

『過去の育ちは変えられない』からです。

いつの間にか形成されているその組織の歴史やカルチャーの中で
弱い人ほど、そういう悪しき風土に巻き込まれてしまう人が多いなとも感じます。
強い人は、全体最適を考えられるので、そこにあまり巻き込まれないですよね

幼児教育の現場では、子ども達を本当の意味で強く生きていける人間に育てて
いかなければならないわけですが、その環境因子としてとても大きな影響を与える
先生たちに弱い人が増えているな~と感じている自分がいます。

自分を守るのに必死で精一杯・・・そんな印象ですね。

だから、全体を見る余裕なんて当然ないんでしょうね~

ラグビーでも必要とされて頼りにされるプレーヤーは、全体が見れて、先が読めて
リーダーシップを発揮してそれをチーム全員に適格に伝え、納得させて、
勝利に導ける人財
でしょう。これはあらゆる場面や組織で必要される人物像と
一緒かと思います

全体を見て、より良い方向に導こうとしている人にいつも反対して自分都合で
勝手なことをするメンバーは必要とされないでしょう。そしてそんなメンバーが多い
チームだったら今回のような成果や結果なんて達成できるはずがないわけですよね。

もちろん、このチームを作り上げるためには多くの苦労と壁があり、それを
1つ1つクリアしてきたこと、そこに選手たちが順応してきたことがあって
今回の結果につながっていると思います。

昨日の試合を見ながら、そしてベスト8進出という成果を感じながら
そんなことを思ったので少し整理しておきました。

『チームの一体感』

言葉はシンプルですが、それを感じさせるチームづくりは奥深いものでしょうね

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