行動のアクセル&ブレーキ調整力 ~自分で微調整していくコツ??~
普段の生活シーンやビジネスシーンの中で・・・
『理屈ではわかっていても、感情レベルで自分の言動を
コントロールできないこと』
そんなシーンがあろうかと思います
自分の中でももちろんそんなシーンは日々起こっています。
例えば、子育てシーンなどではそんなシーンが多いかもしれませんよね。
子ども達に感情レベルで怒ってしまったり、態度に出してしまったり
後から反省することもしばしばありますね
メンタルブロックという言葉がありますが、
どんな人間でも潜在意識の中にある自分でも気づいていないような
隠れた信念や価値観が存在していて、それが無意識の行動パターンの
基盤になっているということ。
極端な言い方をすれば”人間は無意識にコントロールされている”とも言えるかも
しれませんが、自分も40数年も生きていると、自分の無意識パターンみたいな
ものをある程度は把握してはいますね
慎重派と言えば聞こえはいいのですが、考えに考えてかなりクリアなイメージや
良い結果が自分の中で描けないと行動をしないというパターンを持っているタイプ
言い方を変えれば、”行き当たりばったりの行動ができない”ということでしょう。
だから、何かをやる前にはかなりいろいろとリサーチをしたり
シミュレーションをすることが多いですね。
買い物なども衝動買いすることはほとんどありません。
それが、リスクヘッジとして正しい判断や行動抑制のときもあれば、
大きなチャンスやチャレンジの機会損失や、行動のスピード感の欠如
につながっているときもあるでしょう。
物事には必ず、プラス&マイナスの両面があるものですからね
でも、そういう無意識の行動パターンが人生プロセスで積み重なって、
その人の人生を創り出してきていることは事実ですよね。
メンタルブロックとトラウマという言葉が一緒に使われることが多いようですが、
それらが、その人の人生にネガティブな働きかけをしてしまうケースも多いですよね。
例えば・・・
対人恐怖症で、人と話したり会うのが苦手
失敗するのが怖いので、チャレンジできない
大勢の前でプレゼンしたり話したりする機会に極度に緊張してしまう など
これらは、行動にブレーキがかかってしまうパターン
例えば・・・
ダイエットしなくてはと思っても、甘いモノや食事の量をセーブできない
お酒を飲んで酔っ払うと態度がでかくなり、人にからんでしまう など
これは、行動のアクセルが抑制できないパターン
つまり、行動のアクセルとブレーキを適正に操れない人はやがてそれがひどい
場合は人生の中で事故を引き起こしてしまうわけです。
怖いのはそれが無意識のレベルに捕らわれている部分なのかもしれません
このようなメンタルブロックによる行動パターンの原因は主に以下の2つに
あるそうです。
①親からかけられた言葉や示された行動
②偏った情報や経験による固定観念
幼き子どもを持つ親としては、あらためて子ども達への言葉かけに注意
したいと思いますね。子ども達は親を選べませんからね~
特に、否定され続けたり、まわりと比べ続けられたり・・・
ネガティブワードの刷り込みが、その子ども達の潜在意識の中にある信念を
醸成してしまうということ
まあある意味、①が②につながっている部分もあるでしょう。
親から一方的で社会的には間違っていたり、好まれない言動や指示を受けていれば
それは当然、偏った情報ですからね
先ほど、ラジオを聴いていたら・・・
『社会音痴な大人が、社会音痴な子どもを育てる』という話をしていましたが
まさにそう思います。
しかし、大人になってから過去には戻れず・・・ということで、
大人の人達が抱えているメンタルブロックを外していくために、
自分なりに大切な要素だと考えているのは、まず上記②の原因に対する
改善方法になります
偏った情報や経験がよくないのですから、その逆をとって、
幅広くて自分にとってポジティブに感じられる情報を増やすことが大切でしょう。
そして、その情報に基づいて経験も増やしていくこと
もう1つ、個人的に以前から意識して行っていることがありますが、
それは・・・
『アファメーション』
アファメーションて何?と思う人がいると思いますが、そんな小難しい方法ではなく
簡単に言えば『自分自身に対して肯定的な宣言をすること』ですね。
自分としては2段階のステージがあって
①肯定的&ポジティブでリアルなイメージを思い描くこと
②それを、言葉や文章や図式にしてビジュアル化する(誰かに伝えること)
実は、これって自分でも日々やっていることなのですが、コンサルティング
やパーソナルコーチングの現場でもお客さんと話すプロセスの中で
①②に導いていくことをなるべくナチュラルにやるようにしています
特に、リアル(臨場感)が大切かなと思っていますので、鮮明に思い描けない
のであれば今はやらないほうがいいのかも・・・なんてアドバイスもしますね
このアファメーションを世の中の天才や一流と言われる人達は、
子どもの頃から自然とできちゃっているんですよね~
例えば、『イチロー』
このブログでも何度か登場していますが、以下のブログ記事をクリック
してご一読下さい。
この小学6年生のときに書いた作文こそ、アファメーションそのものですよね。
”必ずプロ野球選手になる”という明確な宣言が書かれています
自分では、『行動のアクセルとブレーキの高品質化』と呼んでいます。
人間として同じポテンシャルであっても、それを操るアクセルとブレーキを
適正に使い熟すことができなければ、成果や結果には必ず差が生まれるでしょう。
アクセルを踏んでも同時にブレーキがかかってしまえば、そのポテンシャルを
存分に活かすことは不可能ですからね
それって、なかなか外部の修理工場が都合よく直してくれないのかなと
思います。その微調整や高品質化への取り組みは基本的にはその人自身が
担っていくものだと思いますね
そんな微調整や取り組みの少しでも参考になればと思って、今日は
『理屈ではわかっていても、感情レベルで自分の言動をコントロールできないこと』
について、自分なりの見解を整理してみました。