ハイセンスとスーパー素人スタンス ~口うるさいお客さん目線~
かれこれ15年くらい住んでいた渋谷から逗子に移り住んで約2年ちょっと![]()
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日々目にしていた渋谷の風景も今や懐かしい感じに。
こちらのホテルは、ちょうど自分が渋谷から引越す直前にオープンした
勤労福祉会館前の交差点の渋谷PARCO対面にあります![]()
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長らく工事をしていて、何ができるのかな~なんて思っていたところ
こんなハイセンスなホテル?ができたではありませんか![]()
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仕事柄、いろいろなことにアンテナを張っているほうだとは思うのですが、
建築物として造形美や、その中身を構成している空間のハイセンス感には
特に反応レベルが上がります![]()
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入るとすぐにあるのが「ベーカリーカフェ&レストラン」

こちらがホテルの客室のイメージです![]()
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他にもいくつか違う雰囲気やサイズの客室があるらしい・・・
メディアでもかなり取り上げられたということも大きいですが、
オープン当時、けっこう注目度が高かったですよね~![]()
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hotel koeは、ライフスタイルブランド「koe」のブランドコンセプト
である「new basic for new culture」を体現する場として「今」と「未来」
そして「日本」と「世界」を見据えたグローバルな視点でデザインされたホテルです。
ステイ・ファッション・ミュージック&フードの3つのキーワードを軸に
日常と非日常の融合と新しい文化を生み出します。
という解説があるのですが、ホテルでもあり、アパレル&ライフスタイルショップ
でもあり、音楽を聞いて、食事をする場所でもあるわけですよね![]()
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今までは、それぞれ別々にセグメントされていたものを融合することで
新しい文化を生み出そうとしているプロジェクトだと思うのですが、
それ自体は、弊社CLPのコンセプトととても近似していると感じています![]()
CLPでは融合をクロスと表現していますが、交わることで何か新しい
価値やパワーが生まれる。そういう環境をプロデュースしたいというのが
CLPの根本的なコンセプトなんで、とても共感できるカタチの1つだと思います![]()
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そして、造形美やハイセンス感のあるものから、それを創り出している人物
も気になってしまうタイプなので、少々リサーチしてみたら・・・
今話題の建築家の1人である『谷尻誠』さんがクリエイティブチームの中心
メンバーだったんですよね![]()
谷尻さんの会社は、SUPPOSE DESIGN OFFICEと言うのですが、
このオフィスがこれまた普通ではない・・・
『社食堂』と言って、オフィススペースと社員食堂が融合しちゃって
るんですよね。そして一般の方にも開放しています。
何でも切り分けて効率的に・・・という発想とは真逆の発想![]()
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実は、このオフィス、代々木上原にあって、自分もまあまあその近く
に住んでいたので、びっくり![]()
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これまた考え方も空間も自分としてはハイセンスだなと感じます。
自分もゆくゆくはこんなオフィススペースを・・・なんて妄想しちゃいます。
そんな谷尻さんのインタビュー記事があったので少し読んでいると、
こんな発言をされていました。
何かを創り出していくときに注意していることは、
『プロだと思ってやらず、口うるさいお客さん目線であることが大切』
それを・・・
”スーパー素人スタンス”
と表現していましたね![]()
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そして、プロとは、素人の気持ちを忘れない人であり、
素人であり続けることがどこかでプロの要件になっていると・・・
これって、真のプロだからこそ発信できる言葉だなと思います![]()
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プロの仕事を提供しながらも、常にスーパー素人スタンスでいるからこそ
新しい斬新な発想を次々と生み出して世の中に付加価値を提供し続けている人
なんでしょうね![]()
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自分もいつの間にか、悪い意味でのプロ意識に陥らないように
常に口うるさいお客さん目線を大切にしながら、日々のビジネスを展開
していけたらとあらためて思いました![]()
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