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人間関係・対人関係スキルを磨く ~興味&ニーズを満たす習慣の継続~

20200918

一昨日から1泊2日の関西出張に行ってきました
新幹線はまだまだ空いていますね
となりの席に誰かが座るということはなかったです。

2013年からコンサルティングサポートがスタートした保育園への訪問。
私が2012年に書いた著書『幼稚園の経営を劇的に変える方法』を読んだ
園長先生からお電話をいただいたのが最初のきっかけです

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かれこれ8年間の月日が経過していますが、それだけの期間を
お手伝いさせていただいていると、その園のある程度の歴史も感じる
ことさえできます。園児数も当時の約2倍に増えて、地域における
ファン創造と組織内外のブランディングも継続的に進化中

2日間のコンサルティングスケジュールはまあまあタイトで・・・

園長ミーティング、幹部ミーティング、クラス・部署リーダー研修
子育て支援スクールミーティング、個人面談(6名)、全体研修

上記を2日間で分刻みで行っていきます。
基本的には毎回上記のような内容でコンサルティングサポートを
させてもらっています。

今回の全体研修のテーマは、

『人間関係・対人関係・コミュニケーション』

これは、どんな組織にとっても根源的なテーマでしょう。
仕事の現場だけでなく、家族や友人などプライベートの場面でも大切

人間は1人では生きていけませんし、誰かと必ず関わりながら生きていく
ので、人間関係・対人関係を良好に維持できるようなスキルを身に付ける
ことは、あらゆる場面で有効ですよね~

そして、多くの問題は、人間関係・対人関係・コミュニケーションの
かけ違いから発生していることがほとんどではないでしょうか

あらゆるモノゴトのベースに人間関係があり、それが良い状態であれば
好循環にモノゴトが進む、しかし悪い状態であれば悪循環が更なる悪循環を招く

そんな悪循環が、日々多くの組織やチームで起こっているわけで、
そんな相談案件がが仕事、プライベートも含めて毎日のように私のところに

ということで、実際に人間関係・対人関係・コミュニケーションスキル
に対するアドバイスはかなり頻繁にさせてもらっています。
だから、日々そのテーマに関しては自分も学び続けています。

しかし、アドバイスを聞いて、そのポイントを頭では理解していても
いざ、その場面に遭遇したり、その場面がおとずれると、ポイント通りに
行動できない、対応できない・・・という人はたくさんいらっしゃる

なぜか?

『人間は無意識にコントロールされているから』ですね。

残念ながら意識をして自分をコントロールできることの何倍も
人間は無意識脳で操られている
というのが現実なんですよね~

無意識とは、今までの経験則や環境設定などから蓄積されてきた思考パターン
と言ったらいいでしょうか。意識して頑張ろうとしているけれど、結局は
長らく積み重ねられた潜在的な思考パターンがそれを上回ってしまう・・・

だから、『わかっているけれどできない自分』を感じている人が多い。

部屋を片付けたほうがいいとは頭でわかっているけれど、
でも、いつもモノが散乱している人。 
そんな例がわかりやすいかもしれません。

研修の冒頭はそんな話をしました。

自分もそうなんですけど、理屈ではわかっているんだけど、それを実際には
なかなかできない自分に悩む
ことはありますよね

意識的にトレーニングを積み重ねて、無意識の思考パターンを転換していくことで
ナチュラルで自然体でそれができる自分になれるのですが、
そのトレーニングはある程度継続しないと無意識の思考転換に至らない
その継続トレーニングが少々厄介なんですよね~

つまり、スポット対応や対処はできるんだけど、スポットや対処は
継続性がないから、最終的には元さやに戻ってしまう。
これが、頑張ろうとしているけれど、変革できない人間の実態でしょう。
そのプロセス管理をしていくのはその人自身です 

アドバイスではそんな話をすることは多いですね。

人間関係のテーマに話を戻しますが、基本的にはそんなに難しい話ではなくて

『相手の根源的興味と欲求を満たしてあげたら、その人は喜び、信頼し、いろいろ
話してくれるようになる。だから人間関係は上手く維持できる。』

という理屈です。

根源的な興味とは何か?

根源的な欲求とは何か?

ということになりますが、人間が一番興味あるのは『自分』ですよね。
自分で自分のことを一番気にしているわけです。

例えば、今日は髪型がどうも決まらない、顔にニキビができてすごく気になるな・・・
なんて自分ことをとても気にしている人が多いと思いますが、まわりにいる
人達は、あなたの髪型の決まらない感じや顔にニキビができている
ことにそんなに興味はありませんよね。

そして、根源的欲求とは『必要とされること、重要視されること』でしょう。

重要感というやつですね。自分が必要とされていると感じられる瞬間、
その他大勢の1人ではなく、あなたでなくてならないと重要視される瞬間。
そんな瞬間を求めているのは皆さん共通じゃないでしょうか。
自分ももちろんそんな瞬間を味わうために頑張っている部分も大きいと思っています。

それらを満たしてあげるためのコミュニケーションポイントを
カタチにできている人は、おそらく人間関係と対人関係良好な人が多い。

いろいろあろうかと思いますが、自分が研修でお伝えしたのは・・・

①傾聴力と質問力・・・『真剣に徹底的にその人の話を聞くこと』(興味・関心)

②賞賛と感謝・・・相手を観察して本気で褒める(賞賛理由も伝える)

③非言語(ノンバーバル)コミュニケーションに気を付ける

まあ、もっとあるとは思いますが、特に大切なポイントなのかなと思っています。
自分の中で、コミュニケーションは”聞くこと”という考え方があるので、
傾聴する姿勢は一番大切だと考えています。

自分のことを話したいのをぐっと我慢して、相手の話を真剣に聞く
そんな意識と行動の継続を続けると段階的にいろいろな人とのつながり方
が変わってくるでしょう。その際に、傾聴のテクニックを上手く活用したら
より効果的
ですよね。(そのテクニックについては以下の記事をご覧ください)

水曜日~木曜日は1泊2日の関西出長でした数年前からコンサルティングサポートをしている保育園に訪問。コンサルティングサポートの頻度もいろいろなスタイルがありまして、毎月訪問するところ
2019-10-18 11:58

賞賛の反対は批難や批判

いつも誰かの批難や批判をしている人からは人はどんどん離れていきます。
だって、人間が本能的に無意識的に求めているのは『安全』ですからね。
批判や批難からは安全は感じませんし、その人の近くにいるとリスクが高い
となんとなく察知するものです。

安全確保という本能的心理の視点から言うと、正体不明なものや異質な
ものには拒否反応を示すのが人間なので、そこで大切なのが『自己開示』

オープンスタンス&マインドも重要なポイントとなるでしょう。

コミュニケーションの構成要素の80%くらいは、非言語コミュニケーション
と言われています。それはその人の態度や表情や身だしなみや立ち居振る舞いや
話し方で、80%のイメージや印象が決まっているということ

例えば、同じ原稿を読んでいるAさんとBさんがいても、その印象は異なる。
同じ言葉を発していても、そこに付随するノンバーバルな要素がその人の
印象に大きな影響を与えてしまう
わけです。

だからこそ、常に自分の意識をそこにフォーカスしながら
人と接するように気を付けるべきですよね。それを意識して継続していくことで
無意識で当たり前にできるようになっていけたらよいですね

上記の①②③のポイントをしっかり徹底してやり続けるだけでも
けっこう効果はあると思います。

日々、誰かと接していく中で、その人の関係をより良いものにしていく。
それが自分自身の時間が好循環サイクルになっていく1つのポイントでしょう

少し前のブログ記事で、『良質なつながり』というメッセージを送りしたが、
まさに、人間関係や対人関係をメインとした自分のまわりにあるヒト・モノ・コトを
更に良質なつながりに進化させていくことが上手な人達がこれからの未来を
引っ張っていく人、開拓していく人になるだろうと自分は感じています。

その上で、あらためて・・・

『人間関係・対人関係・コミュニケーション』は永遠なるテーマであり
人生の中で汎用性の高いものだなと感じますね~。

自分も経験を踏まえながら、更に探求していけたらと思います。

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