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ゾーンに入るためのプロセス ~イメージする力&石の目を見抜く力~

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川崎フロンターレ、Jリーグ優勝おめでとうございます
昨日の試合、ホームゲームで2位のガンバを相手に5対0での完勝
締め括りも完璧な優勝ではないでしょうか

ここ4シーズンで3度目の優勝
まさに、この優勝で黄金期に入っているといってもよいでしょうね

それにしても、今シーズンは圧倒的な強さでの優勝と言っていいでしょう。
まだ4試合も残す史上最速、歴代最多勝ち点&勝ち数・・・
と記録づくめ、1シーズンで10連勝以上を2回も実現して、勝率も
9割近い状況・・・まあ、トッププロのリーグでは考えられない結果ですよね

スポーツの世界で、俗に言う”ゾーンに入る”という表現がありますが、
まさに今シーズンのフロンターレは、ゾーンに入っているような感覚なんだと
思います。

自分も小学2年生からサッカーをスタートして、学生時代はそれなりに
日々トレーニングをして、たまに試合で、ゾーンに入るような感覚はありました
自分の中では、頭で考えるよりも先に勝手にカラダが自動的に動いて、いつの間にか
相手を抜いていたとか、すごいパスを出せたとか、すごいシュートを打てたとか・・・

そんなシーンがたまに訪れました

でも、あとから振り返ってもそのようにした理由なんかわからず、
無意識にそうしていた自分が存在するわけです。なんとも不思議な感覚

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たまたま3連休の最終日に、かなり久しぶり(半年ぶり??)にオールコート
にてサッカーをする機会があったのですが、もうこの年齢になるとゾーンに入る
なんてこととは無縁になりますね~ 
こればかりはしょうがない。

ゾーンに入るという状況が起きる理由として自分なりに思うことは、

『そのプレーのイメージがその人の頭の中なのか、
 無意識のレベルの中に存在していることが大切』

なんだと思っています。

スポーツの世界では、イメトレと言われていますが、自分でイメージが全く
わかないプレーを実現することは不可能なんだろうと・・・

つまり、卓越したプレーのイメージをインプットできる能力があるからこそ
アウトプットの質も高まっていくということ
ではないでしょうか

例えば、参考となるプロや上手い選手のプレーを観ていても、その捉え方は
人によってぜんぜん違うと思うわけです。

モノゴトには、必ずポイントやコツというものがあります。

サッカーで言えば・・・
蹴る、止める、カラダの使い方などが複合的に絡まって1つのプレーになる
わけですが、どの要素にもポイントやコツがあって、それを高いレベルで体得
していて、それをあらゆる場面で的確に使い分けできる選手がハイレベルな選手

というわけですよね。的確に使い分けできるというのは判断力の要素でしょう。

これって、何もサッカーやスポーツの世界に限らず、ビジネスや趣味の世界でも
同じようなことが言えるのではないでしょうか。

自分が行う仕事力アップの研修などでは、
『石の目を見抜く力』と表現しています。

プロの石屋さんは、大きな岩の塊のどこを叩けばその岩を砕くことができるかを
見抜く力がある。しかし、素人だとひたすらいろいろなところを叩くけれど
いくら叩いてもその岩を砕くことはできず・・・

そんなエピソードでお伝えしている内容です。

つまり、前述したように、モノゴトには必ず、それを高いレベルで成し遂げる
ためのポイントやコツがある
ということ。
賢い人は、ただひたすら時間をかけて頑張るのではなく、
常にモノゴトの石の目を見つけようとじっくり観察したり、人に聞いたりすることで、
それを早期に体得したり、実現したりすることにフォーカスできている
ということ。

ある意味、そういう人のことを総じて『センスがいい人』と表現することも
あろうかと思います。

もちろん、持って生まれたセンスや資質というものは人間にありますよね。
でも、そうでない部分で自分のセンスを磨くということは、常にモノゴトの
石の目を探し、体得していくということなのではないでしょうか

そんな話の流れで1つ思うことは、センスを磨く力を持っているなという人は
『相手に対する質問のセンスがいい』という特徴を持っている
ような気がします
つまり、その質問が、石の目を見抜こうとしている質問になっているということ

その質問のレベルが高いことで、インプットできる内容のレベルも高くなると
いうことですよね~

そういえば、フロンターレの優勝と同じ日に、サッカー界にもう1つの衝撃が・・・
レジェンド、『ディエゴ・マラドーナ』が亡くなりました

自分がサッカーを始めたのが、小学2年生の8歳の頃・・・
そして、初めて観たワールドカップが自分が10歳のときに開催された
1986年のメキシコ大会

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そこで衝撃的な活躍をしてアルゼンチンを優勝に導いた選手がマラドーナ
神の手や伝説の5人抜きシーンは今でも目に焼き付いていますね。
メキシコ大会のマラドーナは、まさに”ゾーンに入っていた”と思います

現役時代のプレー動画集などを見ると、とんでもないプレーをしていて
なかなかこのレベルの選手ってもうでないのかなと思いますね。

そんなマラドーナのプレーを小さい頃に何度も見たことも、卓越した
プレーのインプットに確実になっていると思いますし、イングランド戦で
5人抜きをしたときのドリブルのリズムとボールタッチとタイミングのずらし方
などはやはりドリブルという要素のポイントとコツが詰まっているような
気がしますね~

昨日は、フロンターレ優勝でおめでたい日でもあり、マラドーナというレジェンド
が亡くなるという悲しい日でもあり。

そんな中で、”ゾーンに入る”というテーマにつなげて書いてみました。
やはり、イメージする力、石の目を見抜く力を意識的に積み重ねていく中で、
ふとした瞬間にビジネスでもスポーツでもゾーンやフロー状態というものが
もたらされる
ということなんだと思っています

スポーツでもビジネスでも超一流と言われる人って、その他大勢の人よりも
ゾーンに入っている時間を人生の中で圧倒的に多くできている人なのかもしれない・・・
そんなふうにも思います。

『日々のモノゴトの捉え方やインプットの質が各人の違いを生み出している』

ということですよね。
それがゾーンに入る時間を多くするためのポイントとコツでしょうか

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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