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信頼とは行動と成果が予測できること ~任せて安心な人になるために~

20201217

ビジネスでもプライベートでも、人が人と接する環境下では
否応なしに人は比較されたり、評価されたりしていますよね

それを、第一印象で判断しているときもありますし、ある程度の期間
の付き合いの中で一定の評価をしていくのが普通かと思います。

この人は、良い人なのか悪い人なのか?

この人は、付き合いやすい人なのか付き合いにくい人なのか?

この人は、信頼できる人なのかそうでないのか?などなど

人ぞれぞれ、優先順位の異なる”相手に求める要素”みたいなものがあって
それらの総合点やバランスによって評価が違ってくるんだと思っています。

『あなたが相手に求める最も優先順位の高い要素は何ですか?』

と質問されたら、皆さんはどう回答しますか?

そんなことおそらく質問されたことはないでしょうから、
即答はできずちょっと考えてしまいますよね・・・

また、相手との関係性や立場の違いによっても求める要素はもちろん変わる
ことでしょう。会社の上司に求めることと、後輩に求めることが違うように。

でも、相手との関係性とか立場の違いはぬきにして、
どんな人にでもご自身が求めたい大切な要素ってないでしょうか?

ここからは、個人的な見解になってしまうのですが、自分の場合はいくつか
あって、その中の1つが・・・

『行動の予測可能性』というもの

ビジネスの世界で言えば、
「この人にこの仕事を任せれば、こういう対応をしてこのレベルの成果を
上げてくれるはず・・・」
という見通しがちゃんとつく人かどうか

プライベートの世界で言えば、
この人に伝えておけば、ちゃんとこちらの意図を組んで、こちらの期待通り
 に動いてくれるはず・・・」
という見通しがちゃんとつく人かどうか

逆にちょっと苦手だなと思う人は、簡単に言うと、
「予測不可能な行動や言動をする人」なんですよね

何をするかわからない、こちらが想定しているイメージとだいぶズレた行動を
してしまう人は、正直なところちょっと苦手な人ですね。
一貫性がない人と言っていいのかもしれません
自分の中で、見通しがつかない状態、どうなるかわからない状態というのが
気持ち悪いんだと思います

こちらが想定している、もしくは期待しているイメージというものがあって
そのイメージ通りの行動をしてくれたり、成果をだしてくれたりが読める
人とは付き合いやすい
ということ つまり・・・

『信頼とは行動と成果が予測できること』

ということになるのかもしれません

これは、会っていきなりわかることではありませんから、ある程度のお付き合い
の中で自然と自分が判断していることであり、相手への信頼度を決める重要な要素
なっているような気がしています

特にビジネス上のパートナーに対しては、自分の中で重要なファクター
しているものですね。

自分の想定や期待と近い行動ができるということは、
相手のニーズを捉える力や感覚に長けている人とも言えるのではないでしょうか。
そして、ある程度、自分と同じ価値観や感性を持っている人なのかなとも思います。

だからこそ、話していても心地よいし、信頼できるんですよね~

そういう人と、更に長い時間お付き合いしていると、あうんの呼吸や
暗黙の了解という世界に突入して、互いにあまり説明しなくてもわかって
しまうような時がある

そういえば、自分がサラリーマン時代、つまりコンサルタント修行中、
かなりのハードワークを強いられて毎日のように徹夜をしていたとき、
夜中に若手がコンビニに買い出しに行くのが恒例パターンでした
そこで、先輩が欲しているモノをちゃんと買ってこられるかゲームみたいな
ことをよくさせられましたね~

A先輩のタバコの銘柄はこれで、好きなコンビニの弁当はこれで、アイスはこれ・・・
B先輩の好きな飲み物はこれで、夜中のこの時間にはこの煎餅を買って皆に配る・・・

などなど

それは全部頭の中で覚えていましたね。それが当たり前のカルチャーでしたので。
先輩にいちいち聞いたら仕事ができない奴・・・みたいな雰囲気がありました

そんな環境下でも鍛えられたと思うのですが、よく上司に言われたのが・・・

相手がどんなモノを持っているとか、どんなカテゴリーの話が好きかとか
どんなメニューをオーダーしたとか、常にアンテナを張って見ていれば、
聞いて入ればヒントになることなんていくらでもある。

いざというときに、それらのヒントが自分を助ける材料になるんだ。
相手が何を考えているのか、相手が何を求めているのか、何を期待しているのか、
それを全部言葉で伝えてくれるなんてことはない。
だから、相手の思考がカタチとなって表れているモノや言葉に常にアンテナを
張ってもらさないようにしている人間が、最終的には信頼される仕事をできる
人間になっていくんだ。

優秀な人こそ、相手のそういう姿勢を見て、チェックして、評価をしている。
だからこそ、そこに気づいている人間か、まったく無頓着の人間かで
仕事のレベルと信頼度の差がついていくんだ。
 

そんなような話をよくされたことを思い出しますね

例えば、一緒に同行させていただく先輩の名刺はいくつか事前にもらっておいて
同行する際には必ず持っていくようにしなさい

先輩が忘れたり、名刺を切らしたときにすぐに差し出せるように・・・
とも教えてもらいました。
ということで、いつもそうしていました。これもカルチャーですよね。

そこから20年くらい年月が流れた今、まさにそういう環境で教えられた
ことをまわりの人たちに教えたり、伝えたりしている自分がいるわけです。

そして、上記の名刺の件ですが、先輩にしてみたらやってしまった・・・
と思っているときに、ふと差し出すわけですから、行動の予測可能性を
超えたレベルのお手柄案件
になるわけです

自分は、それを『期待超越』と呼んでいます。

『行動の予測可能性』より高いレベルが『期待超越』

相手の想定や期待を超えるような行動や成果を出せる人になる。
そうすることで、信頼度は更に高まっていくと考えています。

だから、コンサルティングの現場では、『期待超越』という言葉は
ちょこちょこ使っています。すぐにそのレベルまでできないかもしれませんが
まずは、意識をそこに向けて、行動してみることが大事だと思っています
そこを意識すると、人は相手を観察するレベルが確実に上がりますからね~

故にあらゆる人に対して『行動の予測可能性』のレベルが常に高い人の特徴は、

相手をよく観察している
傾聴している
質問や確認を的確にすることができる

総じて、興味関心のスキルが高いと言ったらよいでしょうか

今日は、自分の中で相手に求めたい要素の1つとして、
『行動の予測可能性』というフレーズを取り上げてみました。

別の言葉で言えば、『任せて安心な人』ということでしょうね

人は毎日のように誰かに評価されていますし、信頼度を上げたり下げたり
していると思うのですが、できれば高い評価を得て、信頼度も高い状態
で時間を過ごしていくことが、豊かな人生ではないか
と思うわけです。
そうなるためにも、今日お伝えしたことは大事なのではないでしょうか。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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