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誰も見ていないときの振る舞いに品性が表れる ~慎独の維持・習慣化~

20210108

1都3県で緊急事態宣言が発令されました
私のところにも、1月中に予定していたイベント等の開催判断の
相談がいくつかきています。

コロナの影響の中で、臨機応変で的確な判断力が求められますが、
すべての人にとってベストな判断というのもなかなか難しい状況
ですよね

そうやって何かを判断する際に相談を受けることは多いのですが、
基本的には、そのときに何を一番優先するのかによって判断は変わります
だから、優先すべきものは何かを状況に応じて見極める力がとても必要
だと考えています

さて、今日の本題に入りたいと・・・
人ぞれぞれの特性や考え方というのはもちろん違うのですが、
例えば、世の中には、やたらと人と群れたがる人もいれば、そうやって群れる
のが嫌な人もいますよね。

これはどちらが良い悪いということではないと思うのですが、
コロナの影響の中で、在宅ワークだったり、人とのつながりが制限されたり、
そんな中で、独りで何かをするという時間も通常時より増えている人も多い
のかなと思います。

そんな独りのとき、つまり誰も見ていないときの人間の行為や行動に
おいてこんな言葉があります。

『慎独(しんどく)』

独りを慎むという意味ですよね

「人間は誰も見ていない独りの時の振る舞いこそ、
 その人そのものの品性を表す。」

誰かに見られているときと、誰にも見られていないときに
人のとる行動には違いがでてしまうケースが多いと思いますが・・・

誰も見てないときにこそ、その人間の真価が問われているわけですよね

「まあ誰にも見られていないからちょっとぐらいいいか・・・」
「誰も見てないからバレないか・・・」

そんな気持ちになることは誰にもあることでしょう。

でもそんなときに、どう立ち振る舞う人間なのか??

おそらく、この問題のキーワードは、『自尊心』『自己肯定感』
といったものになると思いますね。

誰も見ていないシーンにおいて、一般的にマイナスイメージの行動
や態度をとりづづけている人間は、そのプロセスの中で、
自分で自分を傷つけているだけだと思うのです
そして、それは弱い人間がとる選択肢ではないでしょうか

そうやって自分を大切にしないプロセスが
その人の『自尊心』や『自己肯定感』を破壊していく
のでしょう

逆に、「誰も見ていないからこそちゃんとしよう」と自分を戒める
ようなメッセージを自分に発信することが大切
なのかなと思います。
その心のメッセージに従って行動できる人間は、自分を大切にしている人間
だと思います

自尊&自己肯定・・・つまり

自分で自分のことを誇らしく思えるようになるためには
誰も見てない、誰にもチェックされていないところで、自分の善なる基準を
大切にした行動ができるか、そしてそれを日々当たり前に継続できるか。

そこが大切なんだと思います。

「お天道様が見ているから」とか「日頃の行いが良いといいことが起こる・・・」
そんな言葉もありますが、それこそ自分へのメッセージですよね。

個人的には『自分との小さな約束を守る』とお伝えしています。
自分との約束を破った分だけ、あとからなんとなく気持ちがよくないのが人間ですよね
逆に自分にとって気持ちが良いと思える時間を増やす中で、自尊心や自己肯定感は
培われていくのかなとも思います。

まあ、気持ち良いと思える行動の基準が人によって大きく違うという
本質的な問題点もございますが
これに関しては、どんな大人や親に育てられたかによる違いが大きいでしょうね

昔、ある有名な社長さんに、 
「大切にしていることを大切にする」
という話をしてもらったことがあります。

自分が大切にしていることを、いつも常に行動で示しているか?
思っていても、行動としてカタチにしていない人がとても多いということ。
そういう人は、いつも自分に嘘をついている人間ということ

そんなメッセージでした。

自分が大切にしていることをいつも行動にできているか?
誰も見ていないときでも、正しく行動できているか?

そんな自問自答を繰り返していくことも自分のために必要でしょうね

本人はそこまで意識していないかもしれませんが、
自分に嘘をついたり、自分を裏切ったりすることが続いて、
その悪のスパイラルから抜け出せなくなってしまう人がいます

そんな自分を少しでも正当化するために、まわりの人達にも、
それらの行動や態度を強要するような人がいます

それは意識をしているわけではなく、無意識にそうなってしまうのです。
だから、そんな自分に自分で気づけなくなっている・・・

そんな悪のスパイラルから抜け出すのはなかなか大変なんですよね~

だからこそ、『慎独』を維持することがとても大切なんだと思います
個人的な見解ではありますが・・・
誰も見ていないときに善なる行動をとれるか、悪なる行動とってしまうかが
善悪のスパイラルのスタート地点になっていると思うからです

善なる行為の積み重ねこそ、『自尊心』や「自己肯定感』の源泉になっている
のではないでしょうか

なんとなく自分でそれを感覚的にわかっている人もいて、
そういう人は、いつも自分の中の善なる行動を維持するということが習慣化
されている人
ですよね

自尊心や自己肯定感や誇りなどいろいろな言い方があるとは思いますが
よりシンプルに言えば・・・

『自分を好きでい続ける』ことが大切

そのために、日々自問自答して、誰が見ていなくとも、正しく行動できている
自分を感じられている時間をなるべく増やすことがポイント
ではないでしょうか

そんなことを言っている自分も完璧ではありませんが

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。 

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