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競争環境の是非 ~無駄な競争と必要な競争の分別ができる人になる~

今週の木曜日、息子(年中)の幼稚園の運動会でした。

昨年はコロナの影響で自分は実際に見ることができなかったのですが、今年は応援にかけつけることができました。まだ今年も各園コロナ対策を講じながらの開催だと思います。

年中、年長クラスともにクラス対抗のリレー競技があって、そこにはどうしても勝ち負けという結果がつきもので、勝って大喜びしてる子ども達もいれば、負けて涙を流している子ども達もいる・・・

そんなシーンを見ながらこちらも心を動かされるのですが、個人的には子ども達にとってそういう気持ちの振れ幅があることはとても良いことだと捉えています。先日もお伝えしましたが、

『人間の器は喜怒哀楽の振れ幅なり』

日々生きて行く中で、喜んだり、怒ったり、悲しんだり、楽しんだり、感情のふれ幅が大きいほど、器が大きくなる。

それは、そういう感情になったことがある人であれば、自分でない人が同じような場面に遭遇したときに、その人の気持ちを受け止めることができる。それが、いわゆる”器の大きさ”となる。

と思っている自分がいるからです。

子ども達が自分の感情を素直に表現できているシーンを見ると、成長しているシーンだなと思いながら見ている自分がいます。逆に勝った負けたという結果に対して、無表情、無感情の子どもがいたら少し心配になります。

そして、運動会で行われる議論であるのが、”競争環境の是非”について。

このテーマに対する意見は人それぞれでいいと思いますが、個人的には競争環境の体験は若いときほどしておいたほうがいいという考え方を持っています。社会にでれば、否応なしに競争環境に身をさらすことはどうしてもありますよね。もちろん、レッドオーシャンとブルーオーシャンの考え方があるように、なるべく競争がない市場で競争せずに勝つという考え方のほうが賢い!!というのも一理あります。

自分も社会人を長らく体験して、会社の経営者となり、そして経営コンサルタントとして活動してきた経験則を経て、無駄な競争と必要な競争の分別は以前よりもできるようになってきたと思います。でも、確実に言えるのは、競争環境があって、ライバルがいたから成長できた自分がいるということ。

そのプロセスの中にはたくさんの喜怒哀楽があって、いろいろな反省や軌道修正があって、その結果として成長できた自分がいて、今があるということ。だから、段階的に人間としての成熟度が増していく中で、競争せずに効果的な成果や結果を出していくという賢さを身に着けていけばよいわけで、最初から競争をなるべく避けてというのは何か違和感があるのです。目の前にある競争に臆病になってただひたすら逃げ続けるという行為をすることがクセになってしまったら、将来危険ですよね。どこに行っても現実と向き合えずフェードアウトを繰り返す人生が待っていることでしょう。

『将来競争をしなくてもいいように、今競争環境に身を置く』

そんな感覚も大事なのではないでしょうか。

正々堂々とちゃんとしたルールがあり、同じ条件下で競争できる環境というのは、実は大人になればなるほど存在しなくなります。それぞれ抱えている背景や条件が同じというのはなくなっていきますので・・・

だから、子どもの頃の運動会のようなちゃんとしたルールと同じ条件で競争できる体験というのは実は貴重なのかなと思うのです。そこで、一生懸命全力で頑張るということ、そして頑張っている仲間を全力で応援するということ、そんなシーンを見ていると単純に素敵なシーンだなと思うのです。

自分では、『誠実な負けず嫌い』が伸びる人の共通項だと思っていて、以前今日と同じような思いで書いた記事があるので以下にリンクしておきますね。

本日は、台風の影響を考えて、予定していた仕事が延期になったので先ほど、久しぶりに封鎖中の代々木公園は走れないため、自宅の近所をランニングしてきましたまだ少し風はありますが、気持ちの
2014-10-14 13:02

クラス対抗リレーで我が子のクラスは負けてしまいましたが、息子はなんとなく悔しいようなそうでないような表情で・・・基本的に恥ずかしがり屋なので、本当は悔しいけれどあまりそれを見られたくないタイプなのは親としてよくわかっています。

逆に、今小学校1年生の娘はけっこう感情表現が豊かなタイプ。今回もビデオ撮影をして家族で当日のシーンを見ていたら、1年前の自分の運動会のシーンが見たくなったようで、それを見ていたら、自分のクラスがリレーで負けたシーンを見ながら、思い出してぼろ泣きしていました。

でも、2人とも競争環境に対して一生懸命真剣に取り組もうとする姿勢は持っているので、そこは大切にしてほしいなと思います。自分の過去を振り返っても、運動会のときは夢中で取り組んでいたことを思い出しますし、両親もそんな自分を見て、興奮しながら応援してくれたことを思い出します。

ということで、親としてのアプローチや考え方も子どもに影響を与えているのでしょう。

自分としては『やるときは本気で真剣に取り組む』というスタンスを大事にしてほしいので、それが伝わるようにこれからも子ども達にアプローチしていけたらと思います。

運動会頑張ったのでリラックスも兼ねて、週末はファミリーキャンプに行ってきます。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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