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内観を大切にセルフPDCAを上手くまわす ~外的要因2割 内的要因8割~

先週の木曜日から金曜日は久しぶりの関西(兵庫県)出張。

タイミングが悪いことに、大雪に見舞われて、電車がストップして帰ってこれないのでは?と心配しましたが、なんとか無事に帰ってくることができました。

そして、そんな大雪の金曜日(1月14日)に出張先で誕生日を迎えました。誕生日当日が出張で帰宅が夜遅くなってしまったので、翌日に家族がお祝いを・・・

今回は葉山に本店があるサンルイ島のチョコレートケーキをセレクトしてくれて皆で美味しくいただきました~

こうやって祝ってくれる家族がいることに感謝しつつ、家族のためにもいろいろと頑張らないとと身の引き締まる思い。

先週訪問したコンサルティングサポート先は、社会福祉法人が運営している保育園。今後は認定こども園への運営モデル移行を検討している園。私の著書を読んでくれた園長先生からご連絡をいただき、かれこれ10年近くのお付き合いになりますかね。毎月の訪問ではなく、年間で4回~5回程度の頻度でコンサルティングサポートをさせてもらっています。

毎回、全体研修を行い、私が講師役でその都度の課題やテーマに沿った内容のレクチャーをさせてもらうのですが、今回は、2人1組になって相手の課題や相談に対するアドバイスをお互いにするというワークを行ったのですが、なぜそんなことをしたのか?

相手から相談や悩みなどを持ちかけられたら、普通の人はある程度親身になって対応しようとするわけですが、自分自身の課題や悩みに対して、自分が親身になって向き合っているか否か?を問いたかったんですよね。皆さんはいかがでしょうか??

『自分自身に対して、ちゃんと向き合って、真剣に寄り添ってあげているでしょうか?』

以外と自分にことについてはないがしろにしていたり、後回しにしてしまったり・・・そんな人いませんか?

『内観』という言葉があり、いろいろな解釈はあると思うのですが、個人的な解釈としては・・・

『自分自身を顧みて反省して変化、進化するために必要な自己分析』かなと思っています。

なんだか上手くいかないときに、外的要因のせいにする人、つまり人のせいにしたり、置かれている環境のせいにしたりする人がいますが、そういうときこそ、内観をして、自分がやるべきこと、変えるべきことを冷静に落ち着いて整理したほうがいいですよ。と言いたかったんですよね~

昔はよく『外的要因2割、内的要因8割』という言い方をしていました。

全体の2割程度はどうにも自分でコントロールできない要因で上手くいかないこともあるでしょう。でも、全体の8割くらいは、自分でよくしていく要素が残されているという考え方。

もちろんその割合が絶対という意味ではありませんが、外的要因8割の感覚で生きている人って、基本的にいつも何かに愚痴ったり、文句をいったり、イライラしている時間が多いということになりますよね。その時間はもちろんネガティブタイムですから、人生のネガティブタイムが多くなる。でもそれを生み出しているのは自分の思考だということに気づかない人が多いのかもしれません。

内観をするということは、つまり『自問自答』をする行為と捉えてもよいでしょうね。自分に質問を投げかけて自分の心の声や本心を探り出していくプロセス。

もちろん、突破口が見えずらい時、自問自答に加えて誰かに質問や相談をする行為も必要だと思っています。第三者の意見を踏まえて、更なる内観の強化をしていくことで、つまり『リフレーム』をしていくことも課題や壁を乗り越えるために重要ですよね。

以外と、人って思い込んでしまっていることが必ずありますから、自分以外の人の考え方や意見を踏まえて、『リフレーム』の機会を自分に課す行為が大切だと思うのです。

これらの、自問自答やリフレームなどを踏まえてやっていることを自分の言葉として・・・

『セルフPDCA』と呼んでいます。

つまり、自分自身のPDCAを常に回し続けるためにとても大事なのが”内観”なんだと思うんですよね~

例えば、自分の場合は1日の中でリラックスタイムに簡単に内観をすることは多いですかね。お風呂の時間や寝る前の時間など。そんな小難しく考えないで、その時の自分の状況を整理して、未来のなりたい姿とのギャップを埋めていくためのイメージをすればいいと思うのです。それを頻度よくやり続けることが、つまり自分を大事にする行為そのものではないでしょうか。

逆に、私が見ていてもったいないなと思う人は、いつも他人や誰かのせいにして、内観から逃げている人達。ある意味の現実逃避グセなんじゃないかなとも思ってしまいます。

そんなことを書いていて思い出す言葉が・・・

『過去と他人は変えられない。自分と未来しか変えられない。』

まさに、これって外的要因と内的要因のことを別の言い方でメッセージ化しているわけですよね。

まあ、弊社CLPのメイン事業であるコンサルティングやコーチングにおいても、その組織や個人のPDCAを的確に回すためのサポートをしているわけです。自問自答が苦手な人に対して、こちらが的確な質問を投げかけたり、問いかけをする中で、大事なことや変化しなければならないことに気づいてもらったり、思い込みの打破やリフレームをしてもらったり・・・

そうやって、PDCAサイクルを上手にまわすことができてくれば、組織も個人も着実に良い方向に変化していきますし、その結果として業績が上がったり、成果につながったり、成長したりするということ。

だから、内観が上手とは、『自分に投げかける質問上手』ということでもあるのかなと思います。人材育成が上手な人を見ていると、相手に対して的確な問いかけや質問を巧みに操っているなと感じますしね。相手が成長するために必要なポイントを意図的に気づかそうとしている、そして主体性のスイッチを入れる仕掛けが組み込まれているわけです。それは、一方的な指示や命令で人を動かすとは異なる、相手に内観させるテクニック&スキルなのです。

人は自分で気づいて、主体性のスイッチが入って、自分事として変革行動と起こしているときに一番成長するのかなと思います。そのモードに突入するには、やはり”内観”の質を高めていくことが大事なんだと思いますね。今日は、出張先の保育園での研修会でレクチャーしたことを、あたらめて整理させてもらいました。

『自分を大切にする=内観の時間を大切に』

内観の時間を大切にしながら、効果的なセルフPDCAを回していけば、人生はそんなに悪くならないですし、自分の夢や理想のイメージに段階的に近づいていけるのではないでしょうか。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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