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『10才までにやっておきたい脳育』~子どもたちの未来はもう始まっている~

先週末、品川プリンスホテルで開催された講演会に参加して勉強してきました。

『10才までにやっておきたい脳育』 

~子どもたちの未来はもう始まっている~

講師は

医学博士であり脳育研究の第一人者である瀧靖之先生

元バレーボール日本代表選手、現在は日本バスケットボール協会会長、日本オリンピック協会副会長でもある三屋裕子さん

実は、三屋さんが代表取締役である株式会社PITが設立した『保育型幼児教育スクール Pitスクール』(白金台)の開設準備期間からのアドバイザーを私がさせてもらっていまして・・・そのご縁もあってご招待いただきました。瀧先生もPitスクールにアドバイスしていただくとともに応援していただいております。

今回の講演会もPitスクール主催運営となります。(公式サイトは以下をクリック)

白金台の保育園Pit SCHOOL|認可外保育型幼児教育スクール

以前、このブログで名前はあえて伏せて、三屋さんのことを書いたブログがあるので以下にそちらもリンクしておきますね。

過去の栄光という言葉があるが・・・ 栄光とは、例えば、スポーツの世界でチャンピオンになったり、 オリンピックメダリストになったり、もしくはビジネスの世界で成績を残し 一躍
2020-09-10 10:19

当日の会場はPitスクールに子どもを通わしている保護者の方々や業界関係者やその他研究者など、たくさんの人達が会場に詰め掛けていましたね。

久しぶりに脳が刺激されるとても学びの深い時間となりましたので、いつものように、私の振り返りを兼ねて講演会の内容をこのブログで整理しておきたいと思います。

【三屋裕子さんの講演より】

なぜ幼児教育に自分がアプローチしていこうと考えたのか?

選手を引退して教職の道で学生達と接する中で何かがおかしいと感じた。

ボールがとれない、カラダの動かし方がおかしい・・・ここで感じたのが『受験戦争の弊害』

自分が学生を教えていたのは筑波大学だが、入学するまで必死で勉強をして運動をする時間もなくそこに至った学生も少なくない。大学に入学することをゴールにしてしまっているのではないか?

『自分の人生の中でどこにゴールを持っていくのか?』

それは他人や親が決めることではなく、本人が決めなければならない。

自分自身は、小さい頃は虚弱体質でいつも家にいて本を読んでいるような子どもだったが、12歳(小学6年)で170cmまで身長が伸びた(両親はどちらも背が低いけれど)

『バレーボールとの出会いが自分への自信につながる』

自分としては背が高いことがまわりと比較される中で、とても嫌だと思っていた。あるとき自分が人と違うところを活かせと言ってくれた先生からの薦めもあってバレーボールをスタート。それから自分へのまわりの評価が180度変わって自分に自信が持てるようになった。

小学生の高学年から中学生になるときに急に身長が伸びる子どもがいるが、そのときはカラダと筋力のバランスが崩れるので、自分のイメージ通りにカラダを上手にコントロールできない時期に突入する(”思春期の不器用”と呼んでいる)。そんなときは、親や指導者はそんなときもあると温かく見守ってあげてほしい。

自分は皆さんのイメージと異なって、運動は実際は好きではないけれど、バレーボールというスポーツが自分に合っていたんだと思っている。好き嫌いという選択パターンもあれば、向き不向きという選択パターンもあるということ。

Pitスクールを創設して幼児教育になぜアプローチしたのかは、自分の経験則として

『小さい時にやっておいたほうがいいことがたくさんある』

と強く実感しているからに他ならない。運動で好成績を残すというよりも、カラダを動かすことが楽しい、おもしろいと思える子どもを育てることが大切だと考えている。

『できることよりも好きになること』

楽しい、おもしろいとは生涯続けることができる=自ら健康を創り出すことができる

ヨーロッパに

『いくらお金や名誉や地位があっても健康がなければ使えない』

『牛乳をつくる人よりも牛乳を運ぶ人のほうが健康である』

ということわざがある。

これからの人を評価する観点は変わり、これからの評価軸を意識した子育てや幼児教育の在り方が求められていく。その観点は以下の3点

①知識・技能 

②判断力・表現力 

③自ら意欲的に学習する姿勢

今までの受験カルチャーとしては、知識や技能が大きな評価ウェートを占めていたが、これからはそれが全体の3分の1のレベルに縮小されていく。そして教育環境や評価環境もそれに合わせて変化していく。そんな中で確実に言えることは・・・

『言われたことをこなす人よりも、自分で仕事を見つけて動ける人のほうが求められる』

ということ。

大人の言うことを聞く子を育てたいのではなく、自分のやりたいこと(ウォント)を発信できる人を育てていきたいと思うし、子ども達には将来、世の中で必要とされる人になってもらいたい。そういう人達を育てていくための環境づくりがPitスクールが大切にしているコンセプトであり、それを段階的にハイレベルにしていきたい。

最近のわかりやすい人物像で言うと、大谷翔平選手のようなイメージ。いつもニコニコ野球を心の底から楽しんで、既成概念や前例に捕らわれず、投手と野手の二刀流スタイルを確立して素晴らしい成績を残してしまう。そんな人物を育てていけたら素晴らしいことだと思う。

 

そんな講演内容でしたね。瀧先生の前座だから・・・なんて謙遜しながらお話されていましたが、やはり、スポーツの世界でもビジネスの世界でもトップの実績を残されている三屋さんが語ると説得力があります。アドバイザーとしてPitスクール立ち上げのためのプロジェクト推進会議に参加しているときにも、一言ひとことに重みがあって、いつも冷静な判断をされている印象がありますね。

そんな方が目指す子ども達と日本の未来づくりのお手伝いを自分がさせてもらっていることにもあらためて感謝する時間となりました。

さて、瀧先生の講演内容は明日第2弾として整理させてもらおうかなと思いますのでお楽しみに。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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