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フリータイムのセルフプロデュース力 ~スポットではなくロングタームで考える~

先日参加した講演会の内容をこのブログでお伝えしましたが、早速、お世話になっている幼稚園の園長先生から連絡があり・・・

『雑賀先生のブログを拝見し、瀧先生の御著書を2冊(賢い子は図鑑で育つ・賢い子に育てる究極のコツ)拝読しました。わたしが以前から思っていた幼児教育のあるべき方法と同じです。』

勉強熱心な方は、良いと思ったことを行動に起こすスピードが早い!!当然、そんなトップが率いる幼稚園はまわりの園が園児数減少傾向の中、園児募集でお断りせざるをえないくらいの人気園となっています。

先日の講演会の中でいくつもの印象的で学び深いフレーズがあったのですが、自分の中であらためて心に残りいろいろな意味で考えさせられるフレーズだなと今思うのは・・・

『フリータイムのセルフプロデュース力』

という言葉。三屋さんがふと語ったものですが、人生を左右するような大きなテーマだとも思うのです。

人生全体がある意味、その人に与えられたフリータイムなのかもしれない・・・なんて考えると、そのフリータイムの使い方自体が人生であるとも考えられる。

『どんな時間を過ごしたいのか?』

『どんな人生を送りたいのか?』

そんな自問自答に対する方向性で、各人のフリータイムの使い方が大きく変わるのでしょう。

例えば自分の場合、自分の親が自営業で社長だった(今も80歳で現役)という影響もあって、いつの頃から自分で起業するという人生をイメージし始めた。だから、そこに向かうために自分の中で20代は修行期間という位置づけがあってかなりはハードワークであらゆる点で成長できそうな会社(船井総研)をセレクトした。

そんな選択をしたこともある意味、セルフプロデュースなのでしょう。

なぜ、週に何回も徹夜をしながら、まわりの友達とも飲み会にも顔を出すこともできずといった20代をセレクトしたのか?それは、年齢を重ねて40代や50代になったときに、自分のフリータイムを豊かに過ごせるようになっていたいな・・・という自分の未来をイメージしていたからなのかなと思います。

先日、YoutubeでヒロミのHiromi factory チャンネルを見ていたら、一人ドライブシーンで本人が普段思っていることを語るシーンがあったのですが、そこで言っていたことが・・・

『一人で遊べると、一人が怖くなくなるから楽になる』

『一人で遊べると、皆でやったときにもっと楽しくなる』

『やってみたいなと少しでも思ったらとにかく1回やってみること』

『空いている時間を楽しく遊べる人になる』

『人生は暇つぶし』

『何のために仕事をしているかというと、遊びのために仕事をしている』

『遊ぶのに必要なものが仕事』

『仕事も遊びのうちの1つ』

なんだか、50代になってこうやって語れて、それを実際に体現しながら生きているのはかっこいいなと思いましたね。仕事に追われるのではなく、仕事にフルパワーをかけすぎるのではなく、楽しいフリータイムを満喫するために仕事を頑張る!!そんなスタンスなんだと思いますが、自分としては、とても共感するメッセージです。

このブログにも何度か登場している所さんや今回のヒロミさんなんかを見ていると、まさに・・・

『フリータイムのセルフプロデュース力』

を感じるわけです。こんな生き方ができたらいいなという自分の中でも1つのモデルにもなっています。仕事もしっかりやるけれど、それに追われることなく、余暇のフリータイムを楽しく過ごす。それらを高いレベルで実現している人。そんな人達に憧れます。

仕事はすごいけれど、仕事漬けになって、仕事以外のフリータイムがない・・・それはそれでなんだか窮屈な生き方だなと思うわけです。自分の場合は、たくさん儲けて大金持ちになってというのではなく、ちょろっとお金もあって、時間的な余裕も人よりあって、フリータイムの時間も楽しめている自分を実現したい。

今のフリータイムは子ども達もまだ小さいので、家族で旅行やキャンプやそんな時間を楽しみたいと思っている自分がいます。そんな旅行やキャンプだってそれなりにお金がかかりますから、そこを充実したものにするために仕事を頑張るぞ!!という日々のモチベーション。

『遊びのため(フリータイムを充実させるため)に仕事を頑張る』

でも、そうなるためには、あらゆる部分の力量をあげないと実現できないことがわかっていたので、20代から30代前半くらいは、上記とは少々逆のステージを自分に課していた。という意図的なセルフプロデュースになりますかね。

完璧にとまではいきませんが、ある程度、今はそのイメージを実現できているのかなと思います。毎日働いてはいませんし、仕事漬けになってしまうようなタイムマネジメントはしていませんし・・・でもそれを実現できているのは、修行時代の日々の積み重ねのおかげだと思っています。

つまり、大きな枠で捉えれば、フリータイムのセルフプロデュースを自分のイメージ通りに進めたければ、『人生のセルフプロデュース』という枠で考えることが必要なのかもしれませんよね。

『スポットを充実させるために、ロングタームで考えることも必要』

ということなのでしょう。

人のスポットでの充実度合を見て、それを真似しようと思ってもなかなか真似できないということ。その人の歴史や人生のプロセスを学ぶことで、それを実現する本質的なポイントを掴むことが大切。

先日もコンサルティング先の幹部から新人社員と中途採用社員が退職を希望しています。といった連絡をもらったのですが、そういう人達と接していると、全員とは言わないまでも、人生のセルフプロデュースという視点で自分の仕事や時間の使い方を十分に掘り下げられていないなと感じます。

どちらかというとスポット思考でモノゴトを判断する傾向が強くて、ロングタームで自分のプロデュースを考えたプランはできていないんだろうなと思いますね。スポットで嫌だから、大変だからで辞めていたら、そのあともスポット的苦痛を繰り返すパターンに陥る人が多いように感じます。

そういう意味で、これからの時代、まさに『フリータイムのセルフプロデュース力』が問われる時代になるでしょうし、その力の有無で人生の充実度が多いに変わってしまうのかなとも思います。皆さんもぜひ、メタ認知を働かせて、自分自身の人生を上手にプロデュースしていってほしいと思います。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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