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幼稚園のリクルート対策とホームページ ~マーケティング思考で随時進化~

夏らしい毎日。我が家の子ども達も昨日まで4日間限定の水泳教室に通って、少し成長実感したようです。午前中はプールで泳ぎ、そして午後からは逗子海岸で・・・夏を満喫していて羨ましい!! 来週は家族でキャンプに行く予定です。

さて、先週の話にはなりますが、埼玉県の認定こども園に訪問して、カメラマンと先生たちの活動シーンを撮影。弊社CLPがその園のホームページ制作をプロデュースしており、私はクリエイティブディレクターとして陣頭指揮をとっています。

数年前に全面リニューアルをしてから、毎年ちょこちょこ修正をしてきているのですが、今回の大きなテーマは・・・

『リクルート対策の再強化』

今、多くの幼稚園や保育園で全般的な課題になっているのが、『リクルート問題』

昔のように学生がたくさんいて、業界への就職希望者も多く存在した時代は終わり、今はリクルート対策をしていない園では、毎年不安定な採用活動を余儀なくされているところが多いという現実。弊社CLPにもそんな悩みでのご相談がちょこちょこあります。

今や園のホームページ内にリクルートページを組み込む、大きな法人ではリクルート専用のホームページを製作するなどは当たり前になりましたが、その当たり前の中での差別化となるマーケティング視点を取り込んだブラッシュアップが必要になってきています。

つまり、リクルート用のページが当たり前になった今、リクルート用のページがあるだけでは以前ほど効果が出せなくなっているということ。

こちらの園、ホームページを全面リニューアルしてからは採用の問い合わせもだいぶ増えて、「園見学」などのアナウンスをすると、かなりたくさんの学生さんから参加申込をいただくという流れが構築されていました。ここ数年、10名以上の候補者から採用できるという状況が実現しているのですが、これは他園ではなかなか実現できないレベルなんです。もちろん、ホームページをリニューアルしたからという理由だけで、そんな状況が実現しているわけではないこともお伝えしておきます。

結局、いろいろな園のお手伝いをしている中で、リクルート成功の秘訣は何か?と問われれば、

『インナーブランディングとアウターブランディングの連動』

というのが私なりの1つの答えになりますかね。園で働いている人のモチベーションが低く、現在の職場環境に満足していない人が多い園がいくら、ホームページで素敵なメッセージを伝えても上手くいかないということ。少なくともそれは一時的なものでしかないということ。

詳細については、またの機会に整理してお伝えできたらと思いますが、複合的な要素が絡み合って成果につながるということはお伝えしておきたいと思います。そういう面では、長年積み上げてきたコンサルティングノウハウのベースを踏まえて、ホームページ製作のプロデュースができるのが弊社CLPの強み。もちろん制作するだけで終わるというわけではなく、随時修正や進化に向けたアドバイスはさせていただいております。これも他の制作会社とは異なる価値だと思っています。

話を元に戻しまして、上記の園は数年前に園舎も建て替えをしまして、業界ではある程度有名な設計事務所にデザイン等を依頼しましたので、施設全体の見た目もおしゃれになりましたし、イメージアップに成功。しかしその素敵なイメージが当時のホームページに全く反映されておらず、デザイン面についても、園舎のイメージと乖離していたので、弊社がプロデュースして全面リニューアルさせてもらいました。

教室とは別にランチルームもあるなど、施設面では差別化できていたので、それがちゃんと”素敵”に感じてもらうように動画なども入れ込みながら連動させたところ、学生さんにそれがポジティブな印象として伝わり、大幅に反応が変わった(10倍)ということですね。

しかし、今年の4月から「認定こども園化」をしたところ、埼玉エリアでは、認定こども園の数がまだなぜか少なく、学生にとって実態が把握されていないので、どちらかというと職場としてよくわからない、幼稚園と保育園が入り混じって大変そう?といったイメージがあるらしく、見学者数は例年どおりの数を維持できているが、採用試験に二の足を踏む学生さんが出始めたという実態が・・・

それに加えて、とある養成校の学生、複数人に共通する感想があったそうで・・・『園のホームページを見ると全体的におしゃれで洗練されている雰囲気を感じるけれど、先生たちが身に着けているユニフォームがそことマッチしていない気がする(ダサい?)・・・

今回はそんな課題を踏まえて、その課題を払拭するためのリニューアルを検討しているわけです。まさにこれは「マーケティング思考」ですよね。この発想がないと、継続的に採用活動を良い状態で維持していくことはできないと思いますね。リクルートページを作ってから、そのままで何もテコ入れしていない園、どうテコ入れしたら効果的なのかがわからない園がありましたらぜひご相談いただきたいと思います。もちろん、まだリクルートページを自園のホームページに組み込めていない園も気軽にご相談下さい。

ユニフォームについては、園舎全体のカラーイメージと統一したカラーのエプロンに統一しましたので、今回はそちらのユニフォーム姿の先生たちを撮影。園庭の緑をバックにいつもパートナーとして撮影を依頼しているプロカメラマンが撮影すると、それはそれは素敵な先生たちの写真に。ある意味、園ではなくスターバックスで働いている定員さんのようなイメージ。この写真のイメージがとてもリクルートには大切。

先生たちからのメッセージ発信の内容も変えるために新しいメンバーへのアンケート取材も行っています。そして、上記の学生さんたちの不安を払拭するための、園からのメッセージも新しいコンテンツとして付加するということで、現在原稿を作成していただいているところ。

こうやって、ある程度の期間の中で発生しているテーマごとの課題を見極めて、その課題をクリアしていくための具体的な改善策をタイムリーに進めていくことが大切だと思っています。

『リクルート活動が上手くいかない』『もっと学生との接点を増やしたいけれど・・・』そんな悩みや相談を受けることがありますが、私なりにそこで感じてしまうことは・・・

『リクルートを少し舐めているな・・・』

ということ。言葉はあまりよくないかもしれませんが、何かちょっと工夫をするだけで、リクルートが上手くいくなんてことは絶対にありません。昔の名残りが今だに頭の中にあるのかもしれませんが、明らかにその時代と今は状況が違います。内部改革も必要、そして広報戦略の見直しも必要・・・やらなければいけないことはたくさんあります。それらが重なってようやく成果につながっていきます。

リクルート活動を強化してテコ入れしないといけないなと思いつつ、毎年やっていることが変わらない園がとても多い気がしています。その実態を見ているとやはり”舐めている”と思うわけです。

今日は、ホームページ用の写真撮影の仕事現場から、幼稚園や保育園のリクルート戦略や対策の話につなげてみましたが、実は、リクルートというテーマを強化しようとすると、最終的には園全体のあらゆる部分の品質アップが必要になるということなんです。そういう切り口で園改革を進めていくことも1つの考え方だと思いますね。

個人的には、リクルート活動は、園の人材育成がすでに始まっているステージだと位置づけているので、そこを戦略的に他園よりも強化していくことは、人で差別化していく上でのとても大切なテーマになっていると思いますね。

弊社CLPのホームページにも掲載してありますテーマ特化型のコンサルティングメニューの『リクルート活性化プロジェクト』は、そんなイメージでのお手伝いとなりますので、ご興味ある方は以下の問い合わせフォームからご連絡下さい。

こちらは「幼稚園・保育園・認定こども園トータルサポート」に関するお問い合わせフォームです。 ※他のお問い合わせにつきましては、以下の各ボタン先のフォームにてお問い合わせく
2021-08-17 14:59

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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