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売上&業績アップのポイントシリーズ ~因数分解とチャンクダウン~

今日も暑いですね。皆さん体調管理大丈夫でしょうか。

昨晩、我が子たちは奥さんの実家から1週間ぶりに我が家に帰ってきましたが、休む間もなく今日は映画鑑賞(ミニオンズ)に朝からでかけていきました。子ども達のエネルギーはすごい!!

さて、今日は『売上&業績アップのポイントシリーズ』

個人的に自分の現状や職業を説明するとき、経営コンサルタント、パーソナルコーチ、クリエイティブディレクション、コミュニティプロデュースなど、多岐にわたる活動をさせてもらっている状況なので、説明が難しいのですが、やはりメインとしては『経営コンサルタント』という伝え方をしています。

経営コンサルタントとしてのサポート内容も多岐にわたるのですが、一般企業においてメインとなるテーマは『売上&業績アップ』になりますかね。売上や業績アップといっても、鉄板的にこれをすれば必ず良くなるということではなく、その事業モデルの特性や現状を把握・分析した上で、いくつかの切り口や打ち手を見出して、その具体的な実行プランを組み立てて、その進捗管理やアドバイスなどをしていくという流れが多いのかなと思います。

『売上&業績アップのポイントシリーズ』では、そんないくつかの切り口やポイントになる考え方について少し紹介していけたらと思います。個人的にそんな切り口やポイントを頭に入れながら、それぞれのお客様の売上アップや業績アップに向けた、変化や進化を促していくことを大切にしています。

今日お伝えする切り口とポイントは・・・

『因数分解とチャンクダウン』

例えば、売上アップなんて課題を突き付けられたとき、売上・・・売上・・・売上・・・なんて一生懸命考えていても次の一手はなかなか思いつかないものです。

そこで、売上を「因数分解」してみると次の一手が見えてくることがあるのです。売上を構成している要素でいろいろな因数分解をしてみると・・・

売上=「客数」×「客単価」

売上=「商品単価」×「売上個数」

売上=「市場規模」×「市場占有率(マーケットシェア)」

売上=「商品力」×「接客力」

売上=「営業マン1人当たり平均売上」×「営業マン数」 などなど

売上という言葉は1つですが、その因数分解方法はたくさんあるということですね。発想の転換が大切です。

自社の売上を構成している重要因子や影響度の高い因子で因数分解してみることがポイントです。上記の公式が複合的に絡み合って、その会社全体の売上が構成されている場合もあります。因数分解して売上構成要素にクローズアップして考えれば・・・

客単価を上げるために何をするべきか? とか

商品単価を上げるために何をするべきか?とか

接客力を上げるためにどんな研修を導入するべきか? とか

マーケットシェアを上げるために、どんなチャネルを攻めようか? とか

いろいろなアイデアや発想を生み出しやすくなるということですね!!

上記は売上という切り口での因数分解ですが、日常生活でも「因数分解」はけっこう使われているものです。

例えば、「時間の因数分解」

時間という概念を自然と皆さんは因数分解していますよね・・・時間という単位は一般的な考え方では、7つに単位を振り分けることができます。

 秒 ⇒ 分 ⇒ 時 ⇒ 日 ⇒ 週 ⇒ 月 ⇒ 年

上記の単位を巧みに活用しながら、時間に対する感覚共有やコミュニケーションが成立しているのです。この単位がなくて、時間という言葉しかなかったら、時間感覚を共有するのは至難の業でしょうね。

それでは「仕事の因数分解」・・・例えば以下のようにすることができます。

目的やねらいの確認 ⇒ 目標やゴールの確認 ⇒ 頭の中でイメージシミュレーション

⇒ 段取り・準備 ⇒ 作業開始 ⇒ 途中経過報告&軌道修正 ⇒ 作業仕上げ ⇒ 目標達成

まああくまでも上記は一つの例ですが、自分の仕事の進め方といっても、一つの塊という捉え方ではなく、その行程を「因数分解」の概念を活用して、なるべく細かく振り分けて考えて見れば・・・

「自分の仕事の質やスピードを高めるために、どの要素にてこをかけるべきか」という発想が生まれてくるものです。

個人的にこれはいろいろなことに応用がきく方法だと思っています。

例えば、営業マンだけどなかなか成績が上げられないとき・・・
自分の営業プロセスを「因数分解」して、成績を上げているメンバーに相談してどの要素がその差異を生んでいるかを分析すれば・・・何かが見えてくるでしょうね。。。

どうも、アイデアが枯渇してしまったとき、鮮明で効果的な打ち手が見えてこない時ただなんとなく、言葉の塊や概念の塊で考えているのではなく、算数で習った「因数分解」を活用してみると、何か新しい発想やアイデアやヒントが湧き出るかもしれませんよ!!

ただ算数の授業でやって役に立たないと思っていた「因数分解」・・・いやいや、日常生活の中でかなり役に立つことを習っていたのだと、あらためて「因数分解」を見直してあげたほうがいいかもしれませんよ。

道具は所有しているだけでは役に立たない
しかし、有益な使い方を習得することによってあなたに力を与える!!

勉強はできても仕事ができない人がいらっしゃるようですが、猛勉強して最新鋭の道具は手に入れたけど、社会や仕事の現場での有益な使い方はわからない人ってことでしょうかね。そんなの教科書には書いてないですから・・・

つまり・・・

『塊をほぐすと何か別のモノが見えてくる』ということですよね。

これを、”チャンクダウン”と言ったりしますが、なんだかわかりにくくなったら、なるべくいくつかの要素に分解してみるといいと思います。

実は、このブログを書くことも、自分の思考の因数分解的な要素があると思って書いています。
だから、書き続けてきた約1500記事の投稿内容をちょろっと読み返すだけでも、自分の思考の再確認や再整理につながったりするのは確かですね。

そうやって、日々、意識的に因数分解を活用している人もいれば、無意識にそれを活用している人もいる。

もちろん人によって、それが得意な人もいれば不得意な人もいるでしょう。でも、日々意識してあらゆることを因数分解するトレーニングを積んでいくことで、どんな人でもその力を高めることは可能だと思っています。

それは、モノゴトを整理整頓する力につながり、それが進化して問題解決の糸口を発見する力につながり、問題解決能力にもつながっていくのではないでしょうか。それらの力が統合されていくと、売上&業績アップを実現する力になっていくのでしょう。

例えば、人生の因数分解なんて考え方もありますよね~

10代を振り返る、20代を振り返る、30代を振り返る。それは年代別の因数分解。

学生時代を振り返る、社会人になってからを振り返る、起業してからを振り返る。それはライフステージ別の因数分解。

因数分解して振り返り、そして反省した結果、これからの未来をどうしていくのを考えていく。

ただなんとなく人生ひとくくりで生きているだけの人とは違うステージが待っているのではないでしょうか。

パーソナルコーチングの仕事もしていますが、お客様にそんな人生の因数分解のサポートをすることも多いですね。

売上&業績アップというテーマとは多少異なる内容も書いてしまいましたが、たビジネスのシーンはもちろんのこと、日常生活の中で皆さんも意識的に因数分解とチャンクダウンを上手く活用してみるとよいのではないでしょうか。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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