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熱量のさじ加減を間違えない!! ~うざい人にならないために~

いや~日本代表やってくれましたね!!ドイツに劇的な勝利!!

一気に日本中のモードが切り替わった感じがしますね。気持ちも上向きで経済面においてもプラスαの影響がありそうです。

前半の試合展開だと、けっこう厳しい現実・・・という感じでしたが、見事に後半のシステム変更と攻撃的な強い姿勢でのメンバー交代など、試合全体を通じて、すごく的確な森保監督のゲームマネジメント力が際立った試合だったのではないでしょうか。その采配とメッセージに選手がしっかりピッチで集中をきらさず、あきらめず、自分達のやってきたことを信じて戦い抜いた結果としての素晴らしいドーハの歓喜。

我が息子もその日からサッカーへのモチベーションがけっこう高まっていて、つい先ほどまで一緒に庭でボールを蹴らされました。そんな子ども達も多いのかなと・・・

さて、今日のテーマは『熱量』

特に今はドーハの歓喜によって、日本国民全体の熱量もけっこう高まっていると思いますが、それはサッカーに興味関心をある程度持っている層にとってのお話しでして、サッカーにまったく興味ない人にとっては、ワールドカップ自体も特に見ないでしょうし、だからドーハの歓喜に対してもそこまで熱量は上がることもないのかなと。

という実態から思うことは、人それぞれが持っているエネルギーといいましょうか、熱量といいましょうか、それは個人差がけっこう大きいということ。

それに加えて、同じ人間でも、興味関心がある分野とそうでない分野では発生する熱量が違いますよね。そういう背景を踏まえて、日々のコミュニケーションの中で意識したほうがよいことは何か?

『熱量のさじ加減を間違えないこと』だと思っています。

自分と同じ熱量が相手にないことを嘆いて、その人をやる気がないとかネガティブな評価の対象としてしまう人がいますが、それは都合の良い自己解釈なのかなと。

社会や世の中の傾向として、もともと備わっているエネルギー量や熱量が多い人が、トップやリーダー的立場になっていくパターンが多い。ということは、自分よりも熱量が低い人達に対して、マネジメントをするケースが増えるということでもあります。(もちろんすべてのケースがそうではありませんが)

リーダーシップを発揮するためによかれと思って熱く語ること、伝えることは悪いことではないのですが、あまりにも相手との熱量に差がある場合はそれが逆効果になることもある・・・

『ちょっとあの人うざくない??』なんて思われてしまうケースもなきにしもあらず。

つまり・・・

『熱量はある一定レベル以上の差がある人に対して、押し付けても伝播しない』

実はこれって、自分が経験則の中で学んだことの1つでありますかね。まあまあベースに備わっている熱量はあるほうかなという自負がある中で、上記のような経験もしてきましたので。

相手との熱量の差があるのに、自分の熱量が高いからってやたらと盛り上がって長く話してしまう人に遭遇することもありますが、そんなときに思うことは・・・

『さじ加減ができないんだろうな・・・』ということ。

この熱量のさじ加減は、コミュニケーション能力のけっこう重要なポイントの1つだと思っています。自分本意な人なのか、相手本意な人なのかが垣間見れる部分でもあるんですよね。

『自分と相手の熱量のギャップ』

これは、話しているときの相手のリアクション(表情や態度や返事など)を細かく観察&チェックしていればなんとなく察知できるはずですが、自分本意な人は、そんなことは気にせず、自分が話したい事を自分の気が済むまで熱く語ることを優先する。

そして、なんとも気分がいいから、長尺トークが炸裂して、それが相手にとってはただのだらだらトークと感じる時間が長くなる(本人はそんなことは微塵も気にしていない)そうすると、熱量のギャップがさらにさらに開いていく・・・

最終的には”うざい人”の誕生です。

コミュニケーション能力がある程度高い人の共通項として感じるのは・・・

自分と相手の熱量のギャップを感じとるために常にアンテナを張っているということ。

相手との熱量のギャップを見ながら、トークの温度のさじ加減を自然としているということ。

リアクションチェックは共感性が高い人でないと的確にはできません。そして、さじ加減は相手本意な姿勢がベースにある人ではないと自然にはできません。

職業柄、研修や講演会などで複数人の前で講師をさせていただくこともちょこちょこありますが、そんなときに、参加者を前から見渡すと、人それぞれで熱量の差があることがよくわかります。そして、全体の熱量を見ながら、話題を変化させたり、自分のテンションや口調を変化させたり、今日はどの熱量に合わせて調整しようかなと考えたり・・・

これも、”さじ加減”をしているということになるでしょう。

マンツーマンよりも複数相手のほうがさじ加減の難易度は上がりますかね。だって、いろいろな熱量が混在しているわけですから。

若いときは、全体の熱量をチェックする余裕もなく、熱量がイメージ通りではなかったときに、上手くさじ加減をするほどのスキルもなく、力不足を感じる日々。そんな時代もありましたね~

弊社CLPが主催している、園長先生や後継者向けの勉強会『SPECIAL ONE CLUB』では、入園説明会などでのプレゼンテーションスキルの習得というテーマでの講義もあるのですが、”熱量のさじ加減”はそんなときのポイントとしてもお伝えしています。

幼児教育に熱い思いを持っている園長先生ほど意識してほしいということ。もちろん熱く語るのは悪いことではありませんが、一般の保護者との熱量の差がありすぎると違う捉えられ方をしてしまうパターンもありますよ。ということですよね。その熱い思いを押し付ける感じになってしまうとあまりよろしくないということ。

特に、何かの分野を専門的に思い入れを持って学んでいる人が、その分野に対してそこまで興味がない人に伝えるときに起こりやすいパターンかと思います。もしくは、自分の夢やビジョンを追い求めて起業したトップとその他の社員などの間に起こっているケースも散見されますかね。

『初対面の人と話すときに、まずは共通項を探すと話しやすくなる。』

そんなポイントがあると思いますし、それ無意識でやっている人もいると思いますが、それはまさに、熱量が近い状態で話せるテーマや分野を探すとお互い話しやすくなるということですよね。

話す側ではなく、聞く側としての観点で言えば・・・

『相手の熱量に合わせながら聞く』

というのも上手な聞き方のテクニックなんだと思います。興味関心のスキルと言われるものですね。まあ最低限のマナーとして、個人的にあまり興味や関心がない分野の話だったとしても、興味があるような姿勢で聞くことって大切だと思いますね。つまり、コミュニケーションとして一番やったら無礼な行為は、『無視をする』『ノーリアクション』といった行為。

それは、まったくその話に興味関心がないというメッセージそのものだからですよね。その瞬間、相手は熱量の大きな差を肌で感じてしまうわけです。

引き寄せの法則からしても、熱量はある意味では人それぞれが持っている波動とも言えるので、人は自分との熱量が近似した人とつながりたがるという心理が自然と働くと思うんですよね。自分も基本的には熱量があるほうのタイプだと思っているのですが、自分と近似している人には思っていることをそれなりに熱く伝えますが、熱量がだいぶ乖離していると感じる人には、熱いトークなんてしませんし、あたりさわりのない感じでしかお話ししないですからね・・・これもさじ加減をしているということになるでしょう。

つまり、普段の生活の中で、あらゆる場面において『熱量のさじ加減を間違えない』ということがモノゴトをスムーズに進めたり、効果的に進めていく上で大切だと感じる機会が多いので、少し整理させてもらいました。特に熱量が高いと自負されている方は、上手くそのさじ加減を調整しながら、生活していくと思いもよらない軋轢やミスコミュニケーションを減らすことができると思います。

何事も相手をコントロールしようとするよりも、自分をコントロールすることが大切なのでしょう。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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