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『無用の用』と意味づけ ~あなたは必ず誰かの役に立っている~

今日は我が息子(年長)の幼稚園のお楽しみ会を見学しに行ってきました。

父親モードで我が子の成長の姿を体感し、子ども達から多くのエネルギーをもらえた素晴らしい時間となりました。保護者の中には子ども達全員の合唱を聞きながら涙を流す人も多く・・・自分も少々うるうるしながらビデオ撮影。

園の先生たち、そして保護者の方々が子ども達を温かく優しく見守り、そして手拍子や笑いと涙などで、その場の良質な空気が自然と出来上がる中で、子ども達も安心して思いっきり楽しみながら時間を過ごせていた素晴らしい会だったと思います。

劇などでは舞台で演じる子もいれば舞台袖でそのシーンを見守る子もいれば、舞台装置を黒子として運び込む子もいて、抜群のチームワークが垣間見れましたが、それぞれにその場面に応じた役割があって、責任を持ってそれをやり切ることで、全体がうまくいくという学びの機会でもありますよね。

『クラスのために自分が何ができるか、どうやって役に立てるのか?』

そして、それを誰も手を抜くことなく責任をもってやり遂げる。こういう感覚を学ぶために集団活動やイベントや行事があるとも思うのですが・・・

『子ども達に人の役に立つ喜びや人に喜んでもらう体感をしてもらうことは大切』

だと思いますね。そこで思い出した言葉が・・・

「無用の用」

これは老子や荘子が用いた言葉らしく、

「一見役に立たないと思われるものが実は大きな役割を果たしている」

ということなのですが・・・

自分の人生の中においても、その時は役に立つかどうなのかなんてわからなかったことが、時を経て突然何かの役に立ったなんてことがけっこうあるように思います。

例えば人との出会いなどもそうでしょう。なにげなくAさんと出会って、いろいろ話す中でAさんの趣味や仕事の話になる。そして、別のBさんと話していたら、〇〇の件で困っているという話になり、そういえば、と思い起してみるとAさんを紹介してあげたら、Bさんの困っていることは解決するかもしれない・・・そして、紹介することによって事が良い方向に改善していくこともある。

実は、直接的でなくともそんなジョインターになることも、これからは大きな付加価値になると思って、自分の会社名を『クロスライフパートナーズ』に決めたんですよね~

でも、こういうことって、常に意識していないと成立しないとも思うのです。

この人の強みやスキルや知識を誰と何とつなげたら付加価値が高まるのか?

この人を本当に必要としている人はどこにいるのだろうか?

この人が更に活躍する環境をどうやったら作りだせるのか?

そんなふうに考えながら、出会った人との時間を過ごすようにしているとその時間は無駄な時間ではなく、未来への新しい価値を生み出すための準備時間になる。

一見役に立たないとなるのは、組み合わせや環境のマッチングが悪いだけで、少し調整してあげることでその人が役に立てる場所はちゃんとどこかに存在すると思うのです。もちろん、別に人の役に立つ必要はない・・・と思っている人は別ですよ。

私はかつて、このようなことを『必然・必要・ベスト』という言葉で教わりました。

★世の中で起こることはすべて必然・必要・ベスト★

世の中で起こることには、自分に起こることには、

良いことでも悪いことでもそのすべてに意味がある。

つまり、必然性があって起こっているし、必要性があって起こっているし、

過去には戻れないのだから、その事実が現時点でのベストであると思えばいい。

どんな大変なことでも、その人間にとって乗り越えられないことは来ない。

どんな苦労も自分を成長させてくれる贈り物だと思えばいい。

そう思って経験すれば、人間性も磨かれる。

すべての出来事は、自分に何かを教えるために起こること。

世の中に、不必要なことなど1つもない。

だから、すべてのことから学ぶ姿勢を持てるかが大切となる。

【弊社CLPの研修テキストより抜粋】

この言葉を聞いて、少し気持ちが楽になったことを思い出します。良いことが起ころうが、悪いことが起ころうが、それぞれにちゃんと自分の中で意味づけをする、そして自分の未来に活かすことが大切ということでしょう。

一見役に立たないだろうと思うことを大きな役割を果たすものに変えるコツも”意味づけ”だと思っています。

人間は、日常生活の中でいろいろな情報が目から耳からインプットされているわけですが、それをただの景色として見ているだけの人と、自分の仕事に活かすための知識や知恵に転換しようとしている人では、24時間の使い方の質が大きく違うということですね

『景色を知識に転換し、使いこなすことで知恵を増やしていく』

最近、研修などでよくお伝えしているフレーズです。

このブログはCLPとしての活動報告や告知などのための役割もありますが、実は、自分の中で、景色を知識や知恵に転換するためのツールとして活用しているという意図が一番大きいと思っています。

電車で移動中、テレビを観ているとき、雑誌を読んでいるとき・・・生活の様々なシーンで気になった言葉や実体験をそのままにせず、自分なりに意味づけして整理するための道具としての活用。

といったらいいでしょうかね。そんな積み重ねもけっこう継続してきて、今回で1514投稿目のブログ記事となります。

普段からそんなことを継続していると、確かに

「一見役に立たないと思われるものが実は大きな役割を果たしている」

ということに気付くチャンスはかなり増えると思いますね。

あらゆることを自分の役に立たないと思い込んで生きている傾向が強い人は、それらのすべてが本当に役に立つことはないと思います。つまり・・・

『すべてを意味あるものにするのは自分次第』

ということだと思います。

人との出会い、日常の中でのあらゆる体験・経験、めんどくさい作業や仕事・・・それらのすべてに意味がちゃんとあるだろうし、それらは必ず役に立つ時間に転換できる。でもそれを自分のプラスの時間や価値につなげられるかどうかは自分次第なのでしょうね

今日は、お楽しみ会の子ども達の素晴らしい姿に刺激をもらいつつ、そんな雰囲気の中であらためて感じたことを少し整理させてもらいました。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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