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働く先生たちのモチベーション因子とは? ~3つの実感を継続できるワーキング環境づくり~

3月18日は弊社CLPの創立記念日でした。

おかげ様で起業してから丸14年が経過して、15期目に突入。振り返るとあっという間の時間。

このタイミングはいつも、自分が大切にしている会社のビジョン&コンセプトを再確認するわけでして・・・

『ヒト・モノ・コトの素敵な出会いを通じて、世の中にプラスの力と新しい価値を創造していきます。』

◎素敵な出会い、ご縁(クロス)が増えるように積極的に動いていくこと

◎素敵な出会い、ご縁(クロス)をプロデュースできるようにあらゆる可能性を探ること

◎上記のクロスを通じて、プラスのパワーを創り出すこと

◎そして、今まではなかった新しい価値を継続的に創り出していくこと

関係者の皆様、そしてこのブログをお読みいただいている方々、CLP15期目もよろしくお願い致します。

さて、今日のテーマは、『モチベーション』について。

当たり前ですが、人間は日々モチベーションのレベルが変化しながら生きていますよね。モチベーションを日本語に訳すと、やる気」「意欲」「動機」といった言葉が当てはまるでしょう。

もちろん、モチベーションを高いレベルで維持し続けられたらいいのですが、それは理想であって、モチベーションが上がらない日や時もあるのが人間かと。

職業柄、幼稚園や保育園の園長先生や現場の先生たちの相談に対応することも多いのですが、各人が置かれている職場環境やらプライベートでの出来事などによって、どうもモチベーションが上がらないと悩んでいる人も多い・・・

その状況や原因はさまざまであって、何か1つに絞ることもできないのですが、大きな傾向みたいなものは自分の経験則や相談内容の分析を通じてある程度整理することができます。

一般的には、給与や賞与アップなどの金銭面での優遇、昇格や昇進といった組織内ポジションや肩書きアップなどの理由でモチベーションが上がる人が多いと思っている方もいらっしゃると思います。もちろんその因子も1つの大きなものかもしれませんが、実際には、もっと根本的な要因があって、そこへのプラスαとして上記が追加されることで、更にモチベーションが高まっている人が多いように感じています。

社会人や職業といってもいろいろな分野があると思うのですが、特に、先生や教師と言われるような職業の方々には、上記の金銭的優遇や肩書きアップという要因はそこまでモチベーション因子にはなりにくい傾向があるのかなと感じています。

では、人のモチベーションが高まる根本的な要因は何か??

それは外的なモチベーションというよりも内的なモチベーション因子であって、自分としては

『3つの実感』としてよくお伝えしています。

①自主性・主体性実感

②成長性・向上性実感

③公共的貢献・使命実感

①の自主性・主体性実感は、人にコントロールされている時間よりも、自分でコントロールでいている時間を多く創造できていることを実感できているか否かということ。ここで必要となる1つの大事な力は、先日このブログでご紹介した『自己決定力』

その記事は以下にリンクさせていただきますね。

だいぶ春らしい季節になってきましたね。明後日で我が子も幼稚園を卒園します。 どんな親であっても、自分の子どもの健やかな成長を望んでいると思うのですが・・・ 『子どもたちが将
2023-03-13 13:39

もちろん社会人として、その職業や職場で必要とされる技術・知識を身に着けることが自主性や主体性を発揮できる前提条件にはなると思います。だから、社会人デビューステージでは、自主性や主体性はなかなか発揮しずらい状況がどんな人にも訪れますので、その実感からのモチベーションを維持したり高めたりすることは成し遂げにくい状況ではありますかね。

必要とされる技術や知識を身に着けて自分でコントロールできる時間を徐々にに増やしてくことで、段階的にモチベーション維持やアップにつながっていくというイメージでしょうか。

でも、②の成長性や向上性というものは、社会人デビューステージの人たちのほうが、昨日やちょっと前の自分と比較しての成長レベルの実感をしやすいですよね。キャリアハイになるとなかなか若いころにような角度での成長はしにくくなっていきますので。

自分の経験則では、社会人1年目から3年目くらいの成長レベルは人生の中でもかなり成長実感ができるステージだろうと思っています。ただし、目の前に与えられた仕事や環境に一生懸命前向きに対応していくことが前提になりますけどね。

そして、③の公共的貢献や使命の実感については、自分の仕事が世の中のため人のためになっていると思いながら働けているか否か。つまり、教育を通じて、子どもたちや生徒に良い影響を与え、成長してもらうことが、未来や世の中の発展につながっているという自負を持って時間を過ごせているか。もともとのそれぞれの職業観や仕事観による部分かもしれませんが、個人的に思うのは、自分のまわりの人たちがそのような思いや気持ちを発信できている組織やチームの中に身を置いている人は実感度が高まるという傾向を感じています。

ある著書に書いてあった文章には・・・

『人は誰かのため、何かのためという使命感を持ったとき、途方もない力を発揮する』

と書いてありました。世のため、人のためというレベルで仕事をすることがモチベーションに大きな影響を与えるようです。弊社CLPがトータルサポートしている幼稚園や保育園の現場は、そういう使命を持って働くには、とても素晴らしい環境が用意されていることを忘れないでほしいと思いますね。

だって、毎日目の前に、日本の未来を創る子ども達がいて、その子ども達を自分の力で良い方向に導くことができるチャンスが用意されているわけですからね。

そして、組織のトップやリーダーや先輩と呼ばれる立場にいる人にとってのメッセージとしては・・・

『部下や若いメンバーが、日々の仕事や生活の中で、自主性を発揮できる時間、成長や貢献を実感できる時間や場面をたくさんプロデュースしてあげることがとても重要な仕事になる。』

ということも付け加えておきましょう。

皆さんの部下やチームメンバーは、

今、自主性や主体性を発揮しながら仕事ができているのか?

自己の成長を感じながら時間を過ごせているのか?

貢献感や使命感を感じながらその仕事に邁進できているのか?

自分のまわりのメンバーのやる気やモチベーションがあがらないとき、その人達に、3つの実感を創り出せていない自分がいるんだな~と反省するのが、伸びるリーダーであり、伸ばせるリーダーなんですよね。

そして、そんなメンバーがたくさんいるチームを作り出すことで確実にそのチームの生産性は高まるはずですからね。

マネジメントシステムとして、評価制度を作ったり、研修制度を作ったり、会議制度を作ったり・・・そんなお手伝いをする仕事も多いのですが、そもそも上記のモチベーションにつながるような仕掛けであることが大切ですよね。そこをベースにしながら構築しないと、各種制度が、働く人たちのモチベーションダウンを招いてしまうという本末転倒な結果になってしまうケースもけっこう多いですからね。

組織のトップ&リーダーの方々には、ぜひご注意いただきければと思います。

①自主性・主体性実感

②成長性・向上性実感

③公共的貢献・使命実感

この3つの実感を蓄積しながら時間を過ごせている人は、基本的に高いレベルのモチベーションが維持されている人でしょう。そういう人からは、良いエネルギーがでています。

そういう人とつながり、時間を共有しているとたくさんの刺激と学びがあると思いますね。自分のモチベーションややる気がでないとき、そんな人とのつながりを自分で意識的につくってみることもよい取り組みだと思います。

このような環境づくりを『ピア・エフェクト』と言いますが、それについての私なりの見解もありますので、また後日お伝えできたらと思います。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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