幹部&リーダー育成強化プロジェクト!!~コンサルティングの現場から~
- 2023.06.07
- 講演&研修園トータルサポートCONSULTING
推進力 幼稚園 保育園 リーダー育成 幹部育成 ロールモデル 実行力
弊社CLPがお手伝いしているコンサルティングテーマは多岐にわたりますが、最近個人的に組織変革に大きなテコをかけるために必要だと思っているのは・・・
『経営幹部&リーダークラスの育成と強化』
長年、経営コンサルタントとして活動をしておりますが、継続的に成長軌道で推移していく企業や組織の共通ポイントだと思うのは・・・
『経営者(トップ)の右腕となる優秀な幹部やリーダークラスがいること』
逆の捉え方をすれば、経営者の右腕となる優秀な幹部やリーダーを育成できない組織や企業は中長期的スパンで考えると、成長可能性が限定されてしまうとも言えます。これは、現場コンサルタントとしての経験値と実感として強く感じていること。
そんな背景を踏まえて、弊社CLPとして、経営幹部やリーダークラスの育成強化のサポートをさせていただくことも多くなってきました。
先ほども、コンサルティング先の企業の幹部とのオンライン面談(1時間程度)を行っていました。こちらの企業はこれまでも成長ステージに合わせながら、その都度必要とされる強化テーマに沿ってコンサルティングサポートをさせてもらっています。
会員制のスポーツビジネスがベースなのですが、会員数の増減という成長指標でとらえれば、この5年間くらいで20倍くらいに会員増を達成!!
組織としては確実に成長しているのですが、先日、社長と私が今後の更なる伸びしろとそのための強化テーマについて話し合った結果、今年度、弊社CLPが担う強化テーマとして抽出されたのが、まさに
『幹部とリーダークラスの育成』
数字的には確実に成長はしているのですが、社長が目指す成長スピードとのずれ、そして各部門の事業目標数値に対する未達成継続傾向・・・そんな実態の中で、どこにテコをかけるべきかということで、ともに意見が合致したテーマですね。なんだか停滞ぎみの組織やチームの原因としてけっこう多い課題の1つ。ということで弊社がご提案したのが
『幹部&リーダークラス育成強化プロジェクト』
パッケージとしては【幹部&リーダー研修】+【個別面談】での育成強化コンサルティングとなります。隔月で研修と面談を繰り返すというプロジェクトですね。
研修講師としていつも抱えているジレンマがありまして、研修でお伝えした内容の理解度と実践への落とし込みレベルまではフォローできないということ。
研修で同じことを聞いたとしても、そのインプットレベルは人それぞれですし、もちろん、更にそのアウトプットレベルには大きな差が生じるもの。研修屋ではなく、経営コンサルタントとしての活動をメインとしているので、どうしてもそこまでフォローしたい気持ちが強いのです。
インプットしてもアウトプット(実行内容、実践内容)が進化しなければ成果につながっていかないですからね。そんな理由があって弊社CLPがご提案する育成強化コンサルティングは、研修と面談フォローをセットにさせてもらうことが多いですね。(もちろんお客様の希望に応じて調整はしています)
その幹部やリーダーが抱えている状況や組織や事業実態はすべて違うので、インプットしたものをそのまま使えるものはないわけで、どうやってアレンジして活かすのかを一緒にサポートしながら進めていくために個別の面談が必要になります。
その対象者の状況や状態や資質に応じて、コンサルティングなのか、コーチングなのか、カウンセリングなのか、それらのウェートを微調整しながら対応することで、アウトプットパフォーマンスを高めていただくことをねらいとしています。
以前も3つの園を運営していて、総園児数が1000人を超える学校法人からの依頼で幹部・リーダークラスの育成強化プロジェクトをさせてもらったこともあります。
各園の園長、副園長、主任が全員集まって、その日は朝から晩まで研修と面談タイム。それを定期的に複数回開催するというスタイルでした。
別のスタイルでは、月次訪問コンサルティング(月1回ご訪問してあらゆる相談&アドバイス対応)の時間枠の中に、幹部&リーダーの面談を入れ込んた強化育成サポートをさせていただいている園や企業もありますね。
先日、かつてそのスタイルでお手伝いしていた認定こども園の園長先生からふと、「以前、雑賀さんから面談でアドバイスしてもらったことを、〇〇先生が覚えていて、自分の判断のベースにしていることがよくわかります。」と・・・
その園は今、まったく別のテーマでコンサルティングサポートしているわけですが、ご支援先の成長の過程で必要なサポートをできるようにしていくことで、我々も進化できると思っています。
もちろん、その園は幹部&リーダーが育ち、組織のレベルも高まっているので、少子化のご時世で入園をお断りするレベルを維持しています。更にそこにとどまらず、新しい業態へのチャレンジを進めていくことができています。でも、幹部&リーダーがちゃんと育っていないと、トップが今を維持することに必死で、新しいチャレンジまで心もカラダも余裕がないというところが多い。それだと競争優位性を担保していくことが難しい・・・
だからこそ、『幹部&リーダーの育成強化』は組織の成長戦略としてとても重要なテーマだと思うのです。
幹部やリーダーに求められることは、多種多様であり、組織のステージによっても異なるとは思うのですが、私としては幹部&リーダーにオールマイティーで必要な要素や力を一番簡単にお伝えする場合は、以下の2つをメインに伝えています。
①ロールモデル化
②実行推進力
ロールモデル化とは、組織のビジョンやミッションやバリューとして定義された文言を最もリアルな世界で具現化できている存在としてまわりから認識されること。
『ビジョンやミッションの組織浸透レベルを高める役割』
実行推進力とは、目標や目指すべき姿(ゴール)に対して、誰よりも貪欲に深く思考をめぐらし、実現するための緻密なプランを立て、それを実行推進する先導役として機能していくこと。
『目標達成可能性を高める役割(チームを効果的にゴールに導き勝たせてあげる役割)』
そんなふうに個人的には定義しています。
でも、これを研修で伝えても、次の日から急にロールモデルになれるわけではないし、実行推進役としてのベストな行動がとれるわけでもない。それが人間の実態なんですよね~
だから、少し時間をかけながら、相談とアドバイスを繰り返しながら、伝え方を変化させながら、その2つの要素を身に付けていくサポート役に自分がなれればいいかなと。以外とそれなりの立場になって、弱みを見せられなくてあまり相談することがうまくない人も多いんですよね~。まさに、先ほど面談した幹部の方は最後にそんな話をしてくれました。
大企業になれば、上記のような育成強化スキームがプログラムとして完成されているところが多いでしょうが、中規模、小さな組織形態になればなるほど、スキームが存在していませんし、幹部やリーダーを育てられる人材がそこにいない・・・そんな実態が多いと感じています。
ぜひ、そんな課題を常に感じながら組織を切り盛りされている組織のトップの方、園長先生などいましたら、一度、相談対応させていただきますのでお気軽にお問合せ下さい。
今日はコンサルティング現場からシリーズということで、普段の仕事内容についてお伝えしてみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。