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信頼度の積み上げに大切なこと ~レスポンススピード・即行&即処理グセ~

仕事やプライベートも含めて、人によるギャップを感じることがありますが、最近強く感じているのは、『レスポンススピード』について

レスポンスとは、反応、応答、返事といった意味になると思うのですが、その人によってレスポンスの差を感じることありませんか?そして、その差が信頼度の差を生み出していると感じることはありませんか? つまり・・・

『世の中には反応が良い人と悪い人がいて、どちらが信頼されているか?』という話。

時間管理(タイムマネジメント)のテーマで研修対応する機会もあるのですが、昔から特に注力してお伝えしているのは・・・

緊急・重要マトリックス
この有名な図の中のBゾーンにある仕事へのアプローチ。

そこまで重要ではないんだけど、やらなければならない短時間で終わる仕事や業務という感じでしょうか。

例えば、Aさんに電話をする、Bさんにメールの返信をする・・・そんな類の仕事で、時間的には数分で終わらすことができるもの。

このBゾーンの仕事に対するスタンスの違いがその後の時間管理や相手との関係構築レベルに大きく影響するというお話です。

例えば、「この仕事は簡単ですぐにできるから、あとでいいや・・・」というスタンスで後回しにする傾向が強い人がいます。私の経験則からすると、そういう人は、あまり仕事ができる人ではないですね。

逆に、簡単にできるものを次々に即行で処理していくスタンスの人。タイムマネジメント能力も高く、仕事ができる人の共通ポイントだと思っています。

例えば、複数人での会食日程の調整などの際に幹事さんが対象となるメンバーに日程や参加可否の確認連絡を入れて、〇〇日までに返信を・・・なんてことがあると思うのですが、パターンは3つに分かれます。

Aさん:数分後、もしくはその日に即返信がある人

Bさん:〇〇日の当日に返信がある人

Cさん:〇〇日を過ぎても返信がない人

あきらかに、そのレスポンススピードには差がありますし、そういう機会にその差が明確になりますよね~。その人の日常のあり方が垣間見える機会になることでしょう。

私が以前、サラリーマンだった頃、上司と話していたときに、話の流れでAさんに電話をする仕事が課せられました。そして、私が自分の席に戻ろうとすると、その上司が一言・・・

『なんでここに電話があるのに、ここでしないの?』

『歩いている時間、タイムロスになるだろ・・・』

そんな会話をしたことを覚えています。まあ、そこまで細かく言わなくても・・・と思う方もいると思いますが、おそらく、その上司はこのブログで書いていることを私に伝えたかったんだと思います。

Bゾーンにある仕事に対する『即行・即処理グセ』ですね。

仕事ができる人は、動きや行動にスピード感があります。頭の中で情報処理していくスピードも優れているということでしょう。そして、自分勝手にスポット的に考えるのではなく、相手の状況や業務の全体像の中で自分が今求められていることのポイントを把握しているからこそ、的確でスピーディーな対応をすることができます。

そして、もう1点『即行・即処理グセ』のメリットは、頭も心もスッキリするということ・・・

人間は、頭の中に”やらなければならないことリスト”があって、それがたくさん残っていれば残っているほど、ストレスになるという特徴があります。

簡単な仕事を後まわしにすればするほど、そのリストは増えていくわけで、それと同時にストレスも増えるという関係・・・

それって、自分のせいなんですけど、あまりよろしくない人は、そういう状況になると、心の中で言い訳が始まるのです。

『忙しいからできなくてもしょうがない』

『ほうっておけば、誰かがやってくれるかもしれない』

『誰も自分の忙しさをわかってくれない』 などなど

そして、更にストレスを貯めて、本当に大切で重要な仕事にちゃんと時間を避けなくなって、また言い訳するという悪のスパイラルに。それだけならまだしも、それと同時進行でまわりの人たちからの信頼度も失っていくという第二の悪のスパイラルに。

『あの人はレスポンスも遅いし、いつも言い訳ばかりだから、大事な仕事は頼めないし、信頼できない・・・』

責任感をちゃんと持って仕事をしている人からは敬遠されていくことでしょう。

例えば、とても便利なスマホというアイテムを持っているにも関わらず、パソコンメールの受信設定をしていない方がいるようですが・・・それではレスポンススピードを上げる最低限の工夫もできていないと言われても仕方ないでしょう。

『自宅やオフィスに戻ってからメールを確認しますね。』

と言われることがあるのですが、自分の中では『えっ??』という感覚でそのフレーズを聞いています。そんなスピード感で仕事をしているのか・・・それではレスポンススピードが上がらないのは当然だろうなという印象。

レスポンスに対する当たり前の感覚にかなり個人差があると感じる今日この頃。その人が持っている資質や責任感、育った環境やその組織の育成レベルにギャップがあることも大きな要因かと思われます。

自分もイライラする、相手もイライラさせる、仕事のクオリティーが上がらない、信頼度も日々減少していく・・・といった最悪のスパイラルにはまらないためには、

『レスポンススピードと即行・即処理グセ』

を高いレベルで意識して、日々の自己変革につなげていくことを推奨します。これは能力的資質というよりも意識によって大きく変化させることができる要素だとも思います。時間に振り回されるのではなく、時間を味方にするための心がけでもありますよね~

今回の内容は自分にも日々言い聞かせていることであり、私が完璧にできているという意味でもありません(笑)

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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