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コンサルティングの現場から ~経営&運営ステージの見極めと思考転換の重要性~

今日から7月がスタートしました。梅雨真っ最中ということもあって、毎日天気が不安定ですね。

先週末は、認定こども園&児童発達支援事業を展開している学校法人へのコンサルティング訪問。こちらの園には、月1回の月次訪問コンサルティングという一番スタンダードな顧問契約スタイルでサポートをしています。

2年前に施設型給付園から幼保連携型認定こども園への運営モデル改革を行うと同時に、素晴らしい新園舎を建設しました。地域的にも少子化の影響を受けて、対象となる子どもの数が減少しているエリアですが、地域の子育て環境の変化に合わせた運営モデル転換も良いタイミングで実行できたので、園児数は減少することなくプラン通りに推移しています。(地域内のその他の園はのほとんど園児減少)

旧園舎を活用して昨年度から開設した児童発達支援事業もようやく軌道に乗ってきて、黒字転換してこれから更に収益化が期待できそうです。

そんなステージに差し掛かっているわけですが、園長先生からこんな一言が・・・

『自分の感覚としては、なんだか今は少し前に比べてエネルギーが落ちてしまっている気が・・・』

この数年間は、私学助成の幼稚園から、新制度の施設型給付に移行して、更に幼保連携型認定こども園になって、新園舎も建設して、児童発達支援事業も立ち上げて、という怒涛の流れがあったでしょうから、そのロードマップを遂行することに邁進してきたという感覚がある。

そして、その構想がカタチとなって成果となって、今はひと段落したステージ。そして組織の実態も以前に比べたら先生達の成長も見られて安定している。

上記のような流れの中で、ふと今の自分のエネルギーの使い方がわからなくなる・・・

そのようなトップやリーダーからの相談は、この仕事をしているとけっこう多いと感じています。

目の前に降りかかる課題に対してフルパワーに近いエネルギーを使って突っ走ってきた数年間、そしてある程度の成果がでて、その流れが緩やかにフラットになったときに自分のエネルギーの使い方や力の入れどころがわからなくなる現象とでもいいましょうか。

経営や運営には必ずステージの変化はつきもの。

時代の変化に取り残されないようにアンテナを張って、必死に目の前の課題解決&改革をしていくステージ。それはどちらかというと短期的な思考をベースにした日々の取り組みになりますかね。まあやらざるを得ない状況のステージ。そして、そのステージを必死に上手に乗り越えた先には、一旦フラットなステージが到来します。ある意味、それまで頑張った余波で小休憩してもOKなステージ。

しかし、だからといってずっと休憩していていいわけではなく、そのステージにおいては思考のポイントを変える必要がある。

『短期的思考から中長期的思考への切り替え』

これが、フラットステージにおけるポイントになるでしょう。今までのスポット的時間軸ではなく、

『組織の中長期的な未来を見据えてじっくり準備を進めるべきテーマを深堀りして考え、段階的にそのテーマに沿った具体的な準備と施策構築をしていく』

そのような考え方が大切でしょう。

故に、園長先生にはそんなアドバイスをさせていただきました。

早速、園長先生から法人の中長期視点で抽出されたテーマは以下の2つ

①権限委譲体制の見直し
 ⇒その人だけしかできない業務がなくなるように(属人的業務の排除)
 ⇒トップがいなくても品質管理や維持がハイレベルで行われる組織を目指す

②持続可能な園づくり(プロジェクト)
 ⇒分野別委員会の発足(クロスファンクショナルチームによるコミュニケーション体制づくり)
 ⇒上記の運営ルール&ポイントを整理していくための準備委員会の発足
  園長・副園長・主任・コンサルタント(アドバイザー)でのメンバー構成

※クロスファンクショナルチームとは、複数の部門から選出されたメンバーによって構成されるチームで、部門横断的なテーマの検討、解決策の提案などが求められる

まあ、何が言いたいかというと・・・

『うまくいっているときにこそ、更なる未来への思考を深め、そのための準備を怠らないことが勝ち続けるポイント』

だということですかね。

これは、ある意味、余裕があって安定度が高いステージにいるからこそ手を付けられるテーマなんですよね。経営悪化や緊急性のある課題に日々振り回されていると正直、そこまで考える余裕なんてありませんからね~。だから余計に差がついていく・・・

トップマネジメントとしては、この短期的思考と中長期的思考を自分の組織が置かれているステージやポジションに合わせて柔軟に切り替えながら使い分けしてく能力が必要になります。それぞれの思考に偏り過ぎると、的確な経営判断につながりにくいということでもありますかね。

それを裏付けるように、上記①②の中長期的テーマはこれからある程度の時間をかけて構築していく予定ですが、短期的思考ということで最近具現化したことは・・・

①法人ホームページのリニューアル制作

②リクルートBOOKの新規制作(リクルート用のパンフレット)

このような具体的な短期&中期視点での取り組みの重なり合いが、柔軟性を持って取り組んでいくという意味となります。

ステージ別の適格な判断と取り組みが成果につながってきたということで、今やこちらの学校法人には全国各地から毎日のように未来へのヒントを得たいという幼稚園や保育園や認定こども園の経営陣が見学に訪れています。私のところにもオファーがそれなりにありますのでアテンド調整でけっこう大変です。

ホームページ&リクルートパンフレットについても弊社CLPが全面プロデュースをして制作させていただきました。それに加えて、保護者用のパンフレットもこれから制作工程に進んでいく予定。

このように組織の短期的施策や中長期的施策なども、コンサルティングサポートを通じてトータルでお手伝いできるのが弊社CLPの強みと言えるかもしれません。

『幼稚園・保育園・認定こども園トータルサポート事業』

園のトータルブランディングをコンサルティングをベースに短期的&中長期的視点でお手伝いしています。ご興味ある方はぜひ弊社のホームページをご覧いただき、お問合せ下さい。

少子化時代に生き残るための未来戦略 地域の教育総合コミュニティ施設への進化 弊社代表である雑賀竜一が、 業界のエキスパート、専門コンサルタントとし
2021-08-20 15:09

今日はコンサルティング活動の現場から、経営&運営ステージの見極めと思考転換のポイントについて自分なりの見解をお伝えしてみました。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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