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世の中の定数と変数について考える ~世の中の最大の変数は”自分自身”である~

今週で仕事納めの人も多いかと思います。そうなるとさすがにクリスマス&年末の雰囲気が漂ってきました。そして、世間ではインフルエンザがだいぶ流行っているようですね。

ちなみに我が家は今のところ、全員元気に過ごしております。

今日のテーマは『定数と変数』

世の中には、定数と変数が存在していて、その中で我々は生活や仕事をしています。簡単に言えば・・・

定数とは頑張って変えようとしても変えられないもの。

変数とは自分が頑張れば変化を与えることができるもの。

と捉えてもらえばよいのかなと。

例えば、憲法で定められている、世の中で厳格にルール設定されている・・・その類は定数ですよね。自分がどうこうできるレベルではない。言い方は違いますが、もう少しわかりやすくいうと、世の中には自分でコントロールできるものとコントロールできないものが存在するということ。

コンサルティングやパーソナルコーチングの現場では上記の捉え方が人によって大きく異なるなと感じることもしばしば。

素直でなくわがままな人ほど、定数を変えようと文句や愚痴を言い続けている時間が長い。

賢くて本質を理解している人ほど、変数を変えることで、良い方向にモノゴトを進めていく。

この見極めはその人の時間の使い方に大きく影響していますし、時間効率にも大きな差を生んでいる思考ギャップかなと思いますね。

文句や愚痴を言って変わることなら良いのですが、その対象が定数の場合、その時間のすべてがあまり意味のない時間となるわけです。とんでもない大きな岩を一人で動かそうとしている状態とでもいいましょうか。それって現実的ではないですし、時間をかければ何かが変わることでもない。

しかし、そこに、かなりの時間をかけていることに気付いていない人も多いなと感じるときがあります。

おおげさに言えば、その判断をどうしていくかで人生が変わるのではないでしょうか。

先ほどもお伝えしたように、賢くてモノゴトの本質を理解している人であれば、

『自分のまわりにある定数と変数をちゃんと見極めて、変数にアプローチを試みる』

自分が努力をしたり、頑張ったり、まわりと協力して仕事をすることで動かせる変数は何か?

その変数を良い方向にどうやって変えていけるのか?

その時間は一時は苦しくとも、基本的に変化、進化を求めて前進している時間なわけですよね。この時間を自分や組織の時間軸の中でより多く持つことが大事なんだと思います。

相談の現場で気になる言動は・・・

『Aさんは、こういう部分を直してくれたらいいのに』

『Bさんは、こういう部分があるからみんなに迷惑をかけている』

『Cさんは、こちらが指摘してもその時は反省するが、また元に戻ってしまう』 など

もちろん、上記の意見は間違ってはいない事実だと思うのですが、そういう思考が蔓延しているチームや組織はまず活性化しにくい。それは他人依存症候群ですから。

『他人=定数』

もちろん、完全なる定数とはいいませんが、定数である確率が高いと思った方が現実的かと。

有名なメッセージに・・・

『過去と他人は変えられない、自分と未来しか変えられない』

このメッセージは上記のようなことを伝えているものなんだと思うんですよね。

過去も定数、他人も定数、でも自分と未来は変数。

だからこそ、まずは自分ができることやその場でやるべきことにフォーカスしなさい。そのプロセスを経て、もしかしたら、相手を変えるきっかけが生まれていくのではないか。

そんなふうに解釈したらよいのかなと。自分はそんなように捉えています。

過去は完全なる定数ですが、過去の出来事をくよくよと未だに引きずっている人はたくさんいると思いますし、私に相談を依頼してくる人の中にもそんな傾向がある人が多い。

そんな人には・・・

『過去に起こった出来事(事実)は変えられないけど、
 その捉え方と意味づけは今からでも変えることができる』

とお伝えすることがあります。

それに関してある程度詳しく書いた記事を以下にリンクしておきます。

先日テレビに出演していた林修先生が語ったフレーズ・・・『過去は今の色に染まる』自分の共感脳が反応したので、すぐにiPhoneにメモしておきました過去の出来事をくよくよと未だに引きず
2017-11-17 15:18

つまり・・・

『定数そのものは変えられないけれど、その捉え方は自分の中で変えることができる』

ということでもあります。例えば、先ほど登場したAさん、Bさん、Cさんに対する印象や捉え方を変えれば、その人たちへのコミュニケーションやアプローチや評価も変わっていく。

これを『リフレーム』と言いますが、人間は、ある意味『定数への思い込み』があるので、たまにそうやってまわりの人や条件設定やルールなどの定数と思いがちなものに対してリフレームをしていくことも、自分と未来を変えていくためのコツと言えるでしょう。

『コントロールできないものや、しにくいものにフォーカスするのではなく、

 コントロールできるものや、しやすいものにフォーカスする』

これって頭ではわかっていても、実際にはそんなに簡単ではないのかもしれませんね。でも、人生の時間軸をより豊かにしていくためにはとても大切な考え方なのかなと思います。では・・・

『一番コントロールできるものな何なのか?』

それは”自分”ですよね。つまり・・・

『世の中の最大の変数は”自分自身”である』 ということ。

他人やそこで決められている条件やルールに文句をいったり、愚痴っている時間があるのなら、最大の変数である自分自身を変えたほうが効果的であり無駄な時間も減少させることができる。

他人がすべて定数とも思っていませんが、定数傾向が強い人と変数傾向が強い人の差は感じます。わかりやすくいうと・・・

頑固でコップが下向きな弱い人は定数傾向が強い人。

素直でコップが上向きで強い人は変数傾向が強い人。

と自分の中では捉えています。

だから、自分自身も含めて、変数傾向が強い人達とのご縁を大切にしていくことも賢さの1つだなと。定数傾向が強い人で集まって、まわりの人たちや社会の決められたルールや条件にいちいち文句を言っているのは残念な人達だなとも思います。

今日は、世の中に存在する『定数と変数』についての考え方を自分なりに整理してみました。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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