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ストレスを軽減=何も考えない時間を作る?? ~デフォルトモードネットワークを活性化させる~

今日は、午前中、長崎県の認定こども園に対するオンラインショートコンサルティング(2時間)

未就園児プログラム(園児募集)担当の先生からの相談対応&アドバイスで30分。その後、園長先生に対するコンサルタイムで1時間半程度。

遠方のコンサルティング(顧問契約)先は、現地訪問とオンラインを組み合わせながら年間サポートしているケースが多いですね。

その後、ちょっと時間があったので、お昼を食べた後、久しぶりに自宅の周辺、葉山&逗子エリアをランニングしてきました。

個人的なランニングの目的は、気分転換+心身の調子を整える意味がメインですかね。

そんな気分転換タイムを通じて、多少のストレス回避にもつなげている感覚があります。

私も含めて、ストレスが全くないという人はいませんし、多かれ少なかれ誰でも日々の生活や仕事の時間の中でストレスが蓄積されている。軽度のストレスや緊張感はある程度必要と言われていますが、それが過度になって継続的だとあらゆる部分でのパフォーマンスが低下してしまうので、改善していく必要があるでしょう。

私も現場でのコンサルティングやコーチング活動で、お客様との個別面談(相談)などの機会は多いほうですが、過度のストレスを抱えている人との時間は、その波動を受けているこちらもかなり疲労度が高まります。ということは、本人だけならまだしも、まわりにいる人達にも悪い波動を浴びせているという悪循環が発生するのも過度なストレスの悪い部分でしょう。

『そんな日々のストレスと皆さんはどう向き合っていますか?』

ストレスの原因はいくつかありますが、多くの方々の相談対応をしてきた経験値から、それらの根源的な原因は人との付き合いや関係性からもたらされる以下の4つのストレスが重複しながら蓄積されているパターンが多いと思っています。

【相手や人との関係性からもたらされるストレスの種類】

①時間のストレス

 未来につながる価値ある時間と思えない時間を強いられる(非建設的時間)

②指示のストレス

 自己中心的でこちらの状況を配慮していない一方的な指示をされ続ける

③コントロール感のストレス

 自分のイメージやプランや目標通りに進められない案件や時間が増えていく

④価値観のストレス

 自分が大切にしたい価値観とその相手の大切にしたい価値観に大きな隔たりやギャップを感じる

生活や仕事で接する人間関係を通じて、上記のような4つのストレス因子が蓄積されていると思うわけですが、現実的に自分にとって都合の良い人間だけと時間を過ごしていけるほど、人生や仕事はシンプルではありませんので、どんな人でもある一定レベルのストレスを抱えているもの。

大切なことは・・・

『そのストレスが過度に蓄積してしまう前に、上手にそれらを軽減したり、取り除くような手立てを自分の中に確立していくこと』

ストレスが蓄積しがちなときって、イライラしながら相手のことを愚痴っていたり、そこから派生して余計な妄想をしてみたり・・・そんな時間が多くありませんか?(自分がまさにそうなんです)

基本的にネガティブな脳の使い方なので、そのような時間が多ければ多いほど、『脳過労』につながって、脳のパフォーマンスも落ちますから更なる悪循環を招いてしまう

そんなときに逆に必要だと思っているのが・・・

『何も考えない時間をあえて作ること』

これは、理屈ではなくなんだかストレス過多だと感じたときに、ランニングをしたり、海に行ってボーッとしたり、キャンプに行って焚き火をただ見ているだけの時間を過ごしたり・・・そんなことをしている自分がいますね。

これを専門的な言い方だと『デフォルトモードネットワーク』という言うそうで、何も考えないことによって、その神経回路が活性化される。

脳というものは何も考えていない時間に実はけっこう活性化されていて、情報の整理整頓機能が高いレベルで働いているらしい。

ちょっと脳科学の視点でお話しすると、この回路は脳全体にまたがる創造性やひらめきに関係した部分。また自己理解や展望記憶といった未来のイメージの処理も活発になるため、自分の今の状態を整理整頓して未来のプラスにつながっていく。

悩みが多い人やストレスの蓄積レベルが高い人の共通項として自分が感じていることは・・・

『自分の頭の中がごちゃごちゃしていて整理されていない状態のまま過ごしてる』

だから、コンサルやコーチングの現場では、対象者の頭の中を対話をしながら一緒に整理していくことを大切にしています。こちらが良かれと思って「こうしたほうがよい」とか「これをするべきだ」と言ってもご本人が納得していなければそれはただの指示であり、その状態が指示のストレスを招くわけですから・・・

いわゆる先生業と名の付く仕事をしている人達は、私も含めてなんですが、そこを勘違いしてはいけないと昔はよく後輩に伝えていた記憶がありますね。

そして、それぞれ整理された現状と課題に対してポジティブな行動につながるきっかけを与えるちょっとしたアドバイスとか情報を提供することで、今までのそれらは悩みではなくストレスの原因ではなく、次に向かうモチベーションにつながっていく。

基本的には上記のようなプロセスを私のような第三者の力を借りなくとも、自分自身でできるようになれば、悩みやストレスのネガティブ思考循環の罠にはまらなくて済むということですよね。

自分の頭をむりくり整理しようとするよりも、少し窮屈な状態から脳を開放させてあげる時間をとってあげることによって、脳の整理整頓能力を活用するということ。

自分の場合は、今日のようにランニングとか海とかキャンプとか、自然と触れ合うことによってデフォルトモードネットワークが活性化されている自分を体感的に感じることができます。そんな一般的に言う、リラックスタイムを通じて、ネガティブ循環をポジティブ循環に転換するきっかけとする。

あと、こんな記事を書いていてふと思ったのが、自分の場合、シャワーを浴びたりお風呂にゆっくり浸かっているとき、あとは寝るために布団に横になっている時間やたらとアイデアがひらめいたり、自分が近未来にやりたいことにイメージが湧いてきたりすることが多い・・・これはつまり、デフォルトモードネットワークが活性化されている時間なんだと実感しています。

あと、たまに何も考えないで進められる作業をしたくなるときもある・・・

車の洗車(土日のどちらからは必ずやっています)靴磨き、靴洗い、皿洗い、洗濯を干す、たたむなど。その時間もある意味、自分の中での大切なデフォルトモードタイムなんだと思いますね。人間ってナチュラルに本能的に必要なことが脳的にもカラダ的にもわかっているということでしょう。

基本的に、シンプルに考えると人間は以下のプロセスを通じて何かを行っているわけですよね。

①入力(インプット)

②整理整頓(自分なりの解釈と翻訳)

③出力(アウトプット)

インプットした情報やインプットされた相手からの刺激に対して、自分自身がどう解釈してどう翻訳していくかが整理整頓のステージなわけですが、ここの機能をレベルアップすることで、悩みが悩みでなくなったり、ストレスの蓄積が軽減されたりするので、アウトプットの内容をポジティブな未来につなげていくことができるわけですよね。

逆に、日々入ってくる情報や刺激の解釈や翻訳がネガティブな方向付けをされる時間が多いと、それがストレスの蓄積の本質的な原因だったりするのかなと思います。同じ入力なのに、悩みやストレス度は人によって大きく差があるのはそのあたりの差から生まれているのではないでしょうか。

もちろん、真剣に集中して考えながら整理するという時間も必要です。そんな時間には、『セントラルエグゼクティブネットワーク』という神経回路が活性化されるそうです。この2つのネットワークをスイッチのオンとオフのようにバランス良く切り替える。その切り替え力によって、入力から出力に至るまでのプロセスの質を高めることができるのではないでしょうか。

集中タイムとリラックスタイムのバランス調整を上手くすることで、日々の入力に対する整理整頓機能を高めていくこと、そんなことを意識しながら日々過ごしていかれると、出力が今よりポジティブに転換していけるのかなと思って、悩んでいる方やストレス過多を感じている方にはそんなことをお伝えすることもありますね。

人として出力のレベルを高めていくことがまわりに伝わりやすくわかりやすい成長ですから、成長のための大切なプロセスだとも思っています。

なんだか人生が上手くいっている人って、時間の切り替えと言いますか、やるときはやる、休むときは休むといった集中とリラックスの時間の使い方が上手い人が多いと思いませんか?

芸能人で言えば、ヒロミや所さんみたいな感じ。仕事と趣味をバランスよく時間調整できて、いつも楽しそうに過ごしている。自分もそんな生き方を1つのモデルとしてはいるので、ネットワーク回路の活性化バランスを大切にしていきたいと思います。

ぜひ、皆さんもいつも考え続けていたら脳が疲れてしまうので、何も考えないデフォルトモードタイムを自分の時間軸の中に組み込んでいくことで、悩みやストレスの原因を上手に整理できる機能を身に着けてほしいと思います。(そんなことを言っていますが、自分もまだまだ道半ばです)

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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