こだわりと柔軟性の共存が成功ポイント? ~自分自身に新鮮で刺激的なインプットタイムを課す~
- 2025.05.30
- MESSAGECONSULTINGPERSONAL COACHING
真逆にトライ&チャレンジ 対極を知る こだわりと柔軟性 異から学ぶ
明日は、子ども達の小学校の運動会の予定ですが、天気予報からすると雨予報になっているので、順延になりそうですかね。
さて、昨日は東京にある幼稚園の理事会に参加してきました。そちらの学校法人の監事をさせてもらっているので、監査報告もさせていただきました。今年度で、今までの借入金もすべて返済完了し、経営数値的にも更に収益増が見込めるとても良い結果と未来イメージが持てています。
一通り、主要な議案が終わって、雑談タイムのときに・・・
コロナの影響で令和5年、6年度の園児募集が下降ぎみだったのですが、令和7年度の園児募集はV字回復して、お断りした園児さんもいる中で、雑賀さんから一言と理事長にバトンを渡されました。
実は、私が船井総研時代の20代後半くらいにコンサルティングサポートしていたこの園。今は法人の監事という立場で経営に携わっているわけですが、20年以上のこの園の歴史を見てきました。そんな背景を踏まえて簡単にお伝えしたのは・・・
『こだわりと柔軟性の共存』というお話。
私が出会ってきた人やコンサルティング活動の経験値の中でうまくいっている、成功している人や組織の共通ポイントだと思っていることです。
歴史の中でこだわり抜いてきたスタイルも、先入観や思い込みに過ぎないことがある。
時代は常に動いていて地域の家族のライフスタイルや子育てスタイルも大きく変化している。だから、歴史の中で積み上げてきたものを今の時代に合わせて、再確認、再認識、再調整してみるとよいのでしょう。
大木も太い幹と枝で成り立っているわけですが、
自園の太い幹はこのままでよいのか?何を守り、何を変革して進化させていくのか?
枝も腐ったものは排除(カット)して、強く伸びる枝を見逃さずの更に伸ばしていく!!
それが、こだわりと柔軟性の共存の意味になりますかね。
こだわりがいつの間にか”頑な(かたくな)”になっていることに気付いていない人たちがいる。
悪い意味での意地みたいなものが、正しい判断の邪魔をしているケース。
客観的にその人を見ていると、
『自分が正しくありたいという思いが強すぎる』
と感じることが多いですね。でも・・・
『正しさって頑なに変わらないことではなくて、柔軟性を持って思考の枠を広げて、適時適正に変化(進化)していくこと』
なんだと思います。
いつの間にか無意識に捉われている「先入観や思考の枠」を自分で取っ払うことが簡単にできたらよいのですが、口で言うほど、簡単なことではないかもしれませんね。職業柄、相談に乗りながら、リフレームのお手伝いすることやきっかけを与えることは多いですかね。
人間って知らずのうちに考え方が凝り固まってしまうことがあります。そんな心と頭のシワみたいなものを伸ばすことも意識的にしたほうがよいでしょう。
自分なりにそんな「先入観や思考の枠」を取っ払うために心掛けていることは何か?
①『異から学ぶ』
異業種、異年齢、異文化・・・そんなところから学ぶことで、モノゴトを考える尺度を広げることが必要ですよね。”井の中の蛙”という言葉があるように、今自分が置かれている環境や職場だけの経験則に対する良い意味での”恐れ”や”疑念”を持つことも大切ではないでしょうか。
自分も若い頃に自分なりにはベストの判断をしていたと思っても、経験を積み重ねたり、異から学んだりすることで、そのときの判断は今思えばぜんぜんベストでなかった・・・なんて振り返ることもしばしばありますね。多かれ少なかれこのようなことは誰にでもあることでしょう。
②『対極を知る』
同じことを見てもどう捉えるか、見解は人それぞれであり、保守的な視点の人もいれば、革新的な視点の人もいる、悲観的な視点、楽観的な視点・・・
ビジネスという世界でも、めちゃくちゃ繁盛しているお店もあれば、ほとんどお客様が入っていないジリ貧のお店も存在する。同じビジネスフォーマットでもそのような現象が発生している場合もある。なんでそんなことが発生しているのか?そこを紐解いていくところに大きな学びと成長のチャンスがあるんですよね。だって、その因果関係がわかれば、自分がジリ貧にならないような心がけと準備ができるわけですから。
つまり、対極を知るということは、世の中に数多く存在している分類の幅と深さを知るということ。この幅と深さをインプットする感覚こそ、凝り固まった思考をほぐしていくポイントになるでしょう。
③『真逆のことにトライ&チャレンジしてみる』
生活や仕事の中でルーティン化されているようなことに対して、あえて真逆をやってみる。
例えばデスクワークで頭を使ってばかりいる人は、身体を動かす時間をとる。同じ場所にいつもいる人は、あえば遠い場所にでかけてみる。お気に入りのブランドやお店でいつも買い物や食事をしている人は、新しいブランドやお店を開拓してみる。インドア派の人は、あえてアウトドアタイムを多くしてみる。
マインドアップ系の研修や講義の中で・・・
『新しい体験と知識が成長を加速させる』
というメッセージをお伝えすることがあります。逆の言い方をすれば、同じことを繰り返しているだけでは成長しないということでもあります。これは、凝り固まってしまった思考の枠がとっぱらわれるような刺激的な体験が少ないと成長しにくいということなんだと思います。
上記の①②③で共通していることは・・・
『常に自分自身に新鮮で刺激的なインプットタイムを課す』
ということなんですよね。
同じ場所、同じ人、同じやり方・・・そんな環境の中で時間を過ごしていると、刺激が鈍化したり、弱かったりするので、いつの間にか、悪い意味で思考の枠が凝り固まってしまう。そしてそんな自分の状態に気づくチャンスをも失ってしまう。
常に変化する時代の中で、こだわりと柔軟性の共存を的確なバランスで調整をしていくことが成功している人のポイントなのかなと感じますね。そう言っている自分自身もバランスを気を付けながら生活していけたらと思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。