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目標を達成するための行動パターン改革?? ~人に言われた目標よりも、自分で設定した目標~

先日の我が家の会話・・・

息子:『ノートを買ってほしいんだけど』

父親:『なんで??』

息子:『サッカーノートをつけたいんだ』

それは、良いことだと思ったので、早速ノートを買ってあげました。

ちょっとしたヒントになるかなと思って、大谷翔平選手が高校時代に自分の部屋に貼っていつも見えるようにしていたということで有名な「マンダラ式チャート」を見せてあげたところ・・・

自分なりに少しアレンジして、チャートを作ってみたようです。(少しだけアドバイスはしました)

マンダラ式チャートは、検索すれば画像もでてくると思うのですが、

①中心に9個のボックスをつくり、ど真ん中のボックスに自分の成し遂げたい最終目標や夢を書く。

②そのまわりの8個のボックスにその目標や夢を達成するために必要だと思う大事な要素をそれぞれ書く。

③その8個の要素を更に深堀りして、要素を高いレベルで実現していくための要素に分解していく。

大谷選手は、マンダラチャートのど真ん中には「ドラ1 8球団」と書いています。つまり、ドラフト1位で8球団から指名されることを当時高校生だった自分の近未来の目標と設定していたわけです。そのために必要な8個の要素は・・・

体づくり、コントロール、キレ、メンタル、スピード160㎞、人間性、運、変化球

例えば、人間性を高めるための要素として整理されている8個のワードは、「愛される人間」「「信頼される人間」「思いやり」「感謝」「感性」「計画性」「礼儀」「継続力」といった感じ。

つまり『ドラ1 8球団』という目標を実現するために、合計64個の要素を常に意識しながら時間を過ごすということですよね。

我が息子も64個とまではいきませんが、サッカー選手になるための大切な要素を24個考えたみたいですね。これをコーチングの領域などでは、『チャンクダウン』と言いますかね。

大きな、ザクっとした目標の塊をほぐしていくという意味になります。自分の場合は「因数分解」という言葉をよく使いますが、分解すればするほど、具体的な行動項目になりやすいわけです。

コンサルティングの現場でも目標管理という視点でアドバイスをすることは多いのですが、目標が具体的であること、そしてそれを達成したイメージが本人にとってポジティブであることが大切。

もちろん、大谷選手も我が息子も自分がなりたい姿をイメージしてそこに想いを巡らせながら書いているので、その時間はとてもポジティブな時間。

コンサルティングの現場において、個人セッションなどを行うときに、目標が漠然としていてなんとなくというような感じの人もいるのですが、そんなときは、より具体的にするために、数値化したり、期日を設定したり、そして達成するまでのプロセスや達成後のイメージが鮮明に描けるようになるまで話をしながら導くというようなサポートをすることは多いですかね。

自分では『目標のパワー』とお伝えしていますが、ビジョンや目標を明確化するだけで、人のパフォーマンスが1.76倍にもなるというデータがあるらしいです。そこは素直に聞き入れたほうが賢いですよね~

イギリスの心理学者であるリチャード・ワイズマンが行った5000人以上の人を対象にした目標達成に対する調査があるのですが、達成できた人達の特徴として以下のような項目を上げています。

①小さな目標にブレイクダウンすること

②目標について人に話したり宣言したりする

③目標達成したときのプラス面をイメージする

④自分にご褒美を出す

⑤進捗状況を記録する

確かにそうだなと思いますね。

目標達成までのプロセスを細分化して、果てしない目標を現実の範囲で達成イメージがわくレベルにしてあげることが大事ですよね。そうすることで、『できそうな気がする』という精神状態を作り出すこともポイントでしょう。

人に伝えたり、宣言することで、『やらざるを得ない状況』を自分に課すという意図的なものもあるのかなと思います。なんだか自信がないときって、自分の心の中だけで人にその目標を打ち明けたりしませんからね。

ゴールしたときの達成感にフォーカスしている人と、ゴールまでのプロセスの大変さや苦労の方にフォーカスする人なのかで差がつくのは当然なのかなと。ポジティブマインドで良い意味で楽観視できる人のほうがいいということです。

自分へのプチご褒美については、大変さや苦労のプロセスを少しでもポジティブに乗り切るための工夫と捉えたらよいのでしょうか。これって、自然と無意識にできている人も多いのかなと思います。

このステージを乗り越えたら、美味しいご飯食べに行こう!!
この中間目標をクリアした時点で、リフレッシュ旅行に行こう!! とか

例えば、ダイエットの1つの効果的手法としてレコーディングダイエットがありますが、これはまさに進捗状況の記録そのものですよね。

まあ、総括的に言えることは、目標や夢に対してネガティブに捉えながらそのプロセスを進めていてもうまくいかないということでしょうね。

だからこそ、大前提として大切なことは、

『人に言われた目標よりも、自分で設定した目標であること』

我が子もそうですが、自分でサッカーノートを書きたいという前向きなモチベーションで、マンダラチャートをヒントに、目標達成のために必要な要素を分解してある程度具体化するところまではできたようです。

これからは、その内容を日々の行動レベルの変革や改革につなげていくことができるか否か?

ここが目標達成できる人とそうでない人の大きな分かれ道なのでしょう。

脳科学の分野の学びでは・・・

人間は無意識レベルの思考や行動パターンに操られて生きている。だからそのパターンをより良いパターンに変革していくことで、成長できたり、目標達成できたりする。そのためには、意識をして変革につながる行動を継続的に行っていくことが重要。そのプロセスを経て、目標達成や夢実現につながりやすい良質な行動パターンを増やしていくことができる。

そんなふうに教えてもらったわけですが、マンダラチャートのノウハウのように、常に自分の意識を高く保ち、その意識をベースにした行動を継続することで人間はよい方向に進化する。そして目標実現に近づいていく。そういうことなんだろうと思います。

さあ、我が子がこれからどのレベルで行動変革をしていけるのか?

ちょっと楽しみに見守りたいと思います。

今日は、我が子が自分の意思でスタートしたサッカーノートの1ページ目を見た感想を踏まえて、メッセージを書いてみました。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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