2倍の価格で売るには何を変えなければならないか? ~思考と工夫と業績のマンネリ化を打破し続ける~
- 2026.03.02
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業績アップ 売上アップ 価格設定 ブランディング 利益アップ

3月に入り、今年度も残り1か月を切りました。
経営コンサルタントとしての活動の中で、あらゆるニーズやオーダーに対応してはいますが、やはり基本的には、その会社や組織の業績アップというものがメインとなります。
業績アップといっても、いろいろなアプローチ方法があるのですが、基本的には・・・
『売上&利益アップをどうしたら実現できるのか?』
という課題に対する施策を検討して手を打っていくことになります。
その中で、『価格設定』という検討要素がでてくることも多いのですが、その業界の中やこれまでのやり方や慣習に埋没していると、その部分の発想や考え方も凝り固まっている方が多いなと感じることがあります。
いわゆる、商品やサービスの価格というものには、相場やスタンダードや平均値というものが存在するわけですが、なんとなくそのあたりで価格設定している方々も多いのではないでしょうか?
そういう方の特徴や傾向で感じることは何か?
『平均や最大公約数をセレクトするクセ』
ある意味、これは人間の心理でもありますよね。松竹梅理論などもありますが、多くの人が真ん中をセレクトしますからね。そしてそれが悪いということではないのですが、上記の考え方の傾向がある経営者のお店や商品やサービスを見ていると、あらゆるものが平均値程度になっていることが多いような気がします。
その結果として、その他大勢と違いがあまり感じられないビジネスになりがちなんですよね。
そこで発想の転換が必要ではないでしょうか。
まわりと同じくらい、もしくは少し安くして・・・という発想から
『今までの2倍の価格でこの商品とサービスを売るには
何を変えなければならないか?』
まわりと同じくらいで、同じ価格だとどうしても思考が平均化しがちなのですが、思い切って、2倍の価格で売るというテーマが与えられたら、人の思考はそれまでの視点や視野では足りなくなります。
これが、とても大事な思考転換のポイントだと考えています。
2倍で売るというフックがあることによって、現状の商品やサービスを大きく見直して、更なる付加価値をどうしたら作ることができるかという発想につながっていくからです。
本来は常に上記のような思考を持ち続けることができて、それを経時進化させていくことができていれば、簡単に業績や売上って下がらないと思うのですが、人間ってマンネリ化したり、いつのまにか思考が摩耗していることに気づかなかくなっていたり・・・
『思考のマンネリ化が工夫のマンネリ化を招き、業績のマンネリ化につながる』
そんな感じですかね。1つの大事な視点は・・・
『いくら価格が高くてもお客様が喜んで購入してくれればそれは適正価格である』
ということ。
そこに挑戦していくプロセスがビジネスを進化させていく1つのポイントになると思っています。
ちなみに、わかりやすい事例で言えば、皆さんもよくご存じの
”ディズニーランド”の価格設定。
ちょっと調べてみました。
開業した1983年の1デーパスポートの価格が3,900円
そして、2021年から価格変動制が導入されて、2026年現在の1デーパスポートの価格が7,900円~10,900円になっています。休日に利用する方の人数のほうが多いので、おそらく平均値は10,000円くらいだと推察できますかね。
43年間で価格が2.5倍以上になったことがわかります。
もちろんいきなり価格を2倍にするというのはインパクトが強すぎる場合、長期的視点を持って、プライスアップしていく戦略が重要だという事例だと思います。
我が家も高くなったな~と思いながらも1年に1回は行けるようにとプランニングしている。
「高いからもう行かない」とはなっていないのが我が家の現実。
ちなみに、我が家の子ども達のランドセルは老舗ブランドと言われている『土屋鞄製造所』
そちらも同じような価格調整を行っていますね。
自分は以前からのファンで私の財布は土屋鞄の財布。(10年以上愛用しています)

10年以上使っていてもほとんど型崩れしません。革の柔らかさも維持されてカラーも色落ちせず、とても良い風合いに。商品力の高さを実感できる財布でとても気に入っています。(ちなみにこの財布は現在は取扱いがないようです)
ちなみに、数年前の奥さんの誕生日に、土屋鞄の財布をプレゼントしました。
いつもメルマガなどで商品チェックしているのでわかるのですが、10年前の商品プライスと比べると確実に全体のプライスラインが底上げされてきています。

でも、次に私が買うであろう財布は、土屋鞄のラインナップの中からセレクトすると決めています。
この2つの事例を単純に価格の視点だけでとらえてはいけません。
『時間経過の中で、ディズニーランドも土屋鞄も着実に多くのファンを増やし、ブランド構築をハイレベルで進めることができたからこそとれる価格戦略』
だということですね。そこがビジネスを進めていく上での大事なスタディーポイントでしょう。
中長期的に、その商品、サービス、運営組織のファンを増やし続けること。そして、ファンがある程度のボリュームまで増えてきたら、更なる上位層のファンに絞り込むための価格調整を行っていく・・・
おそらく、価格アップの部分で離れていった方々もいるけれど、それと引き換えにより強烈なファン層を維持することも実現しているのでしょう。
これがいわゆる『ブランディング』の本質ではないでしょうか。
価格アップ施策とブランディングはとてもつながりが深いということでもありますよね。
今日は、業績アップコンサルティングの現場から、価格設定という切り口をフックに、ビジネスブランディングの本質的ポイントについて整理してみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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