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リアルストーリーこそ最高のプレゼント&プレゼンテーション ~日本代表に感謝を込めて~

日本代表、クロアチアに敗れてベスト8進出ならず・・・残念。

PK戦まで持ち込みたくないななんて思いながら試合を見ていましたが、PK戦でのキッカーをあ~だこう~だというつもりはありません。だって、あのワールドカップの舞台で勝敗を決める場面でペナルティースポットに立つという究極の経験をしている人間なんて日本にほとんどいないのですから・・・

もちろん、選手には決めてほしかったですが、結果を素直に受け止めて、残りのワールドカップ期間を楽しみたいですね。

それにしても、開幕するまではあまり盛り上がってないな~と感じていた今回のワールドカップですが、日本代表の試合展開から日本全体がかつてないほどに熱狂したワールドカップになったと言えるでしょう。

ドイツにまさかの勝利、コスタリカにまさかの敗戦、そしてスペインにまさかの勝利!!

グループリーグ1位突破!!

ワールドカップ常連の優勝経験国に日本が勝つなんてこと今までは予想できなかったわけですが、今回のこの結果から次のステージへと突入したような気がしています。

私は、幼児教育や人材育成の現場のアドバイザーとして・・・

『人間の器は喜怒哀楽のふれ幅なり』

というメッセージをお伝えすることがあるのですが、今回の日本代表の4試合を通じて、日本国民そして選手も含めて、すごい”喜怒哀楽のふれ幅”を体感したのは間違いないですよね。

我々観戦している側は間接的な体感かもしれませんが、選手やスタッフにとっては、直接的な体感ですから、今回のこの喜怒哀楽のふれ幅がこれからの選手たちの器を大きく広げて成長するためのきっかけになることは間違いないでしょう。長友選手の”ブラボー”からスタートして、ベスト16で散った今回のストーリー。とても意義のある濃い中身だったと思います。

最後のワールドカップとなるベテラン組の涙、そして次のワールドカップに向かうためにこれからの日本を背負っていく若い選手たちの悔し涙・・・このリアルな歓喜と涙が人間を成長させていく

そして、間接的な体感であっても、日本国民に森保JAPANが勇気や感動というプレゼントを届けてくれたことも間違いないでしょう。我が息子もこのワールドカップの雰囲気や熱を自分で体感した結果として・・・

『小学生からサッカーをやりたい・・・』

『今年のサンタさんに頼むプレゼントは、日本代表のユニフォームで14番』

それ故の冒頭のユニフォーム写真(すでにサンタさんが仕入れ完了済み)

まさに、嘘偽りない自分達の目の前で起こったリアルストーリーが人の心を動かすということ。我が息子のように、自分の未来に対する前向きな勇気をもらえた日本国民は多いのではないでしょうか。

これは、物質的なものよりも価値のある最高のプレゼントだと思いますね。

日本を背負ってという立場もある中で、それぞれの思いの中で4年間準備してきたことをあの場面でカタチとして表現できたからこそ、伝わるメッセージだと思いますね。

研修や講演などのプレゼンテーションを通じて人に何かを伝えるということも自分の1つの仕事なのですが、今回強く思ったことは・・・

『リアルストーリーこそ最高のプレゼンテーション』

ということ。そのリアルストーリーの中に今回のように喜怒哀楽のふれ幅があればあるほど、そのストーリー自体が受けてにとっての最高のメッセージになるということですかね。より最高のプレゼンにつながるストーリーにはいくつかの条件があって・・・

すんなり簡単に進むのではなく、困難が伴ったストーリーであること

その困難に立ち向かう人達の努力や熱意が伝わってくるものであること

困難を乗り越えたときの喜びや歓喜が互いにシェアしやすいものであること

そんな条件がすべて網羅されていたのが今回の日本代表のワールドカップストーリーなのでしょう。それに加えて、以前にはなかったYoutube等のメディアに進化もあって、試合前のミーティングで森保監督が選手たちに発信しているメッセージや、ハーフタイムや試合後の選手たちの様子もリアルに映像で発信されているからこそ、よりリアリティーレベルが高まったという効果もありますよね。

今回のワールドカップに向かう準備段階から選手選考、そして本番の4試合を通じたリアルストーリーが観ている人々に与えたものはすごく大きいのかなと思いますし、良質なプレゼント&プレゼンテーションになったなというのが、自分が強く感じたこと。

そして、日本代表の選手たちだけではなく、日本の応援団が会場のゴミを綺麗に片付ける姿、試合後にスタッフがロッカールームを綺麗に整理整頓して、折り鶴を折って感謝のメッセージを添えるという姿・・・そんな姿が世界各国へ配信されることで、これもまた世界的規模のプレゼント&プレゼンテーションにつながったのではないでしょうか。

世界各国の人々から賞賛され、それを真似る各国の応援団、そして各国のチームへと伝播していくシーンを見て、なんだか日本人として誇らしい気分でもありました。今回のワールドカップの4試合を通じて世界のサッカー界における日本代表チームのステージを高めることができたと思いますが、それだけではなく人間として大切なことを日本人の姿を通じて発信できたこともとても素晴らしいことではないでしょうか。

試合後のインタビューでキャプテンの吉田選手がこんなメッセージを発信していました。

『多くの子ども達がこの試合を見て、サッカーに夢をはせて、ときめいて、また、サッカー選手になりたいと思う子ども達がが増えて、その子たちが、いずれワールドカップへ出て、この壁を破ってくれることを期待しています。』

う~ん、こういうことを発信できるキャプテンがいるチームだから、今回の良い結果につながったのかなと、おそらく森保監督もそのようなメッセージを普段から伝えているんだろうなと。

我が息子は、試合が終わったあと・・・

『ワールドカップにでると決めた、そして優勝する・・・』

なんてとてつもない発言を軽々しくしちゃっているのですが、そうやって人に言われたことではなく自分の意思で夢を馳せるものを持てたということは子ども達にとってとても大切なことですよね。

当たり前のようにベスト8に入っていくチームは、こういった歴史の積み重ねが日本とは違うのかなと思いますが、今回でそのステージに日本が突入した、つまり強豪と世界が認めるレベルになるためのファーストステージに確実に立ったのかなと個人的には捉えています。

でも、あくまでまだファーストステージですから不安定ではあるので、これから更に良き改革や改善を進めていくことで安定度を高めていくのがベスト8に入るためにポイントになるのかなと。

我が家の子ども達2人も早めに寝て、眠い目をこすりながら起きてきて、熱狂しながらPK戦の最後のシーンまで見たことは今後も忘れることはないでしょう。

自分も小学2年生からサッカーをスタートしましたが、あらためてサッカーっていいなと感じることができましたね。まだ、ワールドカップは続き、これから強豪国のガチンコ勝負という一番見ごたえのあるステージになっていくわけですが、日本代表のベスト16進出というリアルストーリーを受けて、自分なりに感じたことを整理させていただきました。

日本代表チームの活躍と躍動に感謝を込めて。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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