先延ばし&後回しグセの末路 ~その癖があなたの運気と信頼感をどんどん下げていく~
- 2025.07.02
- PERSONAL COACHINGMESSAGECONSULTING
人それぞれの時間軸があり、人それぞれの時間管理の感度の違いがある。
最近、日々の仕事や生活の中で人による時間軸や時間管理の感度のギャップを強く感じる機会が多いので、今日はそんなテーマでお伝えしたいと思います。
『運の良い人は、すぐにやる。運の悪い人は先延ばしにする』
これは、脳科学の勉強会でも教わったことなのですが、
フローが制限されてしまう最大の習慣は?=『先延ばし』
だそうです。(フローとは良い状態が継続すること)
先延ばしを英語では「Procrastination」を表現するのですが、その表記を分解するとPro(積極的に)crastination(明日にする)となるらしいですね。
今やるべきこと、やれること、すぐに終わることを明日でいいか・・・と先延ばししているとき、それは自分の運を下げる行為そのものということ。
『先延ばしグセ後回しグセが、あなたの運気をどんどん下げていく』
ということなので、自分ももちろん完璧にとはいきませんが、なるべくできること、やるべきことを、先延ばししないように日々気を付けて生活しているつもりです。自分の目の前で、誰かが何かを先延ばしにしているシーンを見かけると、余計なお世話かもしれませんが、その人の運気が下がっていくイメージを持って見てしまいます。
全員とはいいませんが、成功している人とかまわりからの評価が高い人の多くが、リアクションが早かったり、初期対応がスピーディーだったりという傾向がある。
時間管理やタイムコントロールのテーマで、コンサルティング現場でレクチャーをする機会はそれなりにありますが、やはりそれは、人によってそのスキルや力量に差があるからでしょう。
現場でよくお伝えするのは・・・
『すぐにできることを後回しにしない』ということ。つまり・・・
『即行・即処理グセ』を習慣化してほしいということ。
例えば、誰かから仕事の日程調整の連絡がメールできたとき、自分のスケジュールを確認して空いているかどうかを判断する時間は数秒でできる。そして、その回答を返信するのも1分か2分程度もあればできる。
つまり、リアクションにかかる時間は、3分程度あれば十分な案件ですよね。でも、人によってはその返信タームが、1日かかる人、3日かかる人、1週間かかる人・・・
実際にはその人によってリアクションスピードに大きな差異があるのが現実ですよね。
私も月ごとにご訪問しているコンサルティング先との日程調整の連絡をする機会が多い。もしくは確認&検討事項についてメールしてその返答を待つという状況もよく発生します。
正直、その際のリアクションスピードも相手によってぜんぜん違うんですよね~
1回のメールでは返信がほとんどないので、ラインも活用して催促しないと、返信が得られない人もいます。すぐに確認して次のフェーズに進みたいのに、返答が3日経過しても、1週間経過してもないから、進捗保留になってしまう状況も発生している。
実際には、いつも返信が早い人と、いつも返信が遅いい人がいるというのが現実。このリアクションスピードによる相手への印象の違いは皆さんも実際あるのではないでしょうか。そのような観点で人の評価を自然としている人もいるのではないでしょうか。逆に言えば、自分自身もそうやって評価されていると考えたほうが現実的でしょう。
正直なところ、リアクションタイミングがこちらのイメージや感覚とずれ過ぎる人には、こちらの仕事のリズムやスピード感も崩されてしまう・・・それが重なるとイライラしてきますよね。
ちょうどタイムリーな話ですが、先ほど子どものサッカーチームの練習試合のお誘いで横浜のチームからLINEであって、7月・8月は熱中症対策でチーム方針として対外試合はなるべく控えるという考え方があるので、我々のチーム代表の人に相談LINEをして待っていると、1分後には返信があり、具体的な示唆がありました。そして、その内容を連絡をいただいたチーム代表の方にこれから返信する。このようにリアクションスピードが同じ感度でつながっていると本当にやりとりがスピーディーだと感じます。
このやりとりを、数日かけてやる人達もいれば、ものの10分程度で完結する人達もいる。これが重なっていくとかなりのタイムラグになりますよね。先延ばし・後回しにした案件が積み重なっていく。そんな時間蓄積の末路として発生するのは・・・
『頭の中がぐちゃぐちゃになって整理整頓しにくくなる』
『それと同時進行で時間のコントロール感を失いがちになる』
『その結果として多くの案件に対して、ごてごての対応になる』
『そのプロセスを通じて、まわりからの信頼感が下降していく』
『そのプロセスを通じて肉体的にも精神的にも不安定になる』
頭の中がごちゃごちゃでごてごてになっていくと、その案件そのものをすっかり忘れてしまうことも多くなります。もちろん、不安定な状態で日々過ごしていますから、地に足がついていないですから、仕事や業務のパフォーマンスもクオリティーも低くなる。そんな悪循環スパイラルに。
特に、単独業務ではなくチームプロジェクトや人とのつながりの中で発生する先延ばしや後回しは、チーム全体、相手に対して直接的に迷惑をかけたり、損失を与える行為なので、それが続くと信頼感はどんどん下降していくわけです。
自分が今対峙しているリアクション対応やスピードが、
『チーム全体、相手に対して直接的に迷惑をかけたり、損失を与える可能性がある行為』
だという認識レベルの差は大きいのかなと思うのです。それをスポット的な対応として軽く捉えている人ほど、先延ばし・後回し傾向になりがち。
そして、自分のいない場所では、『あの人は信頼できないと・・・それは・・・だから』と言われるようになってしまう。そんな末路が待っているわけですよね。更にそれで相手から怒られたり、クレーム発生したりすると自分自身のメンタルなどにも悪影響が・・・
でも、それって元をたどれば、自分のせいですよね。
自分のリアクションスピードの遅さによって、相手のリズム感やスピード感を崩してしまったり、仕事全体の進捗を遅らせてしまったりすることは、社会人として信頼度を下げる要因になります。
自分自身も気を付けながら過ごしていきたいと思っています。
皆さんも自分自身の不安定や悪循環の根源的原因が、日々のちょっとした意識の持ち方で改善されていくことはあると思いますので、自分のちょっとしたクセや傾向などについても見つめ直してみるといいかもしれませんね。自分では気づかない間に、まわりからの信頼を失うようなことは避けたほうがよいと思いますので。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。